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Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

「Chunの部屋」もよろしく。メアドもそちらにありますよ。http://aka.gmobb.jp/chuns_room/

ライナーの手入れ

2012-11-10 01:11:29 | インポート
ライナーの手入れ



義肢装具を使用する人の 宿命
ライナーの手入れ

毎日使用する義肢装具を装着するために、毎日のケアはどうしても欠かせない。


今日はそんな話を



義肢装具士さんによると、ライナーを自分で履けるかどうかが、どのライナーを使うかの選択における ひとつの要素になっている。
そのことも考えたい。



まず、はじめに幼児が義足を使うとき。
娘さんの例だと ストッキネット という包帯を輪っかにしたようなものを重ねばきした上に、太さ調節とクッションを兼ねて、断端用靴下を履いた。

これらの手入れ
ただひたすら洗い、新しいものを使い、また洗う。
あまりボロボロになったら交換。


結構大変
ストッキネットを底を縫い付けて、サイズに合わせて自力で作り、断端袋は自分で切りあわせる。
簡単そうに聞こえるけど、消耗が早いから すごくたくさん使う。
だからたいへん。

この組み合わせは汗もかくしあせももできやすいね。
懸垂はできないから、別に懸垂用の釣りベルトが必須だし。
仕方が無いかもしれないけど、このライナーの組み合わせは、あまりオススメできないかな。
早めに、次の段階に行った方がいいね。


次は、娘さんの例だと
アルファスピリットライナー
変形に強く、シリコンよりも肌に刺激が少ない樹脂ライナー
このライナーは内側が樹脂で、外側が布製。
外側の布がマジックテープを貼り付けることが可能なため、工夫次第で懸垂が可能。
実際に我が娘は、かなり長い間お世話になりました。

柔らかいから比較的子供でも扱いやすいね。
自分で履けるようになるのは、年少か年中くらい

自分で手入れを仕切れるようになるのは、早くて小学二年くらいかな。
手入れはね。
我が家は、無添加石鹸で内側外側ともによく泡をつけて洗い、よく流す。
それを すこし変形がおきない程度に水を切り
新しいたおるで内側外側ともに水気をとり、干す。
これが毎晩。


たまに昼間とかに汗をかいて、手入れするときには
内側だけをさっと流して、さっと拭いてすぐに履いたりする。

寒い冬場には、お湯でさっと流してから履いたり。
コタツですこしだけあっためたりする。
たぶん本当は良くないけど(^^;;


弱点は変形に強い分、痛みやすいこと。
でもまあ、それは仕方が無い。
その分、断端の形に合わせて変形してくれるから、娘のように断端末に膝の皿がない場合にも、痛みが出にくかったりもする。


最後に、この間から娘が使いはじめたライナー
アイスロス シールイン X5


今のところ使った感想。


外側にゴムの突起がついていて、その部分で空気を遮断し、ソケットにバルブを組み合わせることで、真空のような状態を作り出して懸垂してくれる。
それが最大のメリット。
何より脱げにくい。


そのかわり

突起が固くて、幼児が義足を使うとき、一人でライナーを裏返せない。
ライナーの底部に当たる部分が固くて、断端の形状と合わない場合に空間ができる。その対策用にパッドが販売されているが…そのパッドは小児でも取り扱いが困難で実用的でないかな。
あとは、シリコンアレルギーが出る場合があり、前に紹介した樹脂よりも肌へのトラブル例が多いらしい。
また、サイズ設定が、最小サイズが18 で、そこから20 22 という刻みでしかサイズがないため、ぴったりのサイズが探しにくい。
ぴったりでないと、ライナー内に空間ができるか、きつめのものを履くことになり、初期適合に苦労する。


あとは、手入れとして、外側のゴムの突起に潤滑剤を塗布したりするケアが必要かな。


今まで娘が使用したライナー
この三種類。

やはり、つかえるならば、したに書いたものの方が機能的。
でも、デメリットもある。


一番上のストッキネットは、手術後やあまりに成長が著しい時期の緊急避難用かな。
トイレトレーニングをするためには、釣りバンドが邪魔だから、その頃には樹脂ライナーにした方が、いいにきまっているものね。


そのあたりの使い分け。
たぶんだけど、義肢装具士さんによってかなり違う。
もっと情報の共有化をして、適応したケースについての標準化を図るべきだと私は思う。


どうなんだろう。
また、思いつきだ。
まいにち、こんなことばかり書いているね。(^^;;






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義足用の外装用品について

2012-11-09 01:15:17 | インポート
義足用の外装用品について


世の中にはたくさんの義足使用者がいるのに
こんなにたくさんの義肢製作所があるのに。

さらには、義肢装具士学会なんてものまであるのに。


義肢装具を使用する場合に必要となる、義足に適応した外装用品やくつ、調整用工具や補修用品などをまとめて斡旋してくれるところがない。
だから、探すのに非常に時間がかかる。


私たちが娘のためにかけた時間
そのかなりの部分は、そうしたものを一から探し回った時間に消えている。



ふと考えた。
学会公認とかで、業者が協力して、義肢装具使用者用の製品を紹介してはどうだろう?
公認とかで大々的にやるともんだいがあるだろうか?
役所でもあるまいし、安くて良いものは紹介しても良いように思うが、どうなんだろう。



小児義足用の靴にしても、かかと部分が上がっていなくて、甲が高い、はきやすい靴はあまりないし。
小児義足の外装用に、女性用の日よけ腕カバーの肌色の厚手無地のものがつかえる。


女性用の厚手のベージュのタイツは時期を間違えると手に入りにくいし、ベージュを探すのは逆に大変。

義足の調整をするために必要なレンチもなかなか売っていない上に、変に安いものを使うと、義足を痛めることもあるよう。

補修用の接着剤、両面テープ、マジックテープ
ソケット調整用ウレタンや合皮
潤滑油

膝継手の指挟み込み防止とか、膝継手の防水に、腕カバーを使ってみたり
手入れをするのに、どの石鹸がいいか悩んでみたり

実に様々なことで患者家族は悩むのだ。



それをね。
きちんと、すくい上げて
ひとつひとつ
次の人のために整理して
紹介して行くこと。


それも、ひとつのケアなんじゃないのかな。
最近、ふとそう思った。



三大義肢製作所なら
実際に義足関連用品の販売をしている。
その部署がもっと、小児義足用の商品ニーズを把握して、工夫するだけで解消されそうな気がする。
どうなんだろう?



これまた、学会で聞いてみたい。
なんだか、問題提起ばかりになってしまいそうだな。


頼まれれば、今までの経験を全て吐き出すことにためらいはない。
協力も可能だと思う。



何処かにこころある経営者の方はいないかな。



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先天性欠損児用義足の段階を考える

2012-11-08 01:00:52 | インポート
先天性欠損児用義足の段階を考える。


私の娘の経験や、周りのご家族と話している経験から、なにか義肢装具士さんに伝えられることはないものか。
学会に向けて考えていたら、こんなことを思いついた。


小児義足とひとくくりにするが、年齢の段階により、問題となるところや要求される性能、求められるケアが異なるように思うのだ。

今回はそれを考えてみようと思う。



段階1
産まれてから、二歳半まで

自己認識が始まるまでの間。
人が二足歩行をする基礎となる様々な筋肉が自然に発達する時期。
欠損児について、診断が確定しておらず、両親がもっとも思い悩む時期。

とにかく、まずは…
両親と向き合うこと。
逃げないで、一生懸命にその子どもが死ぬまでの間、可能性を最大限に引き出すにはどうするかを、ひとりの人間として考えること。

気持ちは行動や言葉に現れ、それが伝われば家族は救われる。
逆に無関心や不作為は、家族を絶望や虚無感に陥れる。
そのことを知ってほしい。

家族が決断を迫られる時期、急かすことなく、重力拮抗筋を鍛える必要を伝えつつ、家族の思いに寄り添いながら
知りうるすべての情報を伝え、一生懸命に、一緒になって考える。

それだけ。
そのことだけが全て。




段階2
二歳半から四歳まで

オムツが外れ、いろんなことをひとりでやり始める。
このころは、義足に生活の上での細かな支障がたくさん

オムツを外すトレーニングが始まり、そのことに対応しようとするとハーネスは邪魔だし、便座に座った時に滑らないように、義足が汚れた時に手入れがしやすいように、しなきゃならない。

保育園や幼稚園に通い始めるから、他の子に当たった際の安全が確保されなければならない。
先生にも扱いやすく、しなければならない。

泥んこ遊びから継手などの部品を守らなきゃならないし、手入れを教えなきゃならない。遊具で遊び出したり三輪車に乗りたがる時期だから、その一つ一つに対応しなきゃならない。

そうした細かな困難と、患者家族が戦う中、義肢装具士さんとして力になれることを探して行くこと。
たぶんそれこそが、技量を高め経験を深める。
次に生かす糧になる。


段階3
四歳から五歳半まで

急激に精神的に発達し、好みが出てきて、幼稚園、保育園などでの要求水準が高まる。
プールや体操教室が始まり、場所にもよるがさまざまな体験もする。

楽器の演奏、パレード、茶道や剣道、プールやお泊まりなどの集団行動、学芸会や運動会などでの協調活動。
実に様々なことを、濃密に経験する時期。

たぶんこの時期に、きめ細やかに対応したら、あきらめる動作が減り、可能性が広がるし、将来にわたってそれが当たり前になる。
そんな時期。

無理と決めつけない試行錯誤の連続。挑戦し続けることが大切かな。

この時期もしかし
やはり両親の理解度や姿勢によって、子供の可能性は大きく変わる。
両親に可能性を提示してあげることができたら、理想です。



段階4
五歳半から10歳半まで

小学校入学に伴い、さまざまな問題がおきてくる。
登下校の問題。
プール授業の問題。
縄跳び、郊外学習、集団移動に給食当番。
体育の時間、ひとつひとつ
取り組み方を考えながら。
ひとつひとつ、工夫して行く。

苦手意識を作らずに、できることと無理なことを仕分けて行く。
その過程で、決して大人がやらせないのではなく。
一緒になってできる方法を模索して、少しでも参加できる方法を考えて行く。
たのしみながら。

この頃になると、義足の脱ぎ履き、手入れを自分自身でするようになり、子供自身からも義肢装具に注文がついてくる。
その声を聞き漏らさず、少しのことでも流さないで考える。

プール授業における問題は深い。
一二年生のうちは、プール内を歩行する場面が多いため、実は水に濡れてもいい義足は必須であるが、なぜか認められない自治体が多いため、どう対応するかが至難。

制度運用と使い古した部品を組み合わせて再利用することまでしなければならなくなる。


段階5
10歳半から15歳半まで

自我が強くなり、身体の成長が落ち着き、反抗期に入る。
このころには、義肢装具の外装について、やはりリアルさが求められる。

本人が求めなくとも、やはりリアルな方がいいにきまっている。
無駄に目立ち、毎回説明をしなければならなくなる手間を考える。
ストッキングなどを使い、外装のさらに上に実際の足に見えるような外装を

私はそこまでの助言を義肢装具士さんがしてくれるべきではないかと考えている。
だって。なかなかそこまでやるの大変だから。
義肢装具士さんが提案してくれたら、やってみるだろうけど、知らなければやりもしない。
つまりそれも、選択肢を狭めることにつながると思うのだ。


今のところの私たちでは未知の段階まで、少し整理してみた。
どうだろう。
こんな感じで、段階ごとに大切となることは違うと思うのだ。


共通して言えることは、患者家族に対して、いろんなことを伝えていかなければならないということ。
それこそが、技術よりも経験よりも、時には大切なことがある。


そんなこと。
あたりまえだけど、一番むつかしいこと。
わかっている義肢装具士さんは少ないそうだ。
大先生が嘆いていらっしゃった。



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風邪ひいたかな。

2012-11-07 00:05:14 | インポート
風邪ひいたかな。



少し体がだるい。
熱はないようだけど、鼻水が止まらない。


先週木曜日位から鼻水は出はじめた。少しづつひどくなる。
危険を感じて、薬で抑えつついつもより少しでも早く。
家事を終わらせて寝るように。


少しだけ復調かな。


娘達が元気なのが、救い。
うつさないようにしないと。


体がだるくても、風邪をひいていても
休もうとは思わないな。
いつからかな。

自分自身のきつさに、強くなった。
自らのことなら、大抵の場合我慢してしまう。
家族のことをなんとかする方が優先される。


自らを律して、大崩れしないように。
時間を管理して、少しでも空き時間を作れるように。
いつも考え続ける習慣もいつの間にかついた。


ひどくなったら、熱ざましの注射や点滴を打ち、解熱剤かな。
そうならないといいなぁ。
うーむ。



風邪をひくと、どうも体の節々が痛む。
そんなものかな。



早く治さないと。
週末は義肢装具士の大先生への恩返しを兼ねて、専門家相手におはなしをしなきゃならない。
体を壊している場合じゃない。
這ってでもいかなきゃ(^^;;



治さなきゃ
治さなきゃ。



→さて…
一日現場に出て、帰宅時に頭痛。
困ったものだ。
ロキソニン きれたかな。


早く寝なきゃ早く寝なきゃ
(11/6夕方 つぶやき)

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義肢製作所にいいたいこと その二

2012-11-06 07:58:14 | インポート
義肢製作所にいいたいこと その二


具体的に、書いてみよう

たとえば、幼児期のオムツをはずす作業について、保育園に預ける場合に、義肢装具が支障とならないような発想が必要である。

たとえば、義足の外面後壁部について、様式トイレの便座に腰掛けた時に、座面上でツルツル滑らない工夫が必要である。

例えば、膝継手カバーについて膝立ちや膝立ち歩きをした際に、膝継手を守る工夫が、雨の日に膝継手に水が入るのを防ぐ工夫が、幼児期には、保育園などで周りの子供がうっかり膝を曲げた時に指を挟んでも、痛い程度で済む工夫が必要かな。

例えば、足部は
靴下なしで行う場面に対応する外装と 足の裏の滑りにくさの両立をどうやって確保するか。
膝立ち歩きの際に、爪先がすれていたんでしまうのを、どう保護するのか。

例えば、外装全般として、靴下なしでミニスカートを履いたり、水泳で水着になる時に、どうしたら…
足の裏が滑りにくく、膝の機能を損なわず、足のフォルムが不自然でなく、しかも破れ換えが効くように安価な材料を使うのか。

例えば、足部について
外国製の足部を使う際、甲がものすごく高いため、サイズが合わず爪先が空いてしまう問題。
靴を履かない状態で、アライメントを合わせた場合に、かかとが高くなっている靴を履くとバランスが崩れてしまうため、使用者が必死でかかとが低い靴を探している気持ちの理解とか。助言とか。

例えば、ソケットの断端側のカットの仕方について
様々な姿勢をした場合に、痛くないくらい短いか、成長した場合にもきちんと加重のかかる部分について残せているか。
全開脚したときは?気をつけした時は?前後開脚は?うつ伏せは?
女の子座りのときは?

例えば、義足の着脱に使用する部品については…
使用者の性別、年齢に合わせ、使用者が自分で着脱することを想定して作ってあるか、無理はないか。
すぐに無理と決めつけずに、できる限り早い時期に使いやすい段階の懸垂方式を採用するために、試行錯誤をしつづけているか。

例えば、成長に合わせたソケット調整については…
その方法を製作するときに考えてみとおしているか、その話を使用者家族に説明しているか。
場合によって、使用者家族が試行錯誤しながら調整を行った方がうまくいくということを説明しているか。

例えば、膝継手の種類、懸垂方法の種類、ソケットの種類、足部の種類とメリット、デメリットを説明して、いまの組み合わせになっている理由を説明しているか。
また、どうなれば次の段階に入れるか説明しているか。
それがわかれば、患者家族はその目標に向かいやすく、使用者が獲得するのがはやまり、次の段階にはいるのが早まる。
結果、早期に高機能の状態に慣れることができるため、使用者の活動の可能性が広がって行く。

例えば、ライナーの取り扱いについては…

例えば、次回ソケット作成を申請するタイミングについては…

例えば、断端保護の方法については…



ああ、書き出すとキリがない。
ありすぎるな。
まとめて話をできるように、整理しないと(^^;;


いけないね



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義肢製作所にいいたいこと

2012-11-05 00:03:08 | インポート
義肢製作所にいいたいこと


義肢製作所に対していいたいことも整理してみよう。



まずは、

乳幼児期に発達の段階に合わせて、義肢装具を作成し、重力拮抗筋を鍛えることの重要性を理解して、現場において医師に提案して欲しいです。


切断、離断を行う場合について、二歳半前後に自我が確立される前か後かで、患者家族が選択することの難しさが変わることを理解して欲しいです。
それを超えた時に、いざ切断しようとして、子供本人がどんな思いをするか、考えたことがあるのでしょうか。
そのことを考えて、本当に先延ばしを勧めているのでしょうか。
私にはそうは思えず、先延ばしは無責任にしか聞こえないのです。
むろん、例外はありますけどね。


温存療法や選択の先延ばしが、患者家族にどのようなデメリットを与えるのか、きちんと理解し、わかりやすい言葉で丁寧に説明して欲しいです。

小学校において、温存治療のための入院がどれくらい学習について行くのを難しくするのか、わかっているのでしょうか。

中高年になった際、温存した部分が、健足に比べて早く痛みが発言しやすいこと。
温存肢をかばうために健足もまた、痛みやすいこと。
結果として車椅子を使う可能性を高めてしまうリスクがあること。
考えているのでしょうか。


身体障害者手帳について
原則にとらわれずに、早期取得することによるメリットを理解し、患者家族に説明して欲しいです。
手帳をとったあとにもらえる手当や補助がいかにあとになって


義肢装具をつくるに際し、
例えば、義足であれば
その年齢時点で使用可能な部品について、一つづつ紹介した上で、自らが採用した部品について、採用した理由を説明して欲しいです。
そして、もう少し機能的な次の段階の部品について、どういう段階になったら、使用可能なのか説明して欲しいです。
そうすることで、家族がそのことを意識し、場合によっては日々の生活の目標を持って生活できる。
結果として、動作獲得が早まり、早い時期に次の段階に進めるために、子供達の可能性が広がる。


ものの言えない乳幼児期において、アライメントを合わせるとき。
もし、わからなければ正直にその旨を伝えて、患者家族と一緒に繰り返し試行錯誤する必要があることを伝えて欲しいです。


もし、経験が不足していると自覚していたら、変なプライドを持たず、さらに上の技術を持った義肢装具士が存在することや、希望すればその義肢装具士にアライメントをみてもらえるように義肢装具士同士で依頼して欲しいです。
セカンドオピニオンとまではいかないが、患者家族にとってはそうしてもらわないことには、情報がないと思います。


患者家族の声に、耳を傾けて欲しい。
まずは対面しているときに、聞いてくれる姿勢がないと。
聞いたときに、それを真剣に考えて改善する姿勢がないと、患者家族にも、ちょっとしたことを伝える勇気がなくなります。


先天性四肢障害をもって産まれた患者家族にとって、乳幼児期に相談できる相手は限られます。
その相談相手がしてくださる対応、アドバイスにより救われたりも絶望したり
なにも知らない担当者に出会ったばかりに、途方に暮れて将来を見失い、家庭が壊れて行くことまであると私は思っています。

だから。
お願いですから、自分たちがそういう仕事をしているという自覚を。みている家族の人生を左右する仕事をしているんだなという自覚を持っていただけたらなと思います。



概論としてはこれくらいでしょうか。
まだまだ、おもいつかないだけかもしれません。


もし補足があれば、コメントでお知らせください。
これまた、学会での資料にします。


次はもう少し具体的に書いてみます。はい。(^^;;



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障害者水泳記録会

2012-11-04 00:23:10 | インポート
障害者水泳記録会


日曜日に、水泳記録会
こんなのに参加するのは、もちろんはじめて
しかも、記録会といっても

参加する種目はね。
「25mなんでもレース」

とにかく、どんな方法でもいいから25m進めればO.K.というもの。



参加して、何か意味があるのかって(^^;;
それはまぁ、わからないけど。


たとえ、腕に浮き輪がついていようが、腰に浮きが巻いてあろうが
たくさんの人が見ている雰囲気のなかで、自力で25m進みきることって、なんか自信にならないかなって思ってさ。


日曜日にたまにしかいけないけど、ボランティアでみてくださるチームの先生が誘ってくださった。
ありがたい。本当にね。


少し忙しいけど、朝に合気道の稽古をしてその足で。
たぶん稽古着のままで駆けつけます。(^^;;



いい記念になるといいな。
もしかしたら、毎年出ているうちに、本当に記録に挑戦するようになれるかもしれないしね。



さて
明日に備えて 早く寝ます。
今日は動物園に行きました。
ぞうさんとキリンさんがアップで見られた。
嬉しいね。(o^^o)



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バルブその後

2012-11-03 01:51:23 | インポート
バルブその後



昨日のその後

義肢装具士の先生に相談したところ、次のような回答が…



バルブのリングが緩んでいる可能性があると。
ソケットの外側に出ている部分を内側のオス部分を抑えながら、一度緩めて外してから、再度取り付けて締めると治るかもしれないと。


早速、やろうとしてみたんですが… 固い(^^;;
とても動くようには見えないくらい固く留まってる。
まぁ。緩んじゃいけない部品なんだから、当たり前か(^^;;


仕方が無いから、やはり義肢装具士さんを頼ることにしよう。
なんか道具を使えばできるんだろうか?
どうやってはずすんだろう?
見せてもらわなきゃなぁ



しかし…
こうして繰り返し通うために、休みを取るのも楽じゃない。
大抵の場合、急に必要になるこうした休み。


いつでも取れるように、普段から早め早めで仕事をしなきゃ
間に合わせなきゃ(^^;;



しかし
こうしたトラブルの際
信頼できる義肢装具士さんと話したり相談するために
メールアドレスや連絡先をお教えいただいておくこと、大切かな。




めったにはかけないけれど
一年に一度くらい、どうしてもの時だけ、使う連絡方法があってもいい。


それがわれわれ 患者家族の命綱
大切なケアだと思うのだ。


→ バルブリング 治りました。
あー良かった。
ご心配おかけしました。



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バルブ不良?

2012-11-02 08:09:12 | インポート
バルブ不良?



新しい義足を履きはじめて一週間経ち、娘が右足がなんだかゆるいような気がするといい出しました。

なのでガムテープを貼り、それでも厚みが足りずに合皮を貼り、ゆるい状況は改善されました。

しかしながら
ゆるくはなくなったはずなのに、今度は右足に空気が入ると娘がいいます。


試行錯誤の結果、ソケット内側からバルブ周りをクーラースリーブの空気漏れを防ぐ時に使う「スキマパテ」を使用して塞いでみたところ、状態が改善しました。

結果、から考えると
右足のソケットのバルブについて、バルブ周りから空気が漏れていたと思われます。

娘によると、どうやらはじめからのようで。
治した状態だと、右足のフィット感が全く違うようです。

つきましては、写真のような状態の応急処置をしている状況を改善したいのですが…


義肢製作所で対応可能かな?

可能であれば、11/2 金曜日に、相談所にうかがい、補修をしに行こうかなと思っています。


義足の作り直しが必要に…
なりませんように。


しかし、こんなの。
娘と私が試行錯誤しているから気がつけるけど、気がつかずにそのままにしちゃうケースもありそうだよなぁ。
だから、怖いんだよね。



正直、日本最高の先生が作ったからと言って、ミスがない完璧な仕上がりはあり得ない。
そのことは、痛感している。

でもね。
そうして、信頼関係を保ちつつ患者家族も少しづつ、自分たちでケアできる範囲を広げて行く。
結局はそれが大切なのかもしれない。


それができるためには、やはり
義肢装具士さんだけではなく、患者家族も、義足のことを任せきりにせずに学び、意見し、踏み込む必要があるんだろう。

専門家に意見するって、なんか難しいけどね。
間違ってるかもしれないけど、きちんと伝えること、大切だよね。


あ、もちろん
義肢装具士さんは、そういう声をひとつひとつすくい上げ、些細なヒントから改善につなげる姿勢が必要なことはいうまでもなく。
だからして、少しトンチンカンなことを質問しても、真摯な対応をお願いしたいものです。
はい。(^^;;



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義足の微調整

2012-11-01 01:13:06 | インポート
義足の微調整


娘さんが新しい義足を履きはじめてから、毎日毎晩
少しづつ、右足のソケットを調整していた。


始まりは娘の申告
「少しだけ、義足がたまに緩む気がする」


それを言われて、抜けたりしないかを確認して
毎日はき続けながら、少しづつ
ソケット内面にガムテープを貼り、二枚にし、厚さが足りなくて皮にして
位置が悪かったので張り替えて

五度目くらいでようやく症状がおさまりました。


毎回のことだけど、これが一番大変。
普通はこれ、義肢製作所で完成確認の際にやりきるべき作業
でもね。そうもいかない。


完成してすぐに、少しはいただけだと、前の義足と感覚が違うから、ゆるいかどうかを本人が気がつけない。
一週間くらい、フルに使ってみてはじめて、微妙な緩みに気がつく。


普通はそれを受けて、義肢製作所で再度調整して帰り、また緩んで再度行って を繰り返す。
正直、すごく大変である。


あまりに大変だから、我が家は私がやってしまっている。
はじめのうちは不安で、念のため姿勢をみてもらいに行っていた。

最近も念のため、調整後に歩行している様子は、動画をメールで送ってでもみてもらうことにしている。



たったこれだけのことというなかれ(^^;;
この調整やバランスが狂うと、姿勢が悪くなり、または断端が痛み、思わぬ悪影響が生じる。



その危険性について、いく度も説明していただいて、理解しているつもりだから、逆に気を使う。


正直、子供が歩いている様子をみて、義足のアライメントがおかしいことを言い当てられる義肢装具士さんって、そんなにたくさんはいないだろうと思う。
普通に、大人の分野ではとっくに指導者クラスの人でも、無理らしい。


そんな難しいこと
できないのに、子供が歩いてしまうから、そのままにする。
それが私には恐ろしい。



私がみてもらっている義肢製作所に、よく他の義肢製作所で作った義足を履いて 娘に会いにくるご家族がいる。
そのほとんどが、アライメントがおかしいことを見抜かれている。
実際に問題も起きているのに、対処できていない話もよく出る。


普通は、他の義肢装具士が義足をみたりしない。
もしかしたら、それに甘えて調整がないがしろになっているんだろうか。
それとも本気でできないんだろうか。


患者家族としては、今の義肢装具士さんをとりまくこの現状に戦慄を感じる。


はたして、この現実
どれだけの人が気がついているんだろう。


ああ。
最近、こんなことばかり考えている。


微調整 まだ続くかな。
昨日の朝、感じ良かったけど、また様子を見なきゃね。

日々、なんだか気が抜けない。
娘が自分でできるようになるまで、長生きしなきゃね(^^;;



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