鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

午後2時45分。

2012-10-12 15:41:48 | 直言!
朝、10時10分に自宅を出た。







大通りの向こう側にタクシー4台が待機していた。
その1台に乗って猿沢池近くのならまちセンターに向かった。
5分ほどで着いた。ワンメーターだが千円を支払った。
足を痛めることを思えばと思っている。
そして時間が早い。これをバスで行くと30分程度かかる。
歩くと20分もあれば行ける所です。

10時15分頃、会場に入って受付をしていた久保田逸子さんに挨拶して芳名録に名前を書いた。芳名録も本名で記帳した。
久保田逸子さんとは取材でお会いしている。
仕事の中である。
今日は私生活だが本名で記載した。

パッチワークの力作、それも大型作品ばかりの展示です。
久保田逸子さんの作品も大型作品、4ヶ月かかったという。
そして80歳前後の人の作品、最初、自分で作った作品を見せてくれた。
またこのカバン、バッチワーク、自分で作ったという。
すごい作品でした。よくできている。
そしてこの高齢者の女性の出店作品、大型作品が2点、やる気と根気と時間があればできるというがなかなかしたいと思ってもできない。
ここまでできない。すごいと思って見ていた。
気の遠くなる作品です。
どの人の作品も皆、力作です。
心がこもっている。
好きでないとできないなと思った。
私も針を持ってクチクチと縫い物をするのは好きです。
子どもの頃は人形ばかり作って母親の針箱にあった布を切って怒られたことがあった。たぶん使うために置いてあったのだろう。

OL時代、夜間の洋裁学校に2年行ったがそれでは何もそんなに作れない。
結婚して子どもが学校にいっている間、昼間の時間を利用して近所の年輩の洋裁師に5年ほど習ったことがあった。それでなんとか型紙をとってゆっくり時間をかければジャケットなどが作れるようになったが今はそんなことしている時間もなければもう針に糸を通すのも大変で洋裁はしなくなった。

80歳前後の高齢者の女性はいう。
「時間と根気がいるが私はまだプラスアルフアがある。やりすぎて腱鞘炎になって病院に行くので医療費が若い人よりかかっています」と、笑いながら話している。若い人に励みになっているだろう。
腱鞘炎になりながらも大作の作品2点を展示している。
これはやる気と好きでないとできない。

会場を出たのが11時です。
歩いて近鉄奈良駅前の行きつけの喫茶店に行くことにした。
北に見える興福寺の五重の塔の景色は久しぶりです。
若いときはこの道をウオーキングしていたのでこの景色を良く見たが今は見ることがほとんどなくなった。
そして猿沢池の景色も久しぶりで写真にとった。
カメラを持っている人が何人かおられる。
ベンチで腰掛けている人の話し声が私に聞こえるように話している。
「亀とかとったら金いらへん。人をとったらモデル料をはらなわなあかんので亀とっているんや」と----。
私は心の中でお金の問題と違う。
奈良で猿沢池を皆に見せたいから撮影しているのに----と。
けれど何もいう気になれなくて黙って写真を撮って三条通りに入った。
この通りの左の路地を入っていくと雑誌記者時代に奈良新聞の記者たちとよくいった店があった。スナックでもない。クラブでもない。居酒屋でもないが居酒屋である。居酒屋の雰囲気ではないが居酒屋です。
雰囲気のよい店、お酒がでて品のいい肴がでる。
「まんぎょく」と看板を探したがみあたらない。
今は屋号が変わったのか。
とりあえず今、インターネットで検索するとこの店がまだあった。

http://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000229/dtlphotolst/

昔、置屋を改装して居酒屋に変えて経営しておられるということを昔、奈良新聞の記者に聞いたことがあったが----。
そんな騒がしい居酒屋でないが時代が変わって若い人が多いと騒がしくなっているかもしれない。ここは隠れ家みたいなところでロマンチックな気分になれる。落ち着く店です。
けれど私は在日韓国人の新聞の記者になってから行かなくなった。
1度、韓国から来られた人を連れて行ったことがあった。雑誌記者をしているときに私は韓国語教室に通い始めて韓国からこられた韓国政府派遣教師をこの店に1度お連れしたことがあった。
静かな店なのでお気に入りでしたがそのうち、大阪に転勤になられて奈良に来られることはなくなった。
韓国からこられた観光客や仕事の関係者を連れて奈良公園をまわったりされていたがそれは昼間のこと。夜は大阪のどこかで懇親会をしておられた。
路地を1人で歩いていこうと思ったが時間がもったいない。
うろうろしている時間がない。
急いで歩いて東向き商店街に入って銀行でトイレを借りて近鉄奈良駅に向かった。途中のうどん屋さんに入ったのが11時10分、美味しいうどんを食べて行きつけの喫茶店に入ったのが11時25分、新聞2紙読んで文庫本を少し読んだ。1時に出て本屋に行く。
宮本輝さんの新刊、単子本がでたのでこの本を手にとったがやはりカバンに入れて持ってあるくのは重い。文庫本になってから買うことにした。
内容で読みたいと思うがあきらめた。

スーパーによって足りない食材を買って自宅に戻ると1時半。
家事を少ししてシャワーを浴びてパソコンを開いて今日撮影した写真をパソコンに取り込んでいく。
今日撮影した写真です。
興福寺の五重の塔、猿沢池、そして猿沢池の亀です。
午前11時頃に撮影している。
穏やかな気候に亀たちがのんびりと日向ぼっこしている。
奈良の町の中にある猿沢池と興福寺の五重の塔、歴史の中で育まれた町です。
今日はこのへんで。
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