アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

夏の終わりの信州で その1

2014年09月14日 | 本づくりのための横浜物語
   私はやっぱり山ドライブが好きだ

8月半ばくらいから、ずっと山に行きたいと思っていたけどなかなか行けず、
無理すれば行けそうな時も、ぐっと我慢してこの日に備えていた。

中央道で山へ向かう。天気は最高 3連休の初日で車は多いが、
たいした渋滞はなかった。1度だけアイドリングストップした程度

そして朝8時半にうちを出て、157円/Lのガソリンを入れ、高速へ。
気が滅入るほど途方もなく長くて苦手な恵那山トンネルを抜け、ちょっと
安心して初めての休憩を入れ、栗羊羹もなかアイスを食べる。次に駒ケ岳で
2度目休憩をし、11時45分に伊那市駅到着。ほぼ予定通り

その途中、私の気持ちが一番盛り上がったのは、中津川の落合付近を走って
いる時だった。前方と右手に大きな山が現れ、空との境目がくっきりして
とっても緑が綺麗 もちろん大きな声で歌いながら、本当に気持ちよく
ドライブができ、1行目の気持ちがバーンとわいてきたのです。
季節や時間にもよるのでしょうが、私だけの新パワースポット発見!

ちなみに、列車で来た方々の中で数人、途中、信玄餅アイスを食べるか
迷ったけど買わず、私の栗羊羹もなかアイスの話を聞いて後悔したという。
みなさん、旅先のグルメは迷ったら「買い」ですよ!


仲間と合流し、お昼は美味しい十割そばを。薬味はなじみのネギとワサビの他に、
大根おろしと焼き味噌が付いていた。こちらではこういうものらしい。
車で走るとそば畑がいっぱいあり、

そばの花
振り返ると伊那の広大な風景が見えた。


そのあと、夕方まで工場で製本実習。本当は立ち仕事なんだけど、朝から腰痛が
ひどく、立っているのがつらくなり、途中で座らせてもらった。ちょっと悔しい
でも経験から無理は禁物と知っている。翌日もあるしね。

工場で、親方と約束をしていた「私の作った本を見ていただく」ことができた。
ココちゃんのフランス語版の和綴じ本。私の一番の代表作となると、やはり
これになる。思いがけず、紙が素晴らしいと絶賛していただき嬉しかった、
というか、びっくりした。しっかり見ていただいてありがとうございます

その親方が作っているという和紙の過去帳。工場に差し込んだ午後の光の中で
たたずんでいる姿が美しかったので撮ってみました。



そして、夜はおいしいオーガニックカフェで立食。昼間は日差しが強くて暑く
感じたけど、夜になるとさすがに冷えてくる。でも、外のデッキテラスで、
キャンドルの明りが灯る中、座布団に座り本作り仲間といろんな話をして、
とても充実した時間を過ごすことができた。私の和紙のこと、仕事のこと、
いろいろ話を熱心に聞いていただいて感謝。少ししゃべりすぎちゃったかな
(昼も夜も食事の写真がないのが私らしい

その2へ続く
コメント
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