隣の大家さんの話

私の家は、狭い私有地道路を挟んで８軒建つ一番奥に位置しており
両隣ともに、現在空家でございます。
北側の家は、借家となって久しいのですが
昨年の夏以降、住人のなり手がありません。
きっと、おんぼろ我が家より更におんぼろで狭いくせして
７万５千円というお家賃設定に無理があるのだと推測いたします。

ごうつくの誉れ高い大家さんにあらせられましては
値下げなどとんでもないと言ったところなのでありましょう。

その大家さん、とにかく感じの悪い御方でございまして
大家さんが草取り中に、初対面のご挨拶をいたしましたらば
挨拶を返すでもなく、いきなり

お宅、息子さんが二人いるそうね。
うち（隣の借家）が欲しいんじゃないの。
絶対、手放しませんからね。そのつもりで。

ときたもんだ。

私が働いていた頃、朝の出勤時に私の車を出すのに
草取りに来ていた大家さんの車が邪魔だったので
移動してくれろと低姿勢でお願いしたところ

草取りが終わるまで待って。

ときたもんだ。
　
きさま～！　人さまの出勤時間を狙って草取りに来るんじゃねえ！
・・・と、言えたらどんなにすっきりしたことでありましょう。

先日など、洗車中の長男のところへやってきて
バケツ一杯分の水をくれろと所望されたそうで
適当なバケツがなかったので、ペットボトルに水を入れようとしたら
そんなのじゃ役に立たん、と捨て台詞を吐きながら去って行ったそうで

長男もぶち切れておりました。

人間だと思うと、腹も立つゆえ
草取りのできるチンパンジーだと思うことにいたそう。
長男と語り合った次第にございました。

で、そのチンパンジー
もう一軒の空家、つまり我が家の東側の家＝先日までリフォームしておった家でございますな。

どうやらそこを買う気でいるらしいのでございます。

東側の家は、２軒あった家のひとつをリフォームして
残りの１軒分を取り壊して、駐車場にしたため
要するに、８軒あるうちの奥半分のうちの４分の３軒を
チンパンジーが所有することになるわけで
そうなると、ますます傍若無人ぶりなチンパンジーになることが予想されますゆえ
なんとしても、別の御方に買ってもらいたいところでございます。


なれど、こんな昔ながらのおんぼろちっくな家では
若い人は買わないし、さりとて年寄り夫婦だけには広すぎるし
なかなか適当な買い手がみつからないようでございまして・・・

チンパンジー王国の実現を思うと、浮かぬ今日この頃でございます。


が、しかし！

先ほど、見知らぬ訪問者がございまして
北側の借家と東側の売家について、いろいろと尋ねられましたので
もちろん売家の方を強力におススメさせて頂いた次第にございます。

借家の高いお家賃を払うよりも、売家の方のローン返済額がずっと少なく済むこと。
駐車場になっている部分に、もう一軒家を建てられること。
そして、何よりも隣人が素晴らしくイイ人であること

家が売れた暁には、手数料を頂戴してもいいほどのセールスぶりでございましたが
果たして、結末や如何に！？





嗚呼！ポンデリングを嫌いになりたい今日この頃・・・

免許証の写真の話

本日は、運転免許証の更新手続きに行ってまいりました。
前回の更新時には、フルタイムでバイトをしていたため
それまで即日交付をしてくれる都会の交付センターにしか行ったことがなかったのを
近所の警察署で手続きすることにいたしまして
写真撮影に行く時間も取れずにいたので、というか面倒くさかったので
いけしゃあしゃあと、1、2年前の写真を持参した次第にございます。

バレなければ御の字、バレちまったら撮りに行くだけさ、てな感じで
昼休みに、ちゃちゃっと手続きに行ったのでしたが
受付の女性に、撮影した日付を尋ねられ
（全員に尋ねる習わしであることをその時点では知りませんでした。）

まずい！バレテーラ、と内心ドキッとしながらも
昨日きょう撮影したものだと言うのも、厚かましいので
注意書きにあった通り、ギリギリの範囲内で
三ヶ月前に撮ったものです、と答えたのでしたが

写真裏面に月日を記入してくださいと言われ、咄嗟に暗算した答えが
三ヶ月を一日だけ超えており、
使用できるのは三ヶ月以内に撮影した写真ですから、と受付の女性は冷たいものでした。

