アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

京都 山崎へ染と織に会いたくて

2015年02月23日 | 展覧会を観る
土曜日のほぼ日手帳のワークショップのあと、せっかくだからどこかに行きたくて
見つけた展覧会に行ってきました。

  志村ふくみ 源泉をたどる
  アサヒビール大山崎山荘美術館

京都駅からJRに乗って約15分、降りてから踏切を渡り、結構な傾斜の坂を
「サル出没注意」の看板を見ながらゆっくり歩いていきます。

途中の高台からの景色


こっち、こっち!


そしてトンネルを抜けて


少し歩くとたどり着きます

展示はもちろん、とても雰囲気の良い美術館でした。建物や内装、調度品も
とても素敵でした。渡りの階段を降りたコンクリート打ちっぱなしの
円形の展示室もいいですね。クロード・モネの睡蓮を観ることができました。
なるほど、安藤忠雄の「地中の宝石箱」という名の空間なんですね。
オランジュリー美術館を思い出したのは、きっと私だけではないですね。

志村ふくみさんの染めを直接見る機会があったのは本当に嬉しかったです。
蘇芳の赤はやっぱりすごいなと思いました。他の優しい色や織のデザインも
じっくり見ずにはおれませんでした。

今までいろいろ本で見てはきたけれど、やっぱり違いますね。


心に感じたものは、そのまま心の中にしまっておきます。

帰りに気付いた、看板。

これもじっくり読んでしまいました。
もう一度大好きな『国盗り物語』を読みなおそうかな。

この道を歩きながら、「山崎なのにサントリーではなくアサヒビールなんだ」って
つぶやいたのも私だけではないですね、きっと。

そして、帰りの京都駅。とってもとっても久しぶりの京都だったので、
こんなになっているんだとびっくりしました。



階段のイルミネーションは下から見上げてももちろん綺麗だけど、

上から見下ろしても、手すりに写った照明と、ほんのり階段の表面に映る照明が
綺麗でした。


有意義な1日ではあったけど、かなり疲れてへとへとでした。
でも横浜に通い慣れてしまっている私には、久々の京都の感想は
「すごく近いな~」でした。あっという間にうちに着きました。
コメント (2)
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