寒い。冷える。

パソコンが修復してやれやれである。
なんとか1日でも早くと思っていたので業者の人が昨日来て下さった。奈良市内に住んでいる人、所属の会社は大阪、委託してパソコン修理に当たっている。
海外出張をしている彼もどこかの組織に入れば幾ばくかの営利につながるだろう。それがもう今はあくせく働くことはしないのだろう。
カメラの仕事がやりたくて自営業を整理して今は自分のやりたいことをしておられる。
そしてパソコン修復はまったくの無償のボランテイアでしている。
なおしてもらったほうはありがたいので何がしの気をつかうと「もうそんなことしたら2度とこないから」というのでお言葉に甘えて無償で修復してもらっている。
彼のこうした無償ボランテイアが見えないところで彼を守っているのだろう。いつも海外出張を無事にこなして日本に戻ってこられる。
しかしこの時期の寒い所、私は絶対に避けているのに彼は寒い時に寒い所に行く。寒いのは苦にならないという。
私はあかん。
寒さが苦手で韓国行も冬は避けている。
今、韓国はウォン安で日本からの観光客が増えている。
しかし日本へ来る韓国からの観光客はめっきり少なくなった。
ひところは東大寺の山門を歩くと参道いっぱいに韓国からの観光客が歩いていた。
話をしなくても歩く姿や風貌で分かる。
私は気持ちのテンションが上っていたら「オデショ　オショシミニッカ（どこからこられましたか）」と聞くと日本での韓国語で最初は驚かれるが続いて私が「チェイルハングサランニミダ　イセミニッカ　ハングマル　チャルモッタニカ　ミアナミダ（在日韓国人の2世ですから韓国語がよくできません）」と話すと韓国の観光客は「アイゴー　ハングマル　チャラシネヨ（あらー韓国語をよく話されて）　バンガスミニダ（うれしいです）」と言って握手をしてこられる。
続いて私は「ハングマル　イパッケ（韓国語はこれだけ）」と話すとまわりは爆笑になる。
これ以上話しては団体行動に迷惑をかけると思って「アンニョヒ　カセヨ　ト　マンナスミニダ（気をつけて行って下さい。またお会いしましょう）」と言って韓国の観光客から離れていく。
気持のテンションがあがらないときは静かに山門を歩いている。
どこからとも聞こえてくる韓国語に耳を傾けながら静かに歩いている。
最近まで近鉄奈良駅にもたくさんウロウロしておられたがこの頃ほとんど見かけなくなった。たまに見ると若い男女連れが多い。新婚旅行を日本に選んだのだろうかと思って黙って見ている。

その寒さもあと一息である。
今日は2月21日、後1ヶ月もすれば天気は陽気になってサクラ開花だよりが耳にはいってくるころになる。
もう少しの辛抱である。
寒いのが苦手な私は仕事や所用意外ひたすら外出を避けて家に閉じこもっている。
今、大阪の万博平和公園では梅が開花しているそうだ。
そういえば奈良公園にもたくさんの梅の花がさいていた。
寒さが苦手の私は市内循環バスの車窓から眺めている。
春よこい。早くこい。-----。
そんな歌が飛び足してくる。
春がくれば気温はいっきにあがってまた暑くなるのに。それでも春が待ち遠しい。