たった一日くらい、おまけしておくれよ～と言いたいところですが
冬物の服を着て写っている写真が三ヶ月前の夏に撮ったというのは無理があるっていうものでございましょう。
数年前の写真で間に合わせようなどと思った私が悪うございました。

で、その日の帰りに無人撮影所に立ち寄ったのですが
出来上がった写真を見た瞬間、写りの悪さに愕然とした次第にございます。
とても免許証に使えるような顔ではありません。

やっぱり無人の撮影所はダメね、こんなの本来の母さまの姿じゃないよね、
と、長男に写真を見せましたらば

えっ？ありのままに写ってるけど・・・ですと。

結局、撮り直してもありのままにしか写らないという結論に達し
その写真を使うことにしたのでした。


あれから5年・・・。
ありのまま度も更にパワーアップしたような気がいたしますが
抗う手立てもなく、とりあえず出来たてほやほやの写真で手続きしてまいりました。

くわばら。くわばら。

断捨離中

ここのところ、リフォーム中に移動しておった家具やら
諸々のブツを、元の場所に戻す作業に追われておりまして
それらの品々を見渡しながら、よくぞこれほどまでに
不用品を後生大事に所持しておったものよと
整理整頓しなさ過ぎの半生を、改めて反省しておるところでございます。

夫を捨てたツイデと言っちゃあナンですが
この機会に、忍び寄る老後に備えて大幅な身辺整理をしておこうと
パソコンを開く時間を惜しんで、断捨離業務に勤しんでおる次第にございます。

そんな中、タブレットでお気に入りブログを拝見しておりましたらば

ブログ仲間の方の更新が滞っていると、安否が気になる的内容の記事にハッといたしまして
差し詰め私の場合、更新が無いときは、アイツ朝寝昼寝夕寝をしていやがるぜ
などと思われているに違いありませぬが
家の中の片付けは、まだまだ終わりそうにありませんし
ここいらで寝太郎疑惑を晴らしておかねばと思った次第にございます。




さてさて、その身辺整理でございますが

先ずは物置部屋を占拠しておるブツをどげんかせないかんと思いまして
机3個、初代電子ピアノ、洋服ダンス2個、ソファ2個、エマニエル夫人御用達籐の椅子
布団類、ベッド2個を捨てることといたしました。

わが市では、大型ゴミは一品につき800円也で収集車が取りに来てくれます。
ちなみに、初回収集に来てくれた業者さんが
たいそうなイケメンで、そのうえ、オマケまでしてくれたので
それからと言うもの、家中の大型ゴミを捨てることに俄然やる気を出したのでした。

で、早速、2回目の回収を依頼して、
イケメン君登場を心待ちにしておりましたらば
やってきたのは、むさくるしいおっさんでございましたとさ。
しかも、おまけ無しでございました。（当たり前か）


あと、長年の懸案事項でありました姑・・・から頂戴したブツの数々。

姑が、どこぞの誰かにもらって気に喰わなかったという大きな絵画（2点）
田舎くさい図柄の内祝いの名前入りお盆（10枚）
寿司桶（5個）、花柄のレトロなコップに竹の模様の湯飲み
ご飯茶わんにお吸い物椀と汁粉椀（30人分）その他諸々。
人が集まった時用にと、そのむかし有無を言わせず下さりやがったのでございます。

と言うわけで、一度たりとも使用することのなかったそれらのブツを
一掃することができ、姑の呪縛からも解放され
心身ともに、すっきりした次第にございます。

めでたし。めでたし。

ここだけの話

今朝、ゴミ捨てに行こうと玄関を開けましたらば
スーパーの袋に入った野の花が、我が家のオンボロ門扉に掛けられているのが目に入りました。
誰が置いていったのかは、すぐにピンときました。
数週間前にも、同様の届け物があったからでございます。

その時、メールで御礼を申し上げたのですが
それをきっかけに、定期便のように毎日メールが届くようになり
無視するわけにもまいりませんので、返信をすれば、また届くというありさまでして
携帯メールなど要件のみにしか使う事のない私にとりまして
内心辟易しておったのでございますが

