クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

天童観光

2020年10月07日 11時18分57秒 | 旅行
山寺を後にし天童に向かいました。
天童市将棋資料館と人間将棋会場を見学しました。

将棋資料館は駒の展示が充実していました。
22年前と異なり展示物が撮影禁止でしたので、資料冊子を購入しました。


また藤井聡太2冠の扇子も購入しました。


その後、旧東村山郡役所資料館を見学しました。
建物は明治11年に東村山郡役所として建てられ、明治天皇巡行の際は行在所となりました。
その後郡役所、群農会、天童町役場、天童市役所、市立図書館と使用された後、郡役所資料館となりました。現在は資料館として、天童織田藩関連資料や天童市の明治維新前後の資料が展示されています。


天童織田藩成立の経緯をざっと記します。信長と長男信忠が本能寺で亡くなった後、次男の信雄(のぶかつ)が所領を引き継ぎましたが秀吉に屈服します。大阪落城後、家康から再度大名に取り立てられ、大和国宇陀郡と上野国甘楽などを与えられます。主要な領地は群馬県甘楽町の小幡藩です。大和宇陀郡3万国は信雄5男が相続しました。織田宗家を継ぐ小幡藩は八代まで続き、九代信浮(のぶちか)の代に山形の高畠に領地替えしています。山形の領地は分散していたので幕府に願い後に天童に集約されたようです。


維新後、短期間ですが天童県知事に織田信敏が就いています。
信雄ほか織田宗家歴代藩主が眠るという甘楽町の墓地はさほど遠くないので、何れ見学したいと思います。