とのこと。

(いまはもう食べられないけど”まある”さんのデザート)
私は断然「つぶあん派」
まあ、こしあんもうぐいすあんもしろあんもあんこ族は大好きなんですけど。
そして、「こしあん」には、ちょっと切ない思い出があります。

(絶品!出町ふたばの豆餅)
私の母は、直腸がんを患っていました。
患部の摘出手術を受け、消化の悪い食べ物は一切食べられなくなりました。
食べていいものと、悪いものについての説明をお医者様から一緒に聞いていたとき
あんこの項になったとき、いきなり母が
「つぶあんがだめなら、こしあんなら大丈夫ですか?」
と、真剣な面持ちで質問したのです。
まあ、ここまで、彼女の好きなものが全滅でしたから、かなり絶望的な気分だったのでしょう。
それにしても、あまりに真剣な表情でしたので、お医者様も一瞬ひるみながらも
「え、ええ。こしあんなら大丈夫ですよ」
と、答えてくださいました。

それからは、彼女の小さな楽しみはこしあんのお饅頭を少し食べること。
ほんの少しを、ゆっくりと味わうように食べていましたっけ。
そのことを思い出すと、こしあんのお饅頭を食べるときは
なぜか、いつもよりゆっくりと、舌の上で溶かすように食べるようになりました。
・・結局。
私の場合は「つぶあん派」and「こしあん派」
よくばりな両党派です。
え?
だからあんこ腹なのかですって?
・・・それは、秘密です。