ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

なぜ日本は「大東亜戦争」を戦ったのか 田原総一朗

2012-04-21 09:53:33 | 
頭山満、大川周明、感動する。スケールの大きさ、情熱、義。現代人が全く太刀打ちできない。最近のTPP、ASEAN+6など、ニュースが騒いでいるが、新聞やTVレベルの金の問題ではない。もっと大きな思想の問題である。近代人は資本主義の金を手段として認めながら、そこに本質的な価値を見出していなかった。次に、少し心に残った内容を簡略化して引用させて頂くと共に私見にて補足をさせていただく。
P230 「「則天行地」天に則るとは理想、地で行うとは理想を現実化する。という意味から行地社を設立した。」-この時代の組織の名前は、本当に格調高い。現代人において、このような古人の格言を知っている人がどれだけいるだろうか。英語でも、本当に教養のある人は、ラテン語を使う。また、優秀なトップは短い言葉で、本質を過不足なく伝えることができる。少なくとも日本の教育において、このような言葉を知る機会は日本語でも英語でも無いのだが、僅か100年でこのような状態になるとは、日本はまさに知の領域でアルゼンチンタンゴを踊ってしまったということである。
特に田原総一朗が好きと言うわけでは無いが、すべての原典を読むのは難しいので、それらをわかり易い言葉で、タイムリーに取り上げる才能については敬服する。


「植松」のアンドーナツ at上野原 SEEK

2012-04-15 17:27:06 | クロスバイク


美味しいアンドーナツ。甘いものが嫌いな人でも食べれる逸品。山梨県は上野原の「植松」。
補給基地としておすすめ、国道20号に面しており、相模湖~大月間でちょっと補給という時にうってつけ。推薦理由はいくつかあって、一つ目、まずは美味しい。私はアンドーナツが好きではない。油で揚げてあってヘルシーでないし、何となくものの無い時代のたべもののような気がする(失礼!)。ここのは、衣がサクサク、中のあんこは北海道産小豆使用。そんなに甘くない、しかも小ぶり。さらにその場で食べる用にできたてを出してくれる。二つ目、店の中に2、3人座って食べれるところがあって、私は1個しか注文しなかったのに、お茶を出してくれて、しかもチェーンの油のついた手を拭けるようウエットティッシュまで出してくれた。この嬉しさがわかるのは走っている人だけかな? 三つ目、となりがコンビニなので、トイレ、ドリンク補給なども同時に済ませられる。しかもこのコンビニ、自家製の調理パンを作っていて、なかなかいける。立ち寄るべし。
1個110円だけど2個以上は1個100円。または持ち帰りは100円。どちらかわからない。昔、新宿の京王百貨店に出したこともあるが、今はここでしか食べられない。先代の味を守り続ける老舗であるが、店員は明るい人たちだ。


あんな坂こんな坂まさか 大垂水峠 SEEK

2012-04-14 08:20:58 | クロスバイク


世の中には坂ガールという人種がいるそうである。自転車で急坂を登るのが楽しいという、人たちだ。日本の通勤自転車として絶大な信者をもつSEEKではあるが、SEEK教徒が坂が好きと言う話はあまり聞いたことがない。実際峠に行くと、タイヤの幅が半分くらいのロードバイクばかりである。
高尾山口までは、足をできるだけ温存しながらきて、高尾山口から緩やかな登りを軽快に走る。おじいちゃんライダーのロードを引き離す。車も思ったよりかなり少なくて走りやすい。相模湖まで11kmの看板だ。30分でつくかなと思い登り続ける。だんだん坂がきつくなってくる。それと共に急速にペースダウン。ギアのあまりもだんだんなくなってきて焦る。地図も高低差も何も知らずに来たことを少し後悔しはじめる。さっきのおじいちゃんライダーが軽いギアを高いケイデンスでこつこつあがってきて引き離される。追いつけない。先が見えず、もう無理か。あと5分だけがんばってそこであきらめようと決めた。

4分後突然峠の頂上についた。不思議なものだ。とにかくこぎつづければ、着くのだ。

登りが楽しかったかと言うと、その境地はわからない。一言で言うと「苦しい」。他の人に抜かれても、自分の実力以上では登れない。ちょっと哲学。
下りはサイコーに楽しい。これは自動車が少ないときだけだと思うが、このスピードは病み付きになる。どんな感じかと言うとリーボックのZIGTECのCMで伊藤英明が走っている時の感じである。というかあのシーンが頭に浮かんでいた。SEEKの堅い乗り味がマッチする。あっという間に相模湖到着。
大垂水は、比率は少ないが、クロスバイクで登っている人もいたし、坂ガール2人組、まことさゆきもいた。激坂と呼ばれる峠への道のりはまだまだ遠い。でも走り終えれば登りの達成感と下りの爽快感が何とも心地よい。