ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

イランの電動MTB

2012-07-21 09:41:44 | イラン


日本では電動と言えばママチャリであるが、世界は電動MTBである。スペシャライズドのturboも時速45kmと言われており、アウディは時速80kmでる自転車を発表している。大変夢のある話である。まあ道路交通法のお陰で日本の公道は時速24kmまでなので、ロードレーサの天下はゆるぎない。

KLタワー噴水 都市のオアシス

2012-07-12 23:36:02 | マレーシア


七色に光る噴水。市民が集まってきて寛ぐ無料の空間。KLタワーの裏手にある。基本マレーシアは暑いのだが、この打ち水=噴水のそばはちょうど良い心地よさである。夜になるとカップルだけでなく家族連れが大勢集まってきて、ボーッと噴水を眺めている。結構噴水のパターンがあって、ラスベガス並みに楽しめる。そばにはレストランバーがあり、相変わらずお酒は高いが、大変良い気分である。

Born to RUN  走るために生まれた C,McDougall

2012-07-08 00:03:53 | 
700kmを走破する。タラウマラ族。最高に面白い。最近流行のベアフットランニングの啓蒙書である。人間とオラウータンのDNAは95%一緒であるが、足の構造が全く違う、人間だけが土踏まずのアーチバネとアキレス腱のスプリングを持っている。本書には書いていないが、足の横方向のアーチバネもある(これは、エンゾ早川のロードバイク秘伝の書を参照)。そこで、つま先(シューズメーカはミッドフットと言う言い方)で着地するとそのバネとスプリングが最も有効に働く。この原理はなるほどと納得する。また項靭帯があることこれは早く走る動物にしかないが、人間にはある。エンゾ早川はこれを板状筋と表現しているが、同じことを指しているようである。さらに人は体毛で覆われておらず、発汗に適した構造であるため空冷効果が最も高いが、普通のチータなどの動物は呼吸により体温調節を行うため、短い時間で体内温度があがり、そのためそれ以上走れなくなる。人間だけが長い時間走り続けることができる。タラウマラ族は草鞋の底にゴムタイヤを張ったものを履いている。エンゾ早川の銀座で買ったぞうりも底にゴムタイヤがはってある。ちなみにイランのバザールの奥の奥でショートブーツの底にゴムタイヤを張ったものが売っていて、買いそびれたことを少し後悔している。マラソンとロードレーサ(自転車)は非常に近い本質を持っていると感じた。

レースの模様の写真があるが、世界最速の二人のウルトラランナーの表情は共に楽しそうであるが、着地が米国人は踵で、タラウマラ族がつま先と対照的なのが良くわかる。
http://www.caballoblanco.com/pics06/ccset1/dscf0150.jpeg
また、このページのアーカイブは本を読み終えたあと見ると感動もひとしおである。

ナイキ等のベアフットシューズが流行っているが、値段が高いと感じる。本書では、シューズメーカ批判はあまり書かれていないのは大人の事情であろうか。
エンゾ早川が本書をリファレンスにしていると書いていないのが不思議である。

http://www.caballoblanco.com/
http://borntorun.org/links.html/


バイクウエア リバーシブル in マレーシア

2012-07-06 00:28:20 | マレーシア


このウエアは何だ?写真を注意深く見て欲しい。クアラルンプールの街中を走るバイクの人の服装はどうなっているだろう。そう、ジャケットを前後ろ反対に着ているのである。この格好はマレーシアでは非常~に良く見るが、日本では殆ど見かけない。でも、良く考えると合理的である。バイクでスピードを出すと前からの風は強く結構寒い。しかし気温自体は高いので、完全に着込むと暑い。そうこれは非常に優れた着方であって、坂を下る自転車にも応用できるテクニックである。

KLタワー ペルシャへの憧れ クアラルンプール

2012-07-01 08:31:23 | マレーシア


イランの様式がマレーシアに。KLタワーの入り口は、イスファファンのモスクの様式と全く一緒。エレベータホールはハムゼ廟と一緒。1996年建設されたKLタワーであるが、殆どイラン(=ペルシャ)の建築様式が取り込まれている。イランは政教一致のイスラム教国であり、マレーシアは、イスラム教を前提とするマレー人優遇のブミプトラ政策をとっており、こちらもかなり宗教色が強い国である。ただどちらの国も、自らの信仰に対しては厳しいが、外国人に対しては大変優しい。欧米メディアやそのコピペの大新聞に踊らされ、このあたりを誤解してはならない。もともとマレー人はヒンズー教であったが、14世紀に当時海上貿易を握っていたペルシャの商人を引きつけるためにイスラム教に改宗したという歴史もある。そんな古い歴史が最新の建造物にこれほど色濃く出ているとは驚きである。イランの建築は、このブログのイランのリンクから確認してみて欲しい。

さて、KLタワーはタクシーで行くと高いので、無料バスがお勧めであるが、この写真はさらに裏口である、ダン・ワンギから公園を経由して急な階段や森の中のつり橋等を渡って行くコースである。大変自然が豊かでアドベンチャー気分も満喫できるので、お勧めであるが、入り口がわかりづらいのと、暑い中アスレチックをすることになるので、元気なときにチャレンジして欲しい。