山行記録・写真

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大塚山歩会木曽御嶽山山行報告(その7)

2009-08-29 22:37:37 | 大塚山歩会山行

木曽御嶽山山行報告(その7)


大塚山歩会も多くの山行を重ね、今回の登山は498回となった。
今回、この計画は、500回の記念登山にしたかったと。
計画者とリーダーを兼ねるKさん言。
計画の段階では500回、しかし他の計画が雨等の中止で、498回となってしまった経緯がある。
Kさんのおかげで木曽御嶽山に行けました。
木曽福島町の温泉や旧中仙道をTAXで散策出来ました。
ありがとうございました。
また、常に先頭に立ち叱咤激励のKさんにも感謝、感謝、ありがとうございました。
最後尾をまかされた私Kは、一日目、日射病の疑いで青息吐息、任務を完遂できず先頭のKさんに大迷惑をかける。
レポーターKさんの二日にわたる山行報告を載せさせていただきます。
山行のみでなく、記録さらに文章化、お疲れ様でした。
今回の山行には頭英文字「K」がつく者が4名、リーダー、先頭サブリーダー、レポーター、私が参加しました。

■ 第498回 山行「木曽御嶽山」(3,067M)<グレードB>


[日時] 平成21年8月22日(土)&23(日)晴れ
[参加者]Kリーダー以下、男性5名、女性2名の計7名
[費用] 新宿駅~木曽福島駅のJR往復 11,740円+バス往復3,000円+宿泊代9,000円+ゴンドラ代1,300円+タクシー代900円+風呂代400円+山荘缶ビール700円=27,040円


1日目(8月22日)
[コース]
 田の原(12:45)・・15分・・?遥拝所休み(12:55~1:00)・・10分・・?大江権現休み(1:10~1:15)・・15分・・?あかっぱれ休み(1:30~1:35)・・15分・・?金剛童子休み(1:50~1:55)・・20分・・
?八合目休み(2:15~2:20)・・20分・・?休み(2:40~2:45)・・25分・・?一口水休み(3:10~3:15)・・25分・・?中央不動休み(3:40~3:45)・・15分・・?王滝頂上奥社神社休み(4:00~4:10)・・35分・・御嶽剣ヶ峰山荘(4:45)
[歩程] 3時間10分
バスは、「田の原」に到着(正午)。そこは6合目であった。王滝口登山ルートの出発点。
「王滝御嶽神社」(社務所)の縁側を借りて昼食。大鳥居をバックに写真を撮り12時45分から登山開始。出発点の高度は2160メートル。剣ヶ峰の頂上は3067メートル。両者の高度差は907メートル。この道は、昔から御嶽講で巡礼登山したルートであり、「剣ヶ峰頂上奥社神社」に至る表参道?。特に、大江権現、金剛童子、中央不動、「王滝頂上奥社神社」、「剣ヶ峰頂上奥社神社」と続き、釣鐘と木槌。適当にたたいて進む。また、「一口水」もあり、修験者からお話しを聞くスペース等も随所にある。
森林限界を過ぎると眺望が極めて良い。斜めの稜線に「はい松」の緑が続く。その下に雲がなびいている。空にはジェット機の残した雲の機影が数本分。蟻の行列のように登山者の列が頂上に向かってゆっくり動く。歩けども歩けども頂上に近づかないが、風景は素晴らしい。「王滝頂上奥社神社」を過ぎると地獄谷になり、様相が一変。硫黄のにおい。白い煙がモクモクと上がっており、昭和54年の噴火の跡である。それでようやく出発点の大鳥居にあった「噴火警戒情報のチラシ」について納得。
剣ヶ峰の頂上近くになると、いままで間延びしていたパーテイの間隔が縮まる。高度が3千メートルを超えると体力の消耗にあわせて酸素も平均7割になり、息使いも荒く、ゆっくりとした歩幅。
登山者の中には歩けなくなり、おぶってもらって「御嶽剣ヶ峰山荘」に運ばれ、酸素吸入で介護される者もでた。(高山病?)われわれのパーテイは無事に「御嶽剣ヶ峰山荘」に到着。時刻は4時45分。出発から4時間後であった。その山荘から数段の石段を上ると頂上。寒くかつ風が強い。
飛ばされそうになり、すぐに戻る。しばらくして食堂で時間をつぶし、夕食を待つ。夕食は、他の山荘と比較すると品数が多く美味しい。夕食は6時には終わり、神社の境内にいるためか、そのまま静かに就寝。

2日目(8月23日)
[コース]
御嶽剣ヶ峰山荘(6:15)・・20分・・?写真休み(6:35~6:40)・・10分・・?覚明堂休み(6:50~6:55)・・15分・・?着替え休み(7:10~7:15)・・35分・・?ほら貝休み(7:50~7:55)・・15分・・?女人堂休み(8:10~8:20)・・55分・・ゴンドラ駅(9:15)
[歩程] 2時間30分
4時起床。日の出の直前に数段の石段を上り、頂上へ。そこでは修験者2人と信者の方々(5人程度)が一斉に読誦中。その後ろにつく。それが終ると修験者はほら貝を吹くが、風の音で消されそう。社務所の窓があけられた。3人もおり、「いつもこんなに風が強いのか」と聞くと、「2日間は雨であり、3日ぶりの日の出。」との回答。頂上には信者らを含めて20人程度が日の出の瞬間を待つ。東側がだんだんと明るくなり、雲に邪魔されたが、徐々に円形になっていく。(5時13分)外気温は数度の寒さ。すぐに、山荘に戻り、食堂で暖をとる。5時30分に朝食をとり、山荘前で記念写真を撮った後、下山を始める。(6時15分)
下山ルートは黒沢口登山道。そこでは9合目の覚明堂と石室山荘、8合目の女人堂、
7合目の行場小屋という4個所の宿泊施設があり、初心者でも安心の道。また、弘法大師等、金剛童子等が散在し、裏参道?とはいえない道。また、王滝口登山ルートは絶えず頂上がみえるが、最初だけはチラホラ。後は石室山荘の崖っプチが見える程度。
このルートも、子供連れの家族、外人グループ、修験者と信者が多く、「登り優先」の原則を守っていると、結構、休憩がわりになる。また、ほら貝を持ったフランス人(熊野宮所在?)に驚き写真を撮る。フランス人のほら貝が後ろの方から聞こえてきた。それに呼応するかのように前の方から別の音色が聞こえてきた。そのあと、それを吹いた修験者に出会い、再度「お清め」の音色を聞かせてくれた。ほら貝は3週間で何とか音がでるが、人前になるには1年間もかかるそうだ。その後、2人の行者と1人のお巡りさんに出会う。「行場小屋」の前で信者の1人(70歳台)が昨夜より行方不明になっているので見かけなかったかどうかの質問を受ける。
美しい木曽桧の樹林帯の上をヘリコプターが旋回するという異様な雰囲気。無事を祈りながら、別れるとすぐにロープウエイの入り口に到着。時刻は9時15分。出発から3時間後であった。
その後、バスで木曽福島駅へ。
同駅ですぐに「せせらぎの湯」へタクシーで向かう。2時間くらいしかなかったが、同温泉で疲れと汗を流した後、昼食し、タクシーで旧中山道経由木曽福島駅に戻る。
そして、塩尻駅まで「特急しなの11号」に乗り、同駅で「特急あずさ52号」に乗り換え、流れ解散。( 記:K )         


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