それに加えて、私に対する特別な感情が垣間見える内容になっていったため
私の中の危険人物察知機能が、その御方とのメール禁止令を発動した次第にございました。

そのような経緯がありながら、またもやこのような行動に出るとは・・・

困惑しつつ、袋を手に取りましたらば、中に一通の封書が入っておりました。

うぅ・・・気持悪っ。

中高生ならいざ知らず、中高年のおばばが中高年のおっさんから手紙をもらう図なんて・・・。

あー！気持悪っ。

きょうが燃やせるゴミの日であったならば、その手紙はゴミ置き場へ連行される運命だったことでございましょうが
プラスティックゴミの中に紛れさせるわけにもまいりませんので
一応、家の中に持ち帰り、目を通したのでした。

あー！やっぱり気持悪っ。

いえいえ、決してその御方が気持悪いとかではないのですが
中高年のおっさんのそういう行動そのものが気持悪いのでございます。
（同じこと？）

それでなくても、ここ半年ばかり極々身近なところで
いい歳をしたおっさんの愚行を見せつけられてきた私にとって
そこには、嫌悪感以外の何ものも感じられなかったのでございます。

三文小説に出てくるような文面を前に、はてさてどうしたものかと
１０秒ほど思案にくれましたが

こういう場合、曖昧な態度をとってはなりませぬ。
ちょっとでも隙を見せようものならば、行動はエスカレートするのが世の習いでございます。
トドメを刺さねばなりませぬ。

てな訳で、お花の御礼をひと言述べ、返信ご無用のメールを送った次第にございます。


今後は、このような事が起きぬよう
“舘ひろしさま以外の中高年おっさん固くお断り”のプレートでも首から下げておく所存にございます

皆さまも、油断召されませぬようご用心くださいませ。




　

年金分割手続きの心得！？

昨日は、公証人役場なるところへ行ってまいりました。
一市井の民には、永遠に無縁の場所だと思っておりましたが
公務員が離婚によって年金分割をする場合
避けては通れない関所だったのでございます。
（注：公務員の種類にもよります。）

手続きの概要の教えを乞いに行ったのが、夏のはじめ頃でしたので
書類作成をしてもらうまでに、ずいぶんと月日が流れてしまいました。


そもそも、離婚を決意したのは春先のことでして
当然それまでには、熾烈なバトルを繰り広げておりましたので
平素、争いごとが嫌いな平和主義者の私は闘うことに疲れ果てておりました。
（おそらく、夫も同様に思っていたに違いありません。）

で、離婚届を8月15日に提出して、我が家の終戦記念日にしようと考えておったのでございます。

なれど、そう簡単にコトは進まなかったのでした。
と言うのも、年金分割の手続きにやたらと時間を要すこととなったのでございます。


サラリーマンの場合は地元の年金事務所で手続きができるようですが
公務員の場合、まずは、年金分割情報提供書なる代物を取り寄せてからでないと
本手続きに進むことができません。

その情報提供書なる代物を請求するも、待てども待てども返送されてきませんで
ひと月ほど経って、電話で確認してみましたらば、
日本国中から届く郵便物の対応を、東京の共済組合本部だけで処理しているため
離婚（予定者）が多いと、数ヶ月かかる場合もあるとの返事でございました。

結局、情報提供書なる代物が届くのに三ヶ月以上待たされましたので
それだけ離婚する人が多いということでありましょうか。

くわばら。くわばら。


で、その情報提供書をもとに公正証書を作成してもらうわけですが
夫婦双方が一緒に出向かねばならないため、なかなかタイミングが合わず
昨日になってしまったというわけでした。

ところが、公正証書の作成だけでは本手続きに進むことができないことが判明したのでした。
（これは、共済組合からの資料を老眼鏡なしで読んだ私の痛恨のミス）

公務員の奥さまで離婚を検討中の御方のために申し上げておきますれば
公正証書の他に、第三号被保険者期間証明書なる書類の提出が必要でございまして
それは、地元の年金事務所で発行してもらえるのですが
郵送で届くまでに、２～３週間かかるようですので
予め、取り寄せておくとスムーズにコトが運びます。

てな訳で、構想半年、公証人役場滞在時間２０分、年金事務所待ち時間５０分
郵送後処理作業またまた数ヶ月！？にて
年金分割手続きは、任務完了となる見込みでございます。

当たって砕け散った話

元来、働きものに出来ていない私。
昼寝三昧の引きこもり生活者として余生を過ごすつもりでおりましたが
この度、そうも言っておられない状況を自ら選択したため
身を粉にして働く覚悟をしたことは前述の通りでございます。

