まあ、第二次世界大戦のちょっと前くらいのことになるでしょうか。
(母一家は祖父の機転で開戦前に日本に帰っています)
いろんな物売りの行きかうにぎやかな街であった満州。
そのなかでも、ロシアの人が売り歩くパンが母の好物だったとか。
物悲しい声で
「おロシアパン」
と、母国の名前の前にしっかりと”お”を入れて発音。
少しでも母国に敬意をもって言っていたのだろうと母は思っていたそうです。
そして、もうひとつ彼女の好物がありました。
それが”玄米パン”
こちらを売り歩くときの言葉は
「玄米パンのほっかほか♪」
どんなパンだったのでしょう。
今となっては、想像するしかないのですが。
玄米パンといえば。
先日大津にオープンしたこのお店。
コメノパンヤ玄氣家(げんきや)さん。
(この後ろに行列が・・・)
中九州クボタさんの敷地内にあるお店。
実は、この日、10時ちょっと前に着いたのですが、道路からお店に入るところに
”完売のため閉店しました”
との看板が・・!?
まだ、10時前だよ?
どんなに人気なんだ、と思って寄るのを断念しようと
と、思いよく見てみると、開店前でした(笑)
行列に加わり、しばし開店待ち。
それにしても、大勢のお客様。
開店後、お店に入ると、中は、ぎゅうぎゅう。
もう一目で食べたいものを選ぶしかない!
目星をつけて買ってきたパンたち。
このなかで一番気になったのが”いきなりパン”(←こういう名前だったと思います)
ええ、サツマイモの名産地、大津ですもの。
試してみる価値はあると、思ったのです。
切ってみると、おお、サツマイモが大きいこと。
もっちりとした玄米パンもよく合います。
これは買って大当たり♪
そういえば、玄米の生地は実に滋味深いもの。
軽く温めたら、表面のパリッと感となかのもっちり感が同時に味わえるようです。
・・もちろん、玄米食パンも購入。
こういう直球のパンのほうが、玄米の持ち味を感じられるような気がするんです。
(単に食パンが好き、ということでもありますけど)
それにしても、うちの母の大好物だった玄米パンってどんなのだったのかしらん?
ほっかほかって・・。
もうちょっと、ちゃんと話しておけばよかったなぁ、お母さん。
コメノパンヤ玄氣家(げんきや)
熊本県熊本市大津町引水789-1
℡096-293-1323
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