ラップランドの宿泊は、スキーロッジの様なホテル。夜１０：００にやっと着くと、バータイムのラストオーダであった。夕食を食べていなかったので、つまみのチーズとポテトのオーブン焼きを１人１つ注文する。どう考えても１つで３人前くらいのものが出てくる。でも味はすごくおいしい。このヨーロッパで食べるチーズとポテトの味は日本となんでこれほど違うのだろう。硬水で育ったから？さて旅の疲れを癒すため個室ロッジのサウナに入る。ひしゃくがついているが、これで何をするのだろう。その答えは別のサウナに行って分かった。個人旅行だったので、自分で知るしかない。公衆サウナに入っていると、フィンランド人がひしゃくをくれた。「Kiitos」と答えると、相手は、ちょっと不思議そうな、不安そうな表情を浮かべた。そしてそのひしゃくで水をまくんだと教えてくれた。はたしてその通りにやってみると、サウナ中ものすごい蒸気で覆われて真っ白になった。スチームサウナに早変わりということで、息もしにくい。先に入っていたフィンランド人もみんな耐えられずに出て行ってしまった。もちろん私も。まるでモーゼのようだ。
