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くろさん亭、おかわり

シンサイノハナシ~聞き書き震災体験記①

図書館に行ったら、そこにあったのは

熊本地震が起きた日からの新聞記事の掲示。

そうです。

熊本地震(前震)の翌朝から新聞は発行され続けていたのです。

朝、新聞が郵便受けに入っていたのを見たとき、ほんとうに涙がでるほど嬉しかった!

記事を書く人、新聞を発行するひと、そして配ってくれる人。

どんなに多くの人の手を経て、うちにやってきた新聞。

その記録を改めて、目にして思ったのです。

私も自分でできる熊本地震の記録を残そうと。

というわけで、いろんなところで私が聞いた小さな体験談を載せていきます。

          

①お風呂に入るのも大変!

 熊本地震後、避難所で生活していた友人のはなし。

 地震のあと、お風呂にはいることもできず三日間過ごしたのですが

 もう限界、と家族で温泉へ行くことに。

 (熊本では、震災後、温泉を無料で開放・入浴支援していたのです)

 近場の温泉は満員と聞いたので、七城へ行ったのですが、まず駐車場に入れない!

 女湯は混むと聞いていたので夫と息子を車に残し(←彼女は三人家族)、先に行きました。

 受付をして、中に入ると。

 わが目を疑うような光景。

 お風呂場に入るのを待つ、女性の列、列、列。

 ・・・もちろん、みなさん裸。

 老いも若きも、子供も。

 もちろん、彼女も。

 すぐに打ち消したものの、彼女の脳裏に浮かんだ言葉は”アウシュビッツ”だったそうです。

 そんなに待ってでも、そのあとのお風呂にはそれ以上の価値があったそうです。

 疲弊した身体に温泉が沁みた・・と、語ってくれました。

 ちなみに。

 彼女の家は、どうにか住める状態になりましたが、お風呂にはいれるようになったのは、GW明けだったそうです。

        

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

くろさん
稲本さんへ
賛成いただきありがとうございます。
大きなことは書けないけど、身近で小さなことを書いていきたいと思っています。

テファールでお湯を沸かすって、大変でしたよね。
うちは水が泥水のようになっていたので、泥風呂!?になりましたよ。(お肌に良かったかな?)

お風呂に入る時に限って、揺れるんです。あまり気持ちよくないですよね。

心のダメージは見えないから、難しいですね。
稲本さん
そうでした!
記録する、記憶を残す、大事なこと。賛成!
そうでした!お風呂!ガスが止まっていた9日間、うちも0.8リットルのティファールを脱衣場のコンセントに差し込み、沸かしたお湯を何杯もバケツに貯めつつ風呂場で行水してましたー。しかも余震が怖くて、無防備な裸になるのはかなり覚悟がいりました。あんなに緊張した行水は初めてです。今も、お風呂、まだ心からリラックスしては入れません。

地震は、心にダメージ受けることがありすぎますねー。
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