昨日の続きです。
ゴジラを見る前に立ち寄ったのがこちら。

筑前町立大刀洗平和記念館。
かつて東洋一と謳われた旧陸軍大刀洗飛行場に建つ資料館で、
町立とは思えない施設です。

お出迎えは”MH2000 ”
MHは「三菱ヘリコプター」の略。
2000は西暦2000年で「21世紀に羽ばたくヘリ」の意味が込められています。
さて、中に入りましょう。
あ、館内は写真撮影禁止ですが、展示されている戦闘機は写真撮影可能です。

まずは映画「ゴジラ-1.0」の撮影用に製作された震電。
本物ではなく実物大模型です。
米軍高高度爆撃機B29の迎撃用として開発されたものですが、
実戦配備されることなく試作機の段階で終戦を迎えたのですって。
たしかに、「ゴジラ-1.0」でもそうでしたね。

この”オスナ”という単語。
ちょっとツボりました。

九七式戦闘機。
この車輪は松本零士さんからの寄贈なんです!
そうでした、松本零士さんも九州出身でした。
いろいろな展示も工夫をこらされており、かなり見ごたえがあります。
かつて、この地が受けた空襲のことなど、知らなかったなぁ。
空襲の犠牲者、若い特攻隊員の写真や手紙。
昔、母が
”戦時中はね、お国のために死ぬ、それが当たり前だった。
教育が一番怖い。”
と、しみじみと語っていたことを思い出しました。
今の日本の平和がありがたい
と、心から思える場所。
いろんなことを考えさせられる貴重な記念館でした。
筑前町立 大刀洗平和記念館
福岡県朝倉郡筑前町高田2561−1