とは言え、身体の構造も見かけほど屈強に出来ておりませんゆえ
無理をして身体を壊してしまったら元も子もありませんし
粉にならずとも、あらびき程度の労働で、なおかつ自転車で通えるトコロで
雨降りに歩いて通っても疲れないトコロ

そんな都合の良い物件が、簡単に見つかるほど甘くはないわいな・・・と思いつつも
私の中のモノグサ太郎が、無理をしてはなりませぬと囁くものですから
とりあえず、近場狙いで探そうと思った次第にございます。

そんな矢先、早速、近場で求人募集があったので
先日面接を受けてまいりました。

それは、面接というよりアンケートが主体でございまして
かなりの項目を短時間で埋めていくというものでした。

その中に、自分の長所を三個と短所を書く欄がありまして
長所三個は、すぐに埋められたのですが、どう考えても短所が思いつきません。
（図々しさにも程がありますな）

最後の質問事項まで回答している間に、何か思いつくだろうと思って
空欄にして先へ進んだのですが

やっぱり、思いつかないのでございます


すみません・・・短所が無いって書いたら、図々しいですよね。
と経営者さまにお尋ねいたしましたらば

そんなことはありませんよ、無理して書かなくてもいいですよ。
というお返事でしたが
アンケートである以上、何かしら記入せねば拙かろうと思い

短所を思いつかないところが短所、と記入したのでした。
おまけに、長々と記入した長所の文言で短所欄が追いやられてしまったため
短所の項目まで、ビヨ～ンと矢印をつけて分かりやすく仕上げたつもりだったのですが

帰宅後、長男にそのことを話しましたらば

面接なんだから、もっと真面目にやらないと！
とダメだしをされてしまったのでした。


結果も、NGでございまして
きっと、楽天家を長所だと思っているようなヤツではなくて
真面目な御方を所望されたのでございましょう。

ごもっとも。ごもっとも。


で、二つ目の撃沈話でございますが

これは、新聞の求人募集欄を見た友人が薦めてくれたのですが

Excel・Wordが使える方！と大々的に書かれている採用条件のトコロを受けるほど
私は、その道の使い手はございませんし身の程知らずでもありませんが
使えることには間違いないんだからダメ元で受けてみればいいじゃん、と言う
私以上に楽天家の友人の言葉にノセラレテ面接にでかけたのでした。


が、と言いましょうか・・・案の定と言いましょうか

待ち合わ場所に現れた面接担当者さまの小脇にはパソコンが・・・。

もしや、パソコンの試験！

うへぇ・・・


まさか、これからネットショッピングをやってみてとか言われるわけがありませんし
案の定、私にとっては小難しい問題が並んでおりました。


これまでバイトしたところでは、足し算・引き算は出てきましたが
掛け算、割り算など見たこともありませんでしたので

私のこれまでの人生で、掛け算・割り算を必要とされたことがなかったもので
やり方がわかりません、てな感じで
わかりませんを何度言ったかわかりません。

パソコンの試験が終わり
担当者さまから、働くにあたって何か質問はありませんかと尋ねられましたが
結果は明白ですゆえ質問などあろうはずもなかろうて。


いえいえ、たったふたつダメだったくらいで落ち込むほど
中高年の就職をナメてはおりませんので
慰めのお言葉や、励ましのこしあん饅頭などはご無用に存じます

見ろ見ろ詐欺！？

昨日、自転車で買い物に行く途中、信号待ちをしておりましたらば
向こう側で信号待ちをしている老婦人に目がとまりました。

パープルに染めた御髪が、なんとも人目を惹きます。
たまに、そういう色合いに染めた御方に遭遇しますが
大抵は、胸にヒョウを飼っていたりするタイプのおばちゃんで
こんな上品なパープルヘアには、なかなかお目にかかれません。

身につけているものも、遠目ながら上等そうです。
歳のころは、確実に後期高齢者と思しき世代ですが
見事なまでに姿勢が良い立ち姿に、しばし見とれてしまいました。


で、その老婦人、信号が青に変わって歩き出した途端
さっと左手を上げたのでございます。
なるほど。横断歩道は手を挙げて。
きっと、幼いころから身に付いた習性なのでございましょう。
高々と手を挙げる姿も、板についています。

すると、そのご婦人、私が真横に来た瞬間を見計らったかのように
手の向きをくるりっと変えて、私の目の前にご自分の手の甲を近づけたのでした。
その距離、30センチほどしかありませんでしたので

