Twitter投稿をブログにしました。

◇オペラ聴き比べ連載
◇民主主義崩壊と人命軽視(安倍独裁、マスメディアの劣化、原発再稼働・放射能汚染等)のアーカイブ化

「司法は死んだ、検察国家になりつつある日本(小沢一郎)」(95):小沢氏「マスコミは最大の既得権益者」(2013年05月22日~06月02日 Twitter投稿分から抜粋)

2019年01月25日 10時00分21秒 | ジャーナリズム

 本連載ブログのタイトル「司法は死んだ、検察国家になりつつある日本(小沢一郎)」は、小塚かおる著「小沢一郎の権力論-焦るな。おごる安倍政権を国民は許さない。」朝日新書、2017.12.30

から、小沢一郎氏の発言を引用したものです

2013年05月22日(水)2 tweetssource

5月22日

@owljii

owljii@owljii

【拡散】全部賛成。その通りです。 RT @sasa_oj: もうすぐ北風さんブログ『もうすぐ北風が強くなる』<小沢氏インタビュー、マスコミ批判2013/05/20週刊ダイヤモンド>是非一読を!『MAX超拡散願』bator.blog14.fc2.com/blog-entry-177
Retweeted by classicfan51
retweeted at 09:44:14

<転載>

小沢氏インタビュー、マスコミ批判

 小沢13050

 【メディアに嫌われた男の告白】  週刊ダイヤモンド

  小沢一郎(生活の党代表)インタビュー 「マスコミは最大の既得権益者

長年にわたってメディアと対峙してきた生活の党代表、小沢一郎氏に今のメディアの問題を聞いた。

(おざわ・いちろう/1942年生まれ。67年に慶應義塾大学経済学部卒業後、69年に27歳で衆議院議員初当選。自民党幹事長、自由党党首、民主党代表など歴任。現職の代議士で最多当選回数。)

──4月21日に参加された若い世代との交流会で、小沢代表はマスコミについて厳しい見方を示していました。

マスコミは最大の既得権益者です。一つは再販制度、そして電波の独占です。
 法律で集中排除の規定があるにもかかわらず、大新聞はテレビと密接な関係にある。そういう利権ともいうべき、旧体制を何としても守りたいということ。

だから、それも含めて自由で公正な競争原理を適用すべきと主張する私は、彼らにとっては許せない存在なわけです。

新聞は消費税の問題で軽減税率をずっと唱えてきた。増税には賛成だけど、僕たちだけは嫌よという話。ちょっとどうかしてるんじゃないかという気がします。

──交流会では、官僚とメディアの癒着についても、指摘されていました。

再販制度と電波の独占は、官僚が認めているからそうなっているだけ。それと税。これだって国税庁が他の会社と同じようにビシビシやったら、マスコミなんて現状を維持できないと思います。

──そうでしょうか。

そうです。すべて経費で認めて、大学を出たばかりの若い記者がハイヤーに乗っている。一番の既得権、利権を持っているのは大手の新聞とテレビ局ですよ。

地方紙なんかはそれなりに一生懸命頑張っている。ところが大手の新聞、テレビだけはどっぷり体制の中でぬるま湯に漬かっている。
 だからこれらにもメスを入れないといけない。というのが、僕の考えで、だから集中攻撃されている。

一般の人にはまだ理解されていない。
 おまえがぶっきらぼうだからそう言われるんじゃないかとか、もうちょっと笑えとかね、そんな類いの話じゃありません。
 僕が大手メディアの標的にされているのは、彼らの既得権にメスを入れろと主張しているから。彼らは私を抹殺しようとしている。

──そういった既得権の上に成り立っているメディアは、それが故に世論からの信頼を失っている現状があるのではないでしょうか。

どんどん失っていると思います。だから新聞を読む人が少なくなってきているんじゃないですか。
 それはメディアを取り巻く環境が変わってきたというのもあるけれど、それだけじゃない。

