葉室麟 作品集 「緋の天空(ひのてんくう)」 9の1
奈良時代の聖武(しょうむ)天皇と光明(こうみょう)皇后を中心に描かれています。
やはり、女性を主人公にした小説だ。
本当に、葉室麟氏は、女性をすばらしく美しく描かれ、驚嘆する。
奈良時代前から奈良時代にかけて女性天皇が多いことに驚く。
名前の読み方が分からず、メモ帖を見ながら読みすすめています。
本当の読み方が分からないと、なんとなく、本当に読んでいないと感じてしまうからです。
天皇の系譜をまとめてみました。
斉明(さいめい)天皇(女)(天智・天武天皇の母)
斉明7年(661) 朝鮮半島百済(くだら)の要請を受け、百済(くだら)救援の途中博多で没。
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天智(てんち)天皇(中大兄皇子(なかのなかえのおうじ))
中大兄皇子(なかのなかえのおうじ)と藤原鎌足が蘇我入鹿を討つ。
天智2年(663)朝鮮半島出兵、唐・新羅(しらぎ)連合軍に大敗する。
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天武(てんむ)天皇(大海人皇子(おおあまとのおうじ)、天智天皇の弟)
686年、壬申(じんしん)の乱で、天智天皇の息子、大友皇子と皇位継承権を争い勝つ。
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持統(じとう)天皇(女)(天武天皇の皇后)
大宝2年即位
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文武(もんむ)天皇(草壁皇子、天武天皇の息子)
大宝7年 15歳で立太子(りったいし)、1年後天皇即位
若くして没。
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元明(げんめい)天皇(女)(天武天皇の母)
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元正(げんしょう)天皇(女)(氷高皇女(ひだかのひめみこ)、元明天皇の娘、文武天皇の姉)
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聖武(しょうむ)天皇(首皇子(おびとのみこ)、父文武天皇と藤原不比等(ふじわはふひと)の娘宮子夫人を母とする息子)
注:律令制における天皇の妻の位・・・・・➀妃 ②夫人 ③嬪(びん)
光明(こうみょう)皇后(聖武天皇の妻、安宿媛(あすかべひめ)から光明光(こうみょうし)、藤原不比等(ふじわはふひと)の娘。聖武天皇は、母の関係で藤原不比等(ふじわはふひと)の屋敷に住み、安宿媛(あすかべひめ)とは幼なじみ)
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孝謙(こうけん)天皇(女)(聖武天皇と光明皇后の娘)
<長編小説ですので、まだ半分弱しか読んでいません。中間で知り得た内容をブログにしてみました。また、続編をお待ちください・・・・・・。>
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