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鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

疲れて何もしないでテレビを見ていた。

2007-05-05 09:26:09 | 直言!
あっというまに映像は終わるので人数はかぞえられないがテレビの画面の奥行きをみると10人ぐらいがいるように見えた。
目をこらしてその「かわやん」を探すがいない。
たぶん、かわやん、遠慮して下向いて食べていたのか人がなんやかんやと目立っているところ黙ってみていたのか。探すことができない。遠くにおっさんの顔が何人も写っているのに早い映像はすぐに画面が変わる。
あーあ。残念。映像は消えた。
どこのCMと思ったらT物産だった。
T物産の会長は韓国から来て一代で築き今は子息たちが継いでいる。
餅屋さんから始まった商いである。努力に努力を重ねた人である。
鶴橋界隈は韓国の食材の店が数え切れないほどある。
みんなアイデアと工夫で商いをしてきた。

しかし「かわやん」は映像になかった。
1人のおっさんが目立っていた。どこかで見たことがあるかもしれへん。
しかしCMの収録中はまだ3月、ランニング1枚で震えていたというがみんな元気な顔していた。
それほど「焼き肉」は元気にさせる食材なのだろうか。
あれで寒い顔だったら焼き肉の評判がおちるが元気なおっさんの顔で焼き肉が美味しいというイメージになる。
むかし懐かしい焼き肉、煙がもうもうとたっていた。
昭和30年代から40年代だった。40年代の終わりごろになると東京からだろうか。煙の出ない焼き肉店が初物の店のように紹介されたものだ。
今や七輪はアウトドアの道具になった。郊外でのバーベーキュー、焼き肉といいません。バーベキユーといすうのです。野外のバーベキューでよくつかわれているがまたそのバーベキューの焼くコンロ台も進化して大きくなった。10人ぐらいだったらなんとか囲んで食べられるものができている。えらい進化したものだ。
焼き肉はまたいろいろアイデアが出されて何でも焼いて食べるアウトドアに変身した。
時代の流れは変わっている。
日本語もいろいろ変化した。
そして焼き肉は在日コリアンの食べ物と思っていたのに今は日本社会の日本人の好み料理の1つになった。家庭にキムチもあれば辛い辛ラーメンもある。かわったな。日本社会の生活スタイル。無国籍日本である。
しかし日本政府はこの無国籍スタイル野放しにしながら法的なものはがんじがらめに日本の法律しかも「国民」で括っている。
だから日本社会で焼く肉文化が浸透していっても在日コリアンに対する潜在的な差別は変わらない。そして韓国のスターが来るとワアワアと気持ちを舞い散らしている。そんなのを見てもちっともうれしくない。
そりゃ、本物の韓国人とは違うかもしれない。
しかし在日コリアンは異文化に1番身近にふれることができる。
触れないから分からないだけ。普段は顔も姿も暮らしもそとめは日本人の文化社会だが家に入ると日本人の知らない異文化も持ち続けている。
テレビで放映されている「チャングム」の料理、大方の人は絢爛豪華に見える料理に飛びついて見ているが私は子どものころ祭祀の中で見てきた料理なのである。
祖父が生きていたころは部屋いっぱいに膳を並べた。足の高い膳、前後2列に膳を置き供物を置いた。
代が変わり父になって少し簡素になった。また次の弟になるともう少し簡素になった。だから3・4世になると「チャングム」のような料理はしらないだろうが私はあれに似たように料理を見てきた。
そんなことで時代の流れを思いながら1世が築いた在日コリアン文化、「かわやん」が出演した映像は後世に語り継がれる1つのフイルムになるのだろう。
そのときは「かわやん」、寒くて震えた思い出話しをして下さい。
やはり目をこらして3回の放映を見たがわからなかった。
残念。

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