一つの紙面として構成された新聞というメディアは、インターネットで事実だけ流すよりも、面白くて見やすい。その意味で存在理由はまだある。
 でも新聞を取っている人はどんどん減っている。若い人なんて誰も取らない。

──小沢代表の購読する新聞は。

ありません。もちろん事務所では取っていますが。

──いつごろから見なくなったのでしょうか。

前からほとんど見ない。特に政治記事というのはみんな事実と違う。新聞なんて読まなくても、僕が一番よく知ってるんだよ。

経済記事でさえもそう。
 これはね、ウソというよりも、経済は動いているから難しい。経済学者や評論家の言うことなんて当たったことがないでしょう。だから見たって仕方がない。
 勉強するための資料としてはいい。判断は自分でしないと。
 政治記事は事実関係すら違う。参考資料にもならない

──政治の誤報というのは、ある時点まではそうだったが、その後の政局で事態が動いてしまうという話をよく聞きます。

それはウソ。彼らのエクスキューズ。言い訳だ。
 要するにきちんとした情報収集や裏づけなしに、推測でいい加減に書いている。

──ウソというのは推測が多いということでしょうか。

勝手に自分らの都合で書いていて、ほとんどが真実ではないということ。

──政治報道は見立てがすごく重要になってくるのでは。

それならそう書けばいい。
 当社としてはこう思うとか、こうあるべきだとか、日本の場合は新聞もテレビもそういうふうには報道しない
 だから事実でさえもいい加減になってしまう。しっかりした取材をしないんだよ。

──ただ新聞、テレビの記者には番記者制度があって、担当の政治家に密着して、それを基に報道しているわけで、1次情報を取っていると思うのですが。

そういう要素はあるんだけれど、今はほとんどその取材もしない。何も常にくっついて歩かなくてもいいんだけれど、昔に比べ、そういう取材をしていないね。
 また勉強をしていないから、つまらない質問しかできない。

政権が安倍さんになって何をしたかというと、何もしていない。米国の言う通りにするだけ。

──アベノミクスについて評価は。

株が高くなって誰が利益を得ているの?
 賃金なんて全然上がらない。小泉政権以来、国民所得は10%減っている。これからもっと格差はひどくなると思う。


それでもメディアは何にも言わない
 円安を見なさいよ、ガソリンから漁業、農業の燃料、電力、飼料、みんな上がってきている。
 一般国民は目も当てられない。

──その危険な兆候をくみ取ってしっかり報道しているマスメディアはあると思いますか。

ないね。だってしっかりした報道をするということは自己否定につながるから。メディアの既得権を侵す道につながっていく。

彼らは官僚支配の体制が一番いいんです。

これが崩れないように、崩壊しないようにというのが、大手メディアの願いだと思います。

──既存メディアが過度に自らの報道を自主規制することを問題視する声も上がっています。

情報がもらえなくなるから報道しない。これは昔から。だから役人の言う通りに報道する。役人とけんかしたら、情報を遮断されてしまいますから。
 検察なんてその典型的な例ですね。僕なんか毎日、犯罪人扱い。1面でどんどん報道された。
 それなのに、いざ無罪になっても、悪うございましたどころか、謝罪の言葉は一言もない。
 事実や証拠がなくても役人の言う通りに報道しないと出入り禁止にされてしまう。

そもそも、アベノミクスはメディアがはやし立てているだけ
 経済誌もよく考えないといけないが、今度の日銀の国債大量買い入れは、実質的には直接買い入れと同じ。これではツケは必ず庶民にいく

──国債暴落の可能性が高まっていると。

国債暴落というよりも、インフレになる可能性がある。
スタグフレーション、不景気のインフレになる可能性が非常に高い。
ただ、メディアは特権階級だから、インフレになっても困らないんだよ。
 小沢1305

 

<転載はここまでです>

----------------------------

<追加 一部転載「# ジャーナリズム2019年1月24日記事から」>
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59530


新聞部数が一年で222万部減…ついに「本当の危機」がやってきた

新聞は不要、でいいんですか?

