ほくそ笑まれた理由・・の話

この画像は、本文とは全く無関係です。



昨日、強風の中を自転車に乗っておりましたら
同じく自転車に乗った女性の帽子が
風で飛ばされているのを目撃し
思わず、自分の頭に手をやったのですが
私の帽子は、びくともしていないことに気づきました。

信号待ちをしている女性が必死で帽子を押さえているというのに
自転車をこいでいる私が何故に無事なのか！？

そうです。頭の大きさに原因があったのでございます。
無理矢理被っているので抜ける余裕がないと言う訳でございました。
チャンチャン。


さてさて

前髪が伸びてくると、非常にウザったく感じてきて
日頃温厚な私も、目に入りそうな前髪にイライラが募ります。

ヘアピンを使うと朝苦心惨憺して作ったいい塩梅のカールが
ペチャンコになってしまうのが嫌で
誰に見られる訳でなし
カーラーをひとつだけ巻いて過ごす術を編み出しました。
カールも維持できるし、一石二鳥でございます。

すっかり術が身についてしまうと
カーラーを付けていることすら忘れてしまうのが難点でございまして
突然の訪問者には、要注意でございます。


昨日、昼食後睡魔に襲われておりましたら
玄関のチャイムで、うつつに引き戻され
慌てて玄関の扉を開けに行きましたら

町内会費を集めにきた近所のおばあさんが立っておられました。

そして私を見ると、何やらほくそ笑んでおられましたが
何も言わず、任務を遂行されたのみで去って行かれました。

カーラーを付けたままだったわけでもないし
なんだ！？あのほくそ笑みは・・

と鏡に映った顔を見ますと

ぎゃ～！なんじゃこりゃ～！

顔面にギザギザカーラーの跡がしっかりと付いていたのでございます。

ほんの少し、まどろんだだけのような気でおりましたが
実際は、何時間もしっかり熟睡していたようでして
その間に外れてしまって行き場をなくしたカーラーが
ソファーと顔の間に挟まってしまって
刻印のような深い傷痕を作っていたというわけでした。

そんな顔を見せられたらほくそ笑みもしましょうぞ。

もしも訪問者が友達だったら
指を差されて大笑いされたうえに
ノチノチの語り草になったことは必至でございます。

良かった。町内会のおばあさんで・・・いや、良くないか。
でも、まっ、見せちゃったものは致し方ありませぬ。

そんなこんなで、災いの元を成敗せねば！と
ここのところ、何かと忙しくて
伸び放題だった（と言っても短い）髪の毛をようやく切ることができました。

これでカーラーも不要となり
安心してお昼寝を楽しむことができる運びと相成った次第にございます。

めでたしめでたし。







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