Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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膝継手「オットボック3R60PRO」カバー改造

2015-09-26 00:05:44 | 義肢装具や関連のお話
膝継手「オットボック3R60PRO」カバー改造

そもそもの問題点

断端末のソケット部分が、安定位にするとかなり前に出てしまう上に、後ろ側に膝立ち用の突起があり、その両方のせいで見た目が不自然になってしまうのをなんとかしたい。
どちらかというと、断端末が前に出ている影響を不自然でなくする方が難しい印象です。

今回使う膝継手「オットボック3R60PRO」について、子どもの今までの生活の中で、立膝や膝歩きを日常的に使用しているため、それが可能となるようにカバー側で工夫することに挑戦していただいた。
なお、メーカー代理店担当者にも意見照会を行い、助言をいただいた上での改造であること。今回に限りこの使用方法で保障についても通常通り行っていただけることについても、義肢装具士さんから確認済みです。

では紹介してみます。

まずは、一番難しいところ。
膝が曲がりすぎないように、パッドを当てつつ、曲げた時や伸ばした時の見た目を自然な形に近づける工夫。
このために、以下の工夫をしていただいています。

フォームの横幅を細くしました。
ソケット遠位部を延長し、前、横の段差を軽減しました。(太くした訳ではありません)
膝、部分のパッド(お皿の部分)を上にずらし、前の段差をなくし、ストッキングなどの巻き込みを防止しました。多少のシワはできてしまいます。
屈曲ストッパー部分を改良し、後ろの段差を少なくしました。ソケット部分バンパーと継手部分のクッションは両面テープで固定されています。

結果として。
素晴らしく見た目は改善されています。
写真で見ていただくと、自然すぎてわかりにくいかもしれませんが。
わたしが改造したやり方よりもシンプル。
パーツにかかる負担も少なくなるように工夫されているとともに、取り外しや調整がしやすいようになっています。
本当によく考えて下さって、頭が下がります。

あとは。これにストッキングを履かせたときに、いかにシワにならないような使い方をするかですね。
次回、その工夫をご紹介します。











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