最初、私に自転車を降りろといっているのかと思いましたが
そういう意味でないことは、すぐにわかりました。

そのご婦人の左手には、大きな宝石が燦然と輝いており
それを、これ見よがしに私に見せびらかしやがりになられたのでございます。

な、な、なんだ！？

突拍子もない行動に、自転車ごとよろけそうになった私でございました。

むむむ・・・。これが噂の、見ろ見ろ詐欺か！？
（んなもの聞いたことありませんが。）

横断歩道で通行人を驚かすのを趣味にしておいでなのでございましょうか。
でもって、ホンジツの餌食を探しておったところに
自分を観察している私の存在に気がついて、マンマと私が餌食になってしまったのでありましょうか。

もしかすると、パープルヘアも注目を集めるための策略やもしれません。
いやぁ、世の中には、いろいろな趣味があるものでございます。
っていうか、もしや新種の痴呆症状やもしれませぬな。

それにしても、あまりに突飛な行動を突き付けられた私は
しばし、こみあげる笑いを止めることができませんでした。

自転車を漕ぎながら、ニヤケている中高年女性を見て
行きかう人々は、自転車を漕ぎながらニヤケる変な趣味の人がいる
と思ったに違いありません。
はたまた、痴呆の始まった中高年女性と思われたやもしれませぬ。

くわばら。くわばら。






この春、レグザタブレットを買いました。
おかげで、みなさまのブログもいつでもどこでも
じゃんじゃん拝見できるのですが
なにせ、PCに比べると入力業務に手間取るため
コメント活動ができませんこと悪しからずご了承くださいませ。
※ブログの投稿は、PCでやっております。

美容院に行った話

昨日は、17年ぶりで美容院に行ってまいりました。
肩がこるだの、鏡を凝視するのが厭だの、美容師さんとのおしゃべりが苦痛だの
美容院に行かなくなった理由はいくつかありますが
自分の希望通りの髪型になったタメシがない
というのが一番の理由でございます。

というのも、私は謙虚で恥ずかしがり屋で控えめなので
世の多くの女性のように自分の姿カタチを省みず
ああでもないこうでもないと、細々と
注文をつけることができないのでございます。

結果、思い通りの髪型にしてもらえるはずもなく
そんな美容院には二度と行くもんかとなり
次第に、美容院から遠のいてしまったというわけでございました。

こんな謙虚で恥ずかしがり屋で控えめな客は
美容院にとっても、迷惑な客に違いありません。

そんな美容院嫌いの私が
何ゆえ方針転換する気になったのかと申しますれば
毎夜毎夜、ドライヤー＆カールドライヤー＆ヘアアイロンを駆使しての
つむじの割れの修正作業に、へとへとになっていたからでございます。

残り少ない余生をドライヤー相手に過ごして良いものかと
疑問に感じ始めていたところでして、そんな折

美容院から帰ってきた長男のヘアスタイルを見ましたらば
後ろ姿が、イケメンに仕上がっておりまして
特に、頭頂部がイイ感じなのを見た途端
長年の美容院嫌いを返上して
美容院に出向く決意をした次第にございます。

長男が、初めてその美容院に行ったときのこと
どんな髪型にするかを尋ねられ
GTOに出ていたときの反町隆史、と伝えたそうですが
そんな昔のTV番組では、ピンときてもらえず
スマホで検索して、やっと当時の髪型を見つけたそうでございます。

その轍を踏まえて、希望の髪型の写真を持って行った方がいいよ
と長男が申しますので

じゃあねぇ・・・純ちゃんにしよう！と私が即決いたしますと

誰それ！？と名前に心当たりがない様子。

ほら、朝ドラのヒロインの女の子。
今やっている番組だから分かりやすいしね、と申しますと

ふざけないで、と笑われてしまいました。

え～っ！　なんで！？

若すぎるよ、ですと。

画像をダウンロードして、顔を塗りつぶせば良いんじゃない？と申しますと

笑われるよ、ですと。

写真は持参せずに美容院に出向き、純ちゃんのような髪型の説明をする予定でおりましたが
鏡に映った自分の姿カタチを見ましたらば
やはり若い女優さんの名前を口にするのは憚られ
お手入れのしやすい髪型をお任せで・・・と言ってしまったのでした。

