chuo1976

心のたねを言の葉として

「あめふり」  工藤直子

2012-09-14 04:18:35 | 文学
「あめふり」  工藤直子




       あめつぶじゅんこ

ようい どん と

くもから とびおりました

あめつぶみんなが はしると

それに たくさんの

あめつぶのせんが できました

  あめつぶ ひとつぶ あめ いっぽん

  あめつぶ ふたつぶ あめ にほん

  

  あめつぶ ひゃくつぶ あめ ひゃっぽん

あめつぶみんなが  はしると

かぜが おっとっと と

でんぐりがえりしました

ことりが うひゃひゃ と

くすぐったがりました

  あめつぶ ひとつぶ あめ いっぽん

  あめつぶ ふたつぶ あめ にほん

  

  あめつぶ ひゃくつぶ あめ ひゃっぽん

きょう そらは あめつぶで いっぱい

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「目ざめ」   工藤直子 | トップ | 「満月の夜の猫の歌」  工... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事