アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

『アンパンマンの遺書』を見つけて

2013年06月05日 | 映画と本とドラマ
私は図書館をよく利用する。区の図書館や、大学の図書館。
うちにはたいてい常時3~5冊の図書館の本が置いてある
(もちろん、ちゃんと借りて、ちゃんと返すものです)

最近、区の図書館で偶然『アンパンマンの遺書』やなせたかし著・岩波書店
を見つけた。


アンパンマンは私が幼稚園のころから身近にあったけど、アニメ化されたものは
ほとんど見たことがない。もちろん主題歌は知ってるけど、細かい登場人物の
ことは分からない。そして、この本には、アンパンマンの内容ではなく、作者の
やなせさん自身のことが詳しく書かれていた。

やなせさんがどんな経験をされて、どうやってアンパンマンが生まれたか
について書かれていて、それは知らないことばかりだった。その中でも、
やなせさんがどんな風に仕事をしてきたかについてとても興味深く読んだ。
仕事についての葛藤が書かれている部分は本当に共感できることばかりだった。

私のこれからの仕事に、いい刺激を与えられたと思う。


それから、アンパンマンにはもう一つ古い思い出がある。

1996年に四万十川が見たくて、四国を車で周ったことがある。
先日FMのアヴァンティについてのブログにも少し書いた。

オートキャンプ場に泊まっていたが、最終日はちゃんとホテルに泊まろうと思い、
高知県香美市香北町にある「ピースフル セレネ」というホテルに1泊した。
セレネは月の女神という言葉だけに魅かれて。

ちょうどその時、そのホテルの隣に「アンパンマンミュージアム」が建設されていて
もう少しでオープンというところで、まだ入ることができなかった。
今、その時のことを思い出して、近いうちに再び高知を訪れて、ぜひ行ってみたい
なあと思っている。


ちなみに、その時のことを描いたスケッチブックがある。
下手なイラストとちょっとした文が書かれていて、その旅のイラストの横に
「今が一番幸せな時かもしれない」と書いてあった。


      その答えは まだわからない。
コメント
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