ピークの4分の3

ネット上には新聞やテレビなど「マスコミ」をあげつらって「マスゴミ」呼ばわりする人がいる。論調が自分の主張と違うとか、趣味に合わないとか、理由はいろいろあるのだろうが、「ゴミ」と言うのはいかがなものか。ゴミ=いらないもの、である。新聞は無くてもよいと言い切れるのか。

新聞を作っている新聞記者は、全員が全員とは言わないが、言論の自由や報道の自由が民主主義社会を支えているという自負をもっている。権力の暴走をチェックしたり、不正を暴くことは、ジャーナリズムの重要な仕事だ。日本では歴史的に、新聞がジャーナリズムを支えてきた。

だが今、その「新聞」が消滅の危機に直面している。毎年1月に日本新聞協会が発表している日本の新聞発行部数によると、2018年(10月時点、以下同じ)は3990万1576部と、2017年に比べて222万6613部も減少した。14年連続の減少で、遂に4000万部の大台を割り込んだ。

新聞発行部数のピークは1997年の5376万5000部だったから、21年で1386万部減ったことになる。率にして25.8%減、4分の3になったわけだ。

深刻なのは減少にまったく歯止めがかかる様子が見えないこと。222万部減という部数にしても、5.3%減という率にしても、過去20年で最大なのだ。

新聞社が販売店に実際の販売部数より多くを押し込み、見かけ上の部数を水増ししてきた「押し紙」を止めたり、減らしたりする新聞社が増えたなど、様々な要因があると見られるが、実際、紙の新聞を読む人がめっきり減っている。

このままでいくと、本当に紙の新聞が消滅することになりかねない状況なのだ。

若い人たちはほとんど新聞を読まない。新聞社に企業の広報ネタを売り込むPR会社の女性社員でも、新聞を1紙もとっていない人がほとんどだ、という笑い話があるほどだ。

学校が教材として古新聞を持ってくるように言うと、わざわざコンビニで買って来るという笑えない話もある。一家に必ず一紙は購読紙があるというのが当たり前だった時代は、もうとっくに過去のものだ。

「いやいや、電子版を読んでいます」という声もある。あるいはスマホに新聞社のニュースメールが送られてきます、という人もいるだろう。新聞をとらなくても、ニュースや情報を得るのにはまったく困らない、というのが率直なところに違いない。

<転載はここまでです>

----------------------------

2013年05月27日(月)4 tweetssource

@yjochi

落合洋司?? 「ニチョウ 東京地検特捜部特別分室」発売中!@yjochi

NHK 大阪地検激怒で「取り調べ可視化」番組を放送延期した bit.ly/14VlLmz
Retweeted by classicfan51
retweeted at 20:03:20

@nobuogohara

郷原信郎@nobuogohara

自民党公認で参議院選出馬を表明した若狭勝弁護士の「人となり」及び「法律実務家としての出馬理由」について、同期任官の立場から、できるだけ客観的にコメントしました。⇒【参議院選出馬の若狭勝弁護士、「法律実務家としての魂」はどこに?】⇒bit.ly/11Rnyvm
Retweeted by classicfan51
retweeted at 20:07:18

 

2013年05月29日(水)3 tweetssource

@toracyan06

とらちゃん(★Peace★)@toracyan06

週刊朝日 小沢一郎独占インタビュー『私が憲法改正に反対する理由』参院選からアベノミクス、TPP、原発まで答えた。【他に面白い記事満載だわ】 toracyan53.blog60.fc2.com/blog-entry-486
Retweeted by classicfan51
retweeted at 19:55:14

<転載>
http://toracyan53.blog60.fc2.com/blog-entry-4860.html

2013年 05月 29日 (水) 19時 12分 54秒


■新宿デイジー @Shinjukudaisy
【週刊朝日 小沢一郎独占インタビュー】
http://www.twitlonger.com/show/n_1rkhkir

