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鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

今日は秋晴れ、やっと秋らしい季節になった。

2007-10-21 09:00:33 | 直言!
「ちょっと涼しくなりましたね」と書籍店の店員に話すと「私はまだ半袖です。動くとやっぱりまだ暑いです」と言う。
そうです。動くと暑いので私も中は半袖のインナーを着て上は1枚ものの薄いジャッケットブラウスが着たが寒い。昨日はさすが長袖のインナーにしたら
昨日また寒かった。
韓国ではもう気温は5・5度、ソウルでも7度と言う。晩秋というより冬の気温になっている。日本は20度や19度、しかし北海道は紅葉まっさかりで10度前後の気温なのだろう。
気温で思い出した。寒い冬の写真、小樽の写真が昨日のK氏のネットで掲載されていた。あんなに真っ青な景色だったのだろうか。
すごい写真の技術に驚き何度も見ていた。
こんな青い色が出せるのだろうか。
写真技術の知らない私は見とれていた。
さて同じ青でも今日の空は秋晴れ、さしずめ水色というところだろう。
水色といえば「水色のワルツ」「水色の手紙」という歌があった。やはり恋は水色なんだろうか。
恋は水色というものでない。
思い焦がれているはじめは水色だろうが始まるとそんなものではないだろう。

昨日、金真須美さんの朗読と音楽コンサートの現場にはいった。
金真須美さんの朗読、美人で優雅なふるまいにいいところの奥さんとしか見ていなかった。小説も「贋のダイヤの弔い」も斜め読みに読んだので内容は記憶が途切れていた。
しかしこの小説の朗読、もう1編は子女が言葉に母親としての子どもに対する思いを愛情を「詩」にしたがどれも在日韓国人3世の作品だった。
民族の葛藤は貧富の差がなく個々にそれぞれの位置で悩み葛藤してきたものだと分かった。
朗読と音楽をとおして在日コリアンの心情に日本人も説得してしまうほど心に響くものがあった。
金真須美さんの心の中で訴えるものは「1人で悩まないで一緒に話していこう。同胞だけでなく日本人も一緒に」というふうに私の心の中で響いていた。
在日韓国人の3世はまた2世と明らかに違うというこということが分かった。
言葉を民族を武器にして日本社会に3世も民族の血というものをもっていきているが2世と違う感性がある。ということを教えているようだった。
豊かな在日コリアンの3世の感性を日本社会で生かしていくのは2世たちの責任である。
3世たちの豊かな才能を伸ばしていく責任があると痛切に感じた。
この人たちと同じ目線にいる韓国系民族学校の子弟たちにも言える。
この子どもたちを日本社会で豊かな感性を伸ばしていく責任は2世の責任である。
子どもたちより少しばかりのお姉さんやお兄さんたちの話しを聞いて自身と誇りにつなげてほしいと朗読をききながらそんな気持ちになっていた。
自ら言葉を通して自分と向き合ってきた3世の感性はこれからどんどん増えてくるだろう。
どの人も自分と向き合って悩み苦しみながら自ら切り開いてきた道、さらに磨いてほしいと祈っている。
私が出会った落語家の笑福亭銀瓶さん。韓国語落語で自分と日本社会に向き合っている。そして韓国の若者たちに日本の落語の面白さを教えている。
金真須美さんは自作の小説を朗読することで日本社会に在日コリアンの3世そして4世の気持ちを代弁している。今度はこれを韓国の大学で披露してもらいたい。韓国語が無理でも韓国語の字幕を出してできる。
「詩」だけでも韓国語で披露するともっと韓国の人たちが在日韓国人が韓国語学習に努力していることが理解してもらえるだろう。
韓国政府機関の在日同胞の留学先で披露することも1つの企画かもしれない。
そんなことを朗読しながら聴いていた。
道は遠いかもしれないが努力すればできる。
笑福亭銀瓶さんの努力も一途に自分と向き合う努力、自分を愛することでむきあっているのだろうと、笑福亭銀瓶さんの顔が重なっていた。
在日韓国人もまだまだ捨てたものではない。
体に流れる血はまだ2世では消えないことを痛感した。
日本政府は選挙権がほしければ「帰化」を勧めるがそんな簡単なものでないと痛感した。そんなものではない。
日本植民地支配した日本政府のあり方という原点に返って日本に住んでいる在日コリアンの歴史背景をもっと勉強するべきだろう。
日本社会のエゴであり日本国家もエゴの塊である。
エゴで弾圧した日本植民地支配、今となんら変わらない。
朗読を通してまた重なっていた。

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