仕事だったので、お弁当を食べた後ちょっと街ブラ。
まあ、デパートは混んでいそうだったので、上通り方面をブ~ラブラ。
(今日は人ごみを避けたい気分だったので)
目的地は長崎書店。
気分転換には最高の場所。
ふらふら本棚の間をさまよって、レジへ。

と、そこで目に付いたのがこのフリーペーパー。
”晴読雨読”、通称「はれどく」、書店横断フリーペーパーです。
全国の書店員の有志で作られたフリーペーパーだけあって
フリーペーパーのレベルではないくらい濃い内容。
なんたって、書き手は全員本のスペシャリスト。
おまけに、愛情もた~っぷりもってらっしゃるのですから、あたりまえかも。
でも、書店、会社の垣根を越えて、こんなフリーペーパーを作れるのは
やはり、根柢にあるのは”本への愛”なんでしょう。
今度は、このなかのおススメ本を買いに行くことになりそう。
その前に、気になっていた本。

伊藤比呂美さんの新作。
名前もストレートに”閉経記”。
更年期障害、閉経が大きなテーマ。
時期的にもとても、身近なテーマなのですが
それだけではなく、加齢によるさまざまな変化が飾ることなく描かれています。
さすが、伊藤比呂美さん!!
クスリと笑いながらも、ちょっとほろり。
この年代の女性はいろんなことを拒むわけではなく、諦めるわけでもなく、
戦いながらも共存している、とでもいいましょうか。
映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のなかのせりふ
「私はこれまで常に戦ってきている」
を思い起こしてみたり・・。
「漢」と書いて、「おんな」と読ませる・・・これです!
(マーガレット・サッチャーも”漢”)

年を重ねつつ、しっかりとした矜持をもつ「漢」
そういうしなやかな「漢」に私ハナリタイ・・・。