結局、歳相応のショートカットになりましたとさ。

でも、頭頂部の悩みは解決いたしましたので
さすがプロのシャギーはたいしたもんだ！と日記には書いておきます。








画像は、本文とは無関係でございます。
和式だった1階のトイレを
長男の反対にも屈せず洋式にリフォームいたしました。

貧乏人の巧名

今回のリフォームでお世話になっている社長さんは
隣町の大地主さんでして
もともとは、たたみ屋さんを生業としておられたようでございますが
近隣に相当数の不動産を所有し、その物件の手直しをするために
リフォームチームを作ったのが発端となって
業務の一環として、あちこちのリフォームを手掛けるようになったそうでございます。

なれど、どうやらリフォームは道楽でやっている節も見受けられ
採算度外視の良い人ぶりは貧乏人にはありがたいことで
そんな方にリフォームして頂くご縁に恵まれたことに感謝する今日この頃でございます。

で、その社長さん、現場では監督兼小間使いのようなお仕事をされます。
元来、きれい好きで、きたないところは放っておけない性分のようで
おんぼろ我が家を見回しては、
やれ、あれは直した方が良いとか、新しくした方が良いとか
私が全然気にしていないところまで、指摘されるのでございます。

先立つものさえあれば、如何様にもできるのでしょうが
一般庶民の家とは、こういうものでございますぞ。

指摘される度に、そう言って抵抗するのでございますが・・・。

なれど、社長さんが言われるように
業者さんが出入りしている今頼めば、工賃も安上がりになるため
今まで、見て見ぬふりをしてきた代物の修理も
いくつかお願いすることにした次第にございます。

台所の水道の先が老朽化してきたので、その部分の交換を
お願いしましたらば
どうせなら全部交換した方がきれいになりますよ、と社長さんが言います。

そんなのわかっていますとも。
お金さえあれば新品のピッカピッカくんをつけますがな。
何せ、先立つものがありませんゆえ・・・と申しますと

そんなのいくらもしませんよ、とのお言葉。
社長さんにとっては幾らでもない金額でも
貧乏人にとってはえらい出費なんですよ、と
事あるごとに私が貧乏人アピールをしまくっておりましたらば
ある日、どこぞから新品の蛇口を調達してきてくれて
プレゼントしてくれたのでございます。
しかも、その取り付け費用も水道屋さんに交渉してくれて
プライスレスとなったのでした。

また、ある時は、ペンキ屋さんに
見積もりに入っていなかったサンルームの屋根やら
訳のわからん部屋の屋根のペンキ塗りまで
プライスレスでやるように、交渉してくれたのでした。

さらに、自分は畳屋なので和室の畳を取り替えてあげましょう
との申し出があったのですが
そうなると、箪笥の移動などをせねばならず
めんどくさがり屋の私は、お断りしたのでした。

っていうか、そんなチマチマプレゼントしてくれなくても
いっそ、リフォーム代をプレゼントしてくれたらよござんすのに



どうしても私に畳をプレゼントしたかったのでございましょうか
ある日、こんなものを持ってきてくれました。





ピカピカのフローリングが、和室になってしまったじゃないか！
と思わなくもなくなくもなかったのですが
フローリングの傷み防止にもなりますし
ゴロゴロ横になり放題、昼寝し放題ですし
使ってみると、こんな良いものはございません。

で、最初6枚あれば充分ですからと遠慮しておったくせに
あまりの便利さを社長さんにご報告したところ
結局、12枚も頂戴してしまったのでした。

おかげさまで、この冬は炬燵でゴロゴロできそうであります。


以前、社長さんから新米を頂戴したお話をいたしましたが
とても美味でございましたと御礼を申し上げましたらば
またまた、ど～んと届けてくださったのでございます。

日頃の貧乏人アピールが巧をなしたようでございます。

めでたし。めでたし。

リフォームよもやま話

9月末から始まった我が家のリフォームですが
あとは、お風呂工事を残すだけとなり
常時、職人さんが出入りしていた賑やかだった状況からも解放され
ようやくパソコンを開く余裕が出てきたところでございます。

当初、外装の塗り替えとフローリング張替だけの予定でおりましたので
すぐに終わるものと目論んでおりましたが
お風呂とトイレ、雑巾部屋（＝雑巾を洗うための部屋）
そして、長男も自分の部屋を
自己資金でリフォーム参戦することになったため
荷物の移動やら何やらと、結構大がかりな作業となったのでした。

