久しぶりに、セロリを調理していると、包丁で切ったそばから立ち上がる香気にも春。
セロリの旬はよくわかりませんが、なんとなく春のイメージがあるかも。
春を待ちわびる頃に伺ったダイニング。
奥黒川温泉に生まれた深山山荘(みやまさんそう)さんのダイニング
「みやまダイニング」さん。
こちらは、宿泊は離れ、そしてダイニングも一戸建て。

あまりの寒さに外観写真すらないのですが(汗)
駐車場に入ると、フロントの方がやってきて、ダイニングまで案内してくださったり
テーブルに着くと、暖かい上質なお茶が運ばれてきたり。
なんともすばらしいホスピタリティであふれているダイニングなのです。

ランチは
前菜、メイン 、香の物、止椀、デザート、コーヒー
という構成。
メインは6種類から選べます。

運ばれてきた、この前菜たち。
美しい細工もそうですが、十分に素材の味を引き出しているところに
その上質さが光ります。

優しい味わいのなかにも、柚子胡椒をピリリと効かせてみたり。

マッシュポテトで包んだチーズを揚げたもののように
一手間も二手間もかけたお料理たち。
そこに添えられた梅の一枝。
ほころびそうな蕾。
思わず、係りの方に、もらって帰ってもいいかと尋ねたら
こころよくOK♪
と、ここでメインが登場。

私が選んだのは”りんどう豚たまり焼き”
これは、隠し味に山椒。
ちょっと甘めの味付けに、アクセント。
そして、ピカピカのごはん。
・・・かなりボリュームもあるのですが、休みなくたべてしまいました。
止椀は、お味噌汁。
味噌の味がかなり好み♪

夫どのとムスメは”肥後赤毛牛ステーキ”

錦糸卵とレタスのうえに絶妙にミディアムに焼き上げられたあか牛。
タレは醤油ベース。
いまどきの柔らかいだけの牛肉ではなく
適度な歯ごたえのある牛肉。
・・・無言で食べる一家(笑)。
いえ、それほど、おいしかったんです。
やっと会話を始めたのはデザートになってから。

華やかなレアチーズケーキ。

そして、ゴマのプチプチ感が香ばしく、楽しいアイス。
ほぐれた舌で、やっと親子の会話。
あ・・ムスメがブラックコーヒーを飲んでいる。
コーヒー飲めるようになったんだ、とちょっと感慨。
ちょっとだけ、このランチはいいお値段ですが、満足感は十分。
それに。
こちらでランチをしたら、温泉をサービスで楽しめるんです!
希望すれば「深山山荘」と母体の「山みず木」の二箇所とも。
え?私たちですか?
もちろん二箇所とも楽しみましたとも。
ああ、満足、満足。
結婚二十年目は、この満足ランチで始まったのでした。
みやまダイニング畔
熊本県阿蘇郡南小国町奥黒川温泉深山山荘
フリーダイヤル:0120-380-154
ダイニング直通:0967-44-1101
深山山荘大浴場の入浴時間は10時~15時
※お子様のご利用については直接お問い合わせくださいね。