クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

新製品発表を眺めて

2020年02月17日 09時39分43秒 | カメラ
中止になってしまいましたがCP+に合わせて各社新製品の発表が続いています。
また今年はオリンピックイヤーなのでニコン、キヤノンからフラッグシップが発表されました。
D6と1DX mk3を比較するとスペック上はかなりキヤノン優位かと感じます。
特にAF点数は191点、連写も16コマ/秒まで来ました。ミラー有りで16はなかなかすごいと思います。
D6で注目はこれまで増える一方だったAF点数が105点と一見減少した点。ただニコン史上最強AFを謳っているので食いつきや追尾性は相当なものなのでしょう。とはいえ上記2機種はとても買えないのでパラパラと眺める程度の関心度です。

オリンパスはE-M1 mk3を発表しました。
現在のメイン機がE-M1 mk2なので上記2機種より熱心に見たのですが、う~ん、という感じですね。
正直E-M1 mk2登場時に感じた先進性は失われたようです。
特に肝心の画像センサーが据え置きというのは如何なものかと思います。つまり画質は次機種までほぼ変わらず、ということですからね。
それ以上に問題なのは像面位相差AF点数も121点のまま、ということです。
AFで最近フィールドでの評価が高いのはソニーのα9です。私は使ったことはないのですが、ユーザーに聞くとこぞって絶賛しますね。
α9は像面位相差AFが693点、AI活用のAFで動き物にかなり強いそうです。
今となってはE-M1 mk3の121点は少ないと思います。
E-M1 mk2はスモールAF点にしてもまだAFの合う範囲が広すぎて、野鳥の目にピントを合わせても微妙にずれることが多いです。
追尾性能、特に一旦フォーカスを外れた後のリカバー動作も弱いです。
AF点数が変わらないと、この辺りの抜本的改善は難しいように感じます。

E-M1 mk3の前機種からの主な改善点は次のとおりです
 世界最高7.5段の手ブレ補正
 TruePic IX採用
 E-M1X譲りの進化したAFシステム
 星空AF
 進化した顔優先/瞳優先AF
 カスタムAFターゲットモード
 AFリミッター
 横位置・縦位置撮影のそれぞれでAFターゲットモード/AFエリア位置を設定
 5000万画素手持ちハイレゾショット
 ライブND
 マルチセレクター
このうち私が魅力を感じるのは縦横位置でのAF関連の設定機能ですね。他社は随分前から実現しているのでやっとか、という気もしますが実用上は大きな改善です。
他のAF関連の機能もそれなりに魅力を感じます。ただ星空AFと手持ちハイレゾは使わないと思います。
ライブNDとマルチセレクターはなかなか良いと思います。特にライブNDはオリンパスらしさを感じる機