私には、この先、離婚活動と就職活動と帰省活動が控えているため
いつまでも呑気にお茶入れ当番ばかりやっている訳にも参りません。

大工さんが、ビフォー状態の部屋の様子を視察にやってきた際に
おおまかな工事完了予定日を尋ねましたらば

“そうですねぇ・・・3年はかからないと思いますよ”というお答えでございました。

（おぬしは、高田純次かっ！？）



いざ、大工さんの仕事が始まって

長男から、進捗状況をカメラに収めるよう頼まれた私が
カメラ片手に源さん（大工と言えば源さんでございましょ）の前に現れますと

写真撮るんだったら、明日はスーツを着てこようっと、
髪の毛もセットしてこようっと、そうだ、白髪も染めなきゃ
てな調子でございまして

いやぁ、部屋の写真撮ってるだけですから・・・とも言えず
一応、源さんを撮っている風を装い

源さんのお写真、ブログに載せてもいいですか？
あっ、指名手配とかされてるんだったらモザイクかけますけど
などと私が言えば

じゃ、全身にモザイクかけておくんなせぇ。
重要指名手配犯ですから、てな調子でございます。

ある時など、奥さんここを歩いておくんなせぇと所望されますので
なにゆえ！？と訳もわからぬまま言われた通りにいたしましたらば
床のひずみを見るのに、おれよりも体重がありそうだから。ですと！
失敬な！

また、ある時は、私が何かのお手伝いをするのに
源さんの目の前に手を差し出しましたらば
でっかい手ですね。おれよりでかいんじゃないですかぃ。
おれも大工仲間では、相当でかい手をしているんですけどね。ですと！
失敬な！

それをそばで聞いていた長男が、笑いながら
オフクロの手は、おれよりもでかいからね。ですと！
失敬な～～～～！！

私の名誉のために申し上げますれば
源さんよりも私の方が一寸ほど小ぶりでございましたし
長男よりも、ずっと短い指でございますし、ただ肉厚というだけのことでございます。
（どんだけ、ぶざまな手なんだ）
まぁ、女性としては相当でかい手であることに異議はございません。


大工仕事を間近で見るのが初めての長男は
休みで家にいるときは、源さんにいろいろなことを尋ねますし
私は、源さんの見事な仕事っぷりに
いよっ！匠！さすがでんなぁ、とか言わずにおれませんし

その都度、人の善い源さんは、いちいち丁寧かつボケながら対応してくれるため
予定よりも仕上がりが遅くなってしまったようでございまして
休日返上で仕事に来て頂いたりした次第です。

こだわりのある昔ながらの大工さん、と言った感じで
仕事も丁寧で、満足行く仕事をして頂きました。

こんな良い大工さんに恵まれたのも
ひとえに私の日ごろの行いのたまものでございましょう


源さんの持っている大工箱に興味津津だった長男のために
端切れ板で、作ってくれたのが先日ご紹介した道具箱でございます。




長男のリクエストにより
レッドウィングブーツ靴磨き道具入れを作って頂きました。
靴磨きは長男の趣味でございまして
暇さえあればピカピカに磨いておりまする。
注：自分のクツのみ

ヤフーID盗難にご用心

本日丑三つ時、トイレに起きたときのこと。
携帯電話にヤフーアラートなるものが届いておりました。
いつもは、オークションの連絡用にアラートを使用しているのですが
ここのところ、オークションもやっていないため
訝しく思いながら確認してみましたらば

“あなたのヤフーIDが不正使用された可能性があります”
すぐにパスワードを変更するように、との内容でございました。
ギョッとなって、眠気眼で読み進みますと
今まで使用したことのない中国のIPアドレスから
私のIDへのログインがあったとのことでした。

高額商品の落札でもされてしまったのではと懸念いたしましたが
どうやら、私のIDでメールの送信がなされたとのことでした。

もちろん、中国なんぞ縁もゆかりもございませんので
どこぞの誰かがが私のパスワードを盗んだに違いありません。

いよいよ私ごときの一市井の民にまで魔の手が忍び寄るとは・・・
うすら恐ろしくなった次第にございます。

ヤフーからのアラートには、パスワード変更をするためのURLの案内もありましたが
もしや、それこそが、悪の枢軸の常套手段ワンクリック詐欺やもしれませぬゆえ
そのURLからのパスワード変更は、やってなるものかと私の危機回避能力が働いたのでした。

