鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

紫陽花

2008-05-26 08:26:01 | 直言!
花びらが傘のように見える
傘の中は赤ら顔、真っ青
ほんのり恥じらいの色に黄色みかがかった色
怒っている顔 震えている顔
恋している顔 疲れている顔
やがて朽ちていくときは枯葉色

人生に例えて我が身を振りかえる
友だちがほしくてうずまくっていた時は心が真っ青
赤、青、紫と友だちが欲しかった
時を経て恋したときは黄色
幸せになりたい
けれど信じていいのか揺れていた
いつのまにか穏便な紫陽花色の人生をかかえている
あの人もこの人も穏便な紫陽花色を抱えている
悲しみも苦しみも乗り越えてきた色は移り変わりに微動しない
それは年を重ねたこと
気がついた
友だちは本当の友だちは自分、自分の心
自分の心にどれほど愛せるのか
向き合った時 周りに個性豊かな紫陽花に囲まれて
個性豊かな紫陽花
皆似たり寄ったりの山、谷を越えて
いたわり励ますのが晩年のすごし方
気が使かない人 時にそんな場面のスクリーン
スクリーンは活動写真のごとく激しい
さてこの色は何色
私もこんなときがあった 
それもこれも乗り越えて心集まる
年を重ねてそう思う
行きつけの喫茶店の紫陽花
今日は花の色が変わっている
移り変わりした紫陽花
コーヒーを飲みながら紫陽花を愛でる目は穏やか
私よりもさらに幾年ものりこえた人生の山
みなぎるエネルギーはやがて許せる心に変えていく
そうありたいと誰もが願う
穏やかな愛でる心が溢れている行きつけの喫茶店
紫陽花にまた教えられた
幼い頃の私は引っ込み思案 話もできない
幾年かの積み重ねは今の私
気が弱くて意気地なし 前向いていると思うと後ろに向いている
すべて自分が作ってきた人生
幼いころの私も愛しい

今、おしゃべりでアホまるだし
まわりは私の幼い頃の私が信じられない
たぶんどこかで祖父母が見ている
いつも背中で後押ししている
見守ってくれている。
だから少し前に向いて歩いている
今もどこかで見ているようだ
後押ししているようだ
祖父母の愛が空で泳いでいる
紫陽花の季節に思う
雨にぬれた紫陽花 日差しの中の紫陽花
人の心の移り変わりにも似ている
人のつながりにも似ている
紫陽花 花びらの下は傘
人間模様が織り成すのが紫陽花色




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