種子 志樹逸馬
ひとにぎりの土さえあれば
生命はどこからでも芽を吹いた
かなしみの病床でも
よろこびの花畑でも
こぼれ落ちたところがふるさと
種子は
天地の約束されたことばの中に
ただ みのる
汗や疲れをなつかしがらせるものよ
夢
黒土の汚れ
生きてさえおれば
花ひらく憧れこそ持って来る
(1952年10月15日)
種子 志樹逸馬
ひとにぎりの土さえあれば
生命はどこからでも芽を吹いた
かなしみの病床でも
よろこびの花畑でも
こぼれ落ちたところがふるさと
種子は
天地の約束されたことばの中に
ただ みのる
汗や疲れをなつかしがらせるものよ
夢
黒土の汚れ
生きてさえおれば
花ひらく憧れこそ持って来る
(1952年10月15日)
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