丑三つ時の寝ぼけ眼のときでさえ、そこまで考えが及ぶとはさすが私でございます


起床後、いの一番でパソコンを開いてみましたらば
携帯に送られてきたのと同じ内容のメールは届いておりましたが
ヤフーニュースを見ても、ID不正使用の話題はありませんでした。


するってぇと、大がかりな詐欺団というよりも
偶然、私のIDを盗み取ったヤツがいるということに相違ありません。

確かに、私のパスワードは短かくて
あてずっぽうに打ち込んでいるうちに当たらなくもなくもなくもない
・・と反省した次第にございます。



ヤフーIDログイン画面に本人認識シールを設定しておりましたので
そこの画面から、パスワードを変更することにいたしましたが

思いつくパスワードと言ったら
自分の個人情報を偲ばせる内容ばかりで
登録許可係さまから、何度も駄目だしを喰らってしまったのでした。
記号なんぞを取り入れて、やたら長いものを作ってみると
安全合格！となるのですが
それでは、私が覚えきれません。

私が簡単に覚えられて、なおかつ
他人さまには絶対推測されそうもない英数字＆数字＆記号ということで
登録許可係さまからお墨付きを頂戴するまで、何度やり直したかしれませぬ。

とりあえずは、更なる不正使用は防げるのではないかと存じます。

皆々さまも、パスワードの管理にはくれぐれもご用心くださいませ。







注：本文とは、一切無関係です。このお話はまたの機会に。

親切すぎる社長さんの話

この度の新たなる門出（？）を機に
おんぼろ我が家を、思い切ってリフォームすることにいたしました。

リフォームと言っても、TV番組であるような画期的なものではなくて
雨漏り及び床の老朽化対策と言った必要最低限のもので
外壁の塗り替え、フローリングの張替と水回りを少々
と言った程度のことでございますが
しょぼい予算内で決行するのですから、業者さん選びで悩んでおりました。

いっそ、最上級のおんぼろ加減だったら
ビフォー＆アフターに応募することもできたでしょうが
中途半端におんぼろというのは、自分で業者を見つけなくてはならず
厄介でございます。

ちょうどそんな折、空家だった隣の家のリフォームが始まり
バイトの行き帰りに、毎日業者さんと顔を合わせるようになったので
挨拶ついでに概算を尋ねてみましたらば、案ずるより聞くが安しでございまして
即決で、その業者さんにお願いすることにいたした次第でございます。

隣の家のリフォームが終わり次第、我が家に着手してもらうことになっていたのですが
隣の家をやっている間も、我が家の惨状を見かねた社長さんが
伸び放題になっている垣根を切るように植木屋さんを遣わせてくれたり
傾きかけている物置を移動してくれたり、ずれていた門扉を直してくれたり
捨てる手段がないまま放置していた物干し台やら訳のわからんゴミを捨ててくれたりと
日ごろ気になりながらも手つかずになっていた事を、次々にやって下さったのでした。

圧巻は、車を駐車することのできなかった極狭の駐車場もどきを
車が入るだけのスペースに広げて下さったことでございます。
晴れて我が家に車を止めることができるようになった長男は
駐車場代金5千円也が浮いたこともあり、その心意気にいたく感激いたしておりました。

悪徳業者がはびこる中、こんな親切な業者さんに巡り合えたことに
感謝することしきりでございます。

で、プライスレスのご親切にささやかな御礼の気持ちをばと
ビールを持っていきましたらば、その翌日には新米を届けてくださいましたし

我が家を作業してもらうようになってからは
職人さんたちへのお茶だしは当たり前のことなのに
いつも気を使って頂いて・・と、逆に差し入れを頂いたりと
至れり尽くせりの社長さんでございます。

本日など、職人さんにお昼御飯を出したことを知ると、いたく恐縮されており
その御礼なのでしょう、夜になってわざわざお寿司を届けに来て下さったのでした。

しかも、私御用達回転寿司屋さんの
私の好きなサーモンづくしのお寿司を届けて下さったのでした。
（リサーチ力に脱帽）
ありがたや。ありがたや。

こんなに素晴らしい社長さんですから
このぶんで行くと、リフォーム費用もきっとタダにしてくれることでしょう。
めでたし。めでたし。
・・・んなアホな