『私が憲法改正に反対する理由』

参院選からアベノミクス、TPP、原発まで答えた
「3年後には政権交代」
「維新も自民党と同じ」

「平和主義という日本国憲法の理念を変えることは革命にあたる。だから変えることはできないんだ」。
「先に手続きを変えようとするのはあべこべだ」。
小沢一郎・生活の党代表は、インタビューで憲法改正に意欲を燃やす安倍首相をコテンパンにやっつけた。
「次の総選挙で再び政権交代だ」。
政界に新たな嵐を呼ぶか。

【週刊朝日】橋下徹・日本維新の会共同代表は現在、逆風の中にありますが、橋下さんには当初、官僚政治の閉塞状況を打ち破ってくれるのではないかという期待がありましたね。

【小沢一郎】そう、そう。統治の機構を変えるんだと、僕が20年前から言っていたのと同じ言葉を使ってしゃべり始めたんだね。官僚支配から政治主導に統治の機構を根本的に変える、という掛け声だったんだ。だけど、そのわりにはだんだん自民党と同じになってきてしまいました。しかも、ウルトラ右的な体質がだんだん出てきちゃった。本音が出てきたみたいな。

【週刊朝日】そうですね。

【小沢一郎】今度の橋下さんの(従軍慰安婦問題などの)発言で、維新人気っていうのはまったくなくなっちゃうんじゃないかな。

【週刊朝日】橋下さんは自民党と共同で憲法96条を変えようという考えです。

【小沢一郎】政治姿勢の面からいうと、自民党と同じような思想、発想、体質が具体的に表れてきたのではないかと思います。憲法の問題もTPP(環太平洋経済連携協定)の問題も消費税の問題も、もはや自民党と一緒でしょう。

【週刊朝日】では、安倍首相が強い意欲を見せる96条改正についてはどう考えますか。

【小沢一郎】手続きを変えるところから入っていくというのは、まさにあべこべな話です。そこを変えやすくして、じゃあどのように憲法を変えるんだというしっかりとした理念、ビジョン、青写真がまったく見えてこない。ただただ変えやすくするために発議要件を全議員の3分の2から2分の1にということでしょう。3分の2という要件は憲法の中で他の問題についてもいくつかあります。地方議会でも、民間でもいっぱいあるんです、3分の2というのは。

【週刊朝日】なるほど。

【小沢一郎】ほかにもいっぱい使われる3分の2なのに、一番大事な憲法改正だけを2分の1しちゃうというのはおかしい。真正面の議論とは思えない。だから安倍さんでも橋下さんでも誰でもいいけど、憲法を変えたいのならまずはここをこうしたいと言ってくれなければ。ところがそれがない。

【週刊朝日】憲法改正の発議には国会議員の3分の2が必要だというのは、世界各国でも多いんですよね。

【小沢一郎】多いですよ。憲法は大事な最高法規だから特にそれだけ慎重にしようということですね。

【週刊朝日】そういうことですね。

【小沢一郎】うん、そして、自民党の草案なるものを見たら、変えようとしているのは主として9条だけなんですね。国防軍を持つということだけであって、あとはほとんど変わっていない。これでは、憲法全体の基本の理念や原則をどのようにしようとしているのかが、見えてきません。僕は9条の修正・加筆をするのに頭から反対しているわけではないが、基本の理念がわからないと、まやかしか、イカサマみたいな話になる。

《平和主義の理念 変えるのは革命》

【週刊朝日】9条は、平和主義という今の憲法の基本理念のひとつですよね。

【小沢一郎】そうそう。国民主権、基本的人権の尊重、国際協調と並んで、平和主義が今の憲法の四つの基本理念であり、原理です。だから、これを変えるということはまったく新しい憲法つくるということと同じになるんです。憲法の理念を変えるということは、一種の革命です。だから、憲法の理念を変えるということはできないんです。たとえ百歩譲っても、じゃあ新しい憲法をどのようにするんだということを明確にしなければなりません。自民党案を見ても、それがまったくない。

【週刊朝日】その自民党が、今度の参議院選挙で大勝しそうな情勢だと言われますが、どうしてこういう状況になってしまったのでしょうか。

【小沢一郎】4年前の夏に、慎重な日本人としては清水の舞台から飛び降りるような決定をしたわけですね、政権交代という。それだけにやっぱり、民主党に対する期待はずれ、その反動というものはすごく大きかったと思う。去年の暮れの総選挙では自民党の得票数は前回と変わらなかったのに、与党で3分の2の議席を取った。小選挙区だからですが。国民は別に積極的な自民党支持ではないんです。だけど、民主党があまりにも期待はずれだったことと、それに代わる受け皿が結局できないままに選挙に突入しちゃったということでこうなってしまいました。

【週刊朝日】せっかく政権交代したのに、民主党はどうして失敗してしまったのですか。

【小沢一郎】やはりまったく経験がなかったこと。だから、よくわからなかったのでしょう、国の仕組みや財政の状況や。だから役人の言うとおり、ウン、ウンという話になっちゃう。自分で何かやろうと思えば責任を取らなければいけないから、言うとおりになっちゃったということです。

【週刊朝日】そうですか。

【小沢一郎】それでまあ、じゃあ、お前何してたんだと、こう言われるんですけども。僕は鳩山(由紀夫)さんから、「あなたはもう党務に専念して、政府の政策決定については干渉しないでください」と宣告されたから、まあしょうがない。だから別に逃げるわけでも何でもないけれども、僕は関与できない立場になっちゃって、「はい、党務をやります」ということになったわけです。

《小選挙区で容易 3年後の再逆転》

【週刊朝日】なるほど。2010年9月の民主党代表選で元首相の菅直人さんと戦ったとき、沖縄の普天間飛行場の辺野古移設に絡んで「沖縄や米国とよく話し合って」と演説されました。どういう意味だったのでしょうか。

【小沢一郎】「県外、国外」とはまた別次元ですが、沖縄のあの海をこれ以上埋め立てるっていう発想は、僕はとんでもないことだと思います。ましてあそこは白いジュゴンの最北棲息地であって、きれいなサンゴ礁の海ですから。沖縄の資産であるとともに日本の大事な大事な自然資産です。これはもう、僕は絶対反対ですね。

【週刊朝日】本当ですね。

【小沢一郎】あんなきれいな海を。何考えてるんだっていうことです。世界遺産みたいなものですよ。
それで、どうするかっていう話ですが、米軍の軍事戦略は今や、第一線部隊はもう前線におく必要がない、引き揚げようということなんです。だから海兵隊も事実上、グアム島やハワイのほうに引き揚げてます。またドイツをはじめヨーロッパからも撤退している。だから沖縄には要らないんです、海兵隊の実戦部隊は。沖縄と周辺海域に防衛の空白が出るとしたら、それは日本がやるべき話なんです、日本の領土ですから。アメリカにおんぶしているということがおかしな話です。もうひとつ違うレベルからの話をすると、アメリカはアジア全体を睨(にら)んでの指揮命令系統とその関連施設は沖縄に残したいと考えているかもしれません。それは必要だと思う。だけど辺野古に大きな飛行場は必要ないし、普天間も僕は要らないと思います。

【週刊朝日】もうひとつ政策の話をしますと、脱原発の考えは変わらないのですか。

【小沢一郎】変わりません。

【週刊朝日】自民党は今、再稼働に向けて力を入れ始めているように見えますが、再び本腰を入れて反対していかなければいけないですね。

【小沢一郎】そう思います。しかし、本当に自民党がわからない。僕らだって、自民党時代を含めて原発依存の政策を採ってきた責任はあるが、現在、福島で大変な事故を起こして、これだけその深刻さがわかったわけですよね。原子力は、高レベル廃棄物も何とか処理できるっていうことでスタートしたんです。ところが40年たっても、処理できないってことがわかったわけです。今ね。そうなると、これはもう原発とさよならするしか方法がない。

【週刊朝日】そのような基本的な政策を訴えていくわけですが、7月の参議院選挙はどうでしょうか。

【小沢一郎】実を言うと、これが難しい。新しい受け皿ができるかと言うと、今の状況ではもう無理でしょう。維新とみんなの党は、なんだか基本政策はみんな自民党と一緒でしょう。そうすると野党代表としては民主党だけれど、民主はなんていうか思考停止状態でしょう。憲法でもTPPでも、全然結論を出せない。選挙協力について民主党に呼びかけたんですが、出てこない。民主は結局、意思決定できない。このままだと参院選までには受け皿の構築は無理ですね。そうすると、これまた去年と同じように自民党に対する積極支持はないけれど、最終的に自民党が勝つということになるでしょうね。しかし、まあそこからですね。

【週刊朝日】勝負はそこからということですか。

【小沢一郎】と思います。僕は3年後には、絶対また政権交代になると思っています。そのために小選挙区制にしたんだから。得票率、得票数が変わらないのに3分の2取れるということは、小選挙区制だからです。4年前はその逆だったんです。今度また3年後に再逆転するということは必ずできる。むしろ容易なことなんです。年末の惨敗の結果、みんな今、くしゃっとなっちゃっていますね。青菜に塩みたいに。しかし、そんなことではいけません。自由党と民主党が合併したときと同じような勢力になったということです。振り出しに戻っただけのことです。次の総選挙で再び政権を奪取すればいいのです。

《アベノミクスで国民格差は拡大》

【週刊朝日】改憲と並んで、アベノミクスの評価が参院選後の勝負を分けますよね。

【小沢一郎】結論が出るのにそうはかからないと思う。安倍さんは早々につまずくんじゃないと思います。安倍さん自身がつまずくと同時に、一方で国民のほうが冷めてくると思います。

【週刊朝日】冷めますか。

【小沢一郎】アベノミクスって何だっていう話です。具体的には何もやっていない。従来の自民党と同じ、公共事業を増やして、日銀が国債をむやみやたらに買い入れるだけの話だから。日銀買い入れの国債をぼんぼん増発するということは、制度的には禁止されていることなんです、本当は。それでカネをジャブジャブしてきたから必要な庶民に貸せばいいんだけれど、絶対に零細企業なんかには貸さない。そうすると、結局、株か不動産に流れるわけです。またバブルですよ。株が上がって、じゃあどれだけの国民が儲かっているんですか。

【週刊朝日】一部ですよね。

【小沢一郎】ほんの一部でしょう。為替は円が安くなっている。それで誰が儲かっているか。消費税も払わない輸出企業だけです。円安でガソリンは上がる、漁業、農業の燃費は上がる、飼料は上がる、食料は上がる、化学製品は上がる、みんな値上げになります。円安はちょっと歯止めがきかなくなる可能性があります。そうすると日常の物価上昇がものすごいことになる。
結局アベノミクスは、格差をどんどん大きくする。大多数の国民は所得が上がらないままに物価高に苦しむという話になるんです。僕は今年中にそうなると思う。ですから、アベノミクスという幻想は近いうちに崩れてしまうと思いますね。

【週刊朝日】なるほど。

【小沢一郎】安倍政権はこの参院選まではもつでしょうけど、そう長くはもたないと思います。

【週刊朝日】そして次の総選挙に向けて政治はまた大きく動いていくということですね。

【小沢一郎】そう思います。だから一番のポイントは、やっぱり民主党です。

【週刊朝日】しかし、今の民主党はTPP賛成、原発OKっていう方々なのでは。

【小沢一郎】大多数の民主党の人たちはそうではないと思います。ただ、幹部の中に自民党志向の人たちが多いわけです。だから、民主党の中で考え方の相違がいずれ出てくるんじゃないかと思います。今でもそれはわかりきっていることなんですが、具体的な動きとして出てくる。そうするとやっぱり、ある意味で政界の新しい再編になるのではないかと思います。

【週刊朝日】民主党には連合の問題があります。中心を担う電力総連は原発推進ですね。小沢さんたちは脱原発の立場ですから、折り合いが難しいですね。

【小沢一郎】今、連合は、組合員と意識が乖離しているんじゃないですか。農協もそうです。TPP反対で、これに賛成する人は政治家でも断固落選させると言っていた農業団体が、自民党を応援してるんだもの。そんなばかな話ないでしょう、人をばかにしてる。それと同じで、連合だって消費増税賛成、原発も推進、TPPも賛成でしょう。これ、経団連と同じですよね。勤労者の代表の連合も、経営者と同じ話になっちゃってる。ですから、このような状態が続けばいずれ必ず破綻します。農協も同様です。いつまでも国民をだませるものではありません、私はそう思う。

【週刊朝日】選挙も近づいていますが、普段の生活は健康に気をつけてエンジョイされてますか。

【小沢一郎】はい、そうですね。僕は選挙のことで地方出張するのが仕事だから。東京では別に何というわけでもないんですが、地方に出て、それぞれの地域の人たちや伝統的な文化に触れるのが楽しみですね。

構成/本誌・佐藤 章
~2013年5月28日火曜日発売の週刊朝日6月7日号より

<転載はここまでです>

----------------------------

2013年05月30日(木)2 tweetssource

@hibi_tantan24

日々坦々@hibi_tantan24

孫崎&ウォルフレン対談本『独立の思想』第二弾:「TPPの本質」「ナショナリズムと愛国者」「憲法に戦争放棄を入れた理由」etc bit.ly/1azrZZX 日々坦々
Retweeted by classicfan51
retweeted at 22:46:28

 

2013年05月31日(金)2 tweetssource

@classicfan51

classicfan51@classicfan51

小沢一郎氏・小出裕章氏対談録画視聴なう: マスメディアが全く報じない原発事故処理。ほんとうに大変なのはこれからだ。小沢氏の質問は核心をついており、小出氏の回答は大変分り易い。被曝を前提とする原発は人道上許せない。心ある人は必見! ustre.am/:2gStd  
posted at 22:49:22

 

@seikatsu1pr

自由党@seikatsu1pr

小出裕章先生との対談を終えて 小沢代表記者会見 2013年05月31日: youtu.be/JHkLlTuCVhQ?a via @YouTube
Retweeted by classicfan51
retweeted at 22:27:30

 

2013年06月02日(日)5 tweetssource

@masaru_kaneko

金子勝@masaru_kaneko

今日、脱原発3団体の呼びかけで、原発再稼動反対を求めて東京芝公園に2万5千人が集まりました。ここで歴史の道を誤ってはいけません。
goo.gl/XSl28
上空からの写真報道。今年もあじさいの季節が始まりました。
goo.gl/7ozR7

Retweeted by classicfan51
retweeted at 20:21:46

@Drponchi

布施純郎@Drponchi

小出裕章氏と小沢一郎氏の対談の書き出しのサマリーです。 以下書き出しです。是非読んで下さい。musashikosugi-clinic.jp/blog/archives/
Retweeted by classicfan51
retweeted at 23:10:58

@Drponchi

布施純郎@Drponchi

 小沢さんは、本当に国民の事を考えて下さる政治家です。しかし、彼が総理になると官僚たちは、都合が悪いので、デタラメな裁判で失脚させられた。
この対談を見ると、福一の現状が分るだけでなく、小沢さんにもう一度活躍してほしいと考えさせられます。 
Retweeted by classicfan51
retweeted at 23:11:09

@morecleanenergy

クリエネ(東京五輪招致疑惑追及しろ)@morecleanenergy

国連の科学委員会が「福島事故での健康影響なし」としている一方で、国連の人権委員が「福島事故での健康調査に問題あり/年1mSvを目指して計画を立てろ」など勧告しているのは事実。国連の中でこの二つが並列していることを真剣に受け取る必要がある。
Retweeted by classicfan51
retweeted at 23:16:34


1月24日(木)のつぶやき:露骨だったのは、NHKだ。日露首脳会談大失敗を御用メディアが必死のフォロー! でも田崎史郎は「進展あったように見せる」と安倍官邸の作戦をポロリ

2019年01月25日 02時37分58秒 | 日記