goo blog サービス終了のお知らせ 

鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

2月28日、2月最後の日

2009-02-28 17:49:59 | 直言!
夕方の5時、3時ごろからお風呂に湯を入れながら台所で夕食の支度をして明日はマンションの廃品回収日。半月ほどの新聞と広告をスーパーのレジ袋に入れた。1ヶ月にこの作業2回する。
そして玄関に出して水道のメーターのところは扉になっているのでこの隙間に積んでいくと明日の朝、業者が来る前にマンションの玄関にもって行く。
そしてヨーグルトを食べていなかったのでテレビをつけて食べ始めると教育テレビが昔懐かしい番組を紹介している。
昔の婦人百科の番組で料理や編み物など紹介していた。
昭和30年代、貧しかった日本の食卓、日本の食卓に対してかロリーの多い食材を紹介している。当時、栄養失調者が4人に1人という時代であったらしい。
なるほどと納得しながら見ているとお風呂に入るのは後からにしようと昭和30年代の料理番組などに興味があって見てしまった。
面白い。
番組を見ていて私の高校時代の食事を思い出していた。
世の中が少しだけよくなって家の中にもカレーというものが入ってきた。
しかし肉なんか食べられない時代、テレビでは牡蠣を入れたカレーを紹介したという。
私の家は1軒置いた隣が豆腐屋さん。油揚げを買って来てカレーに入れた。
ジャがイモや玉葱は家の土間に転がっていた。
カレー粉だけは店屋に行って買わないといけない。母親に無理を言ってカレー粉を買って来た。それをフライパンに小麦粉を水で溶かしながら入れてカレー粉を入れてルーを作った。私は家事をあれこれして弟の面倒もみていた。どいういうわけか気長に座ってするものは妹にさせていた。昔はガスでなくて七輪で食材を作っていた。
また妹は1つのことをすると1つのことしかしかできなかったが丁寧にしていたのでさせていた。そんなことも思い出した。
また妹は中学の家庭の時間に鯨のフライを習ったという。
家でも家族に食べさせたいと思って妹に教わりながら私も一緒に作った。
鯨をフライにして食べたときはごちそうを食べている気分だった。
なぜか父親は好みでなかったのかそんな食べなかった。
しかし今は鯨が高級品になって高い。
たまにおでんに鯨のコロを入れたいと思ってスーパーでみるととてもとても高くて買えない。
昔はあれが安かったのか野菜と一緒によく炊いたものだった。
昔は野菜というと土がついていて家で掃除しないといけなかった。手間がかかったが美味しかった。
食卓はほとんど野菜だけだった。父親の前に魚料理が出されていた。子どもにもない日があった。そんなときもあった。父親の食べる物には絶対に手がつけられなかった。
それぐらい威厳のあった食卓で家族団欒とはほど遠いものだった。
この頃の食材で忘れられないのが鯨のベーコン、最近になって時々見かけるので私は買ってくる。昔から見ると量は少ないそして価格高であるがたまに食べたいので買ってくる。
私が買うのはベーコンを細く切ったほうである。
夫は切っていない大きい方をよく食べた記憶があるらしい。切っていないほうを買ったほうがいいというが私が子どものころ食べた細いベーコンが食べたくて細い物を買ってくる。
父親の夕食の食材に母親は買ってきていた。
子どもの皿にものったがわずかしかなかった。
それでもこれも御馳走だった。
この細いベーコンに母親を思い出してしまう。

鯨でまた思い出してしまう。
友人は子どもの頃たいがいのやんちゃ坊主だったという。
筆者と同年齢で中学・高校になっても肉を食べるのは年に数えるほど何かがあったときしか食べられなかった。当時は鯨肉が安くて家庭の食卓に並んでいた。
その鯨肉にうんざりして母親に「鯨ばかりいやや。家の田んぼを耕している牛がいる。あれ食べたい」と言ったら母親は「牛より鯨が大きい」といったそうだ。
なんともユーモアのあるお母さん。この話を聞いたときは笑い転げるほど私は面白かった。
ユニークなお母さんに友人あり。納得している。

昭和30年代、日本が敗戦してなんとか経済復興している時代だった。
何もなく貧しかったが皆、希望に燃えていた。皆エネルギーにあふれていた。しかし地域社会があって人情と情けがいっぱいあった。
そんなころを思い出していた。
向かいの家のおばさん。
祭りになると「おはぎ」や「ちらし寿司」を私の家の分まで作って持ってきて下さった。まわりは日本人ばかりだったがそんな人情のある町で私は育った。
今も自分が育ったところが懐かしい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昨日は寒かった。今日は晴れ... | トップ | 3月1日、日曜日。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

直言!」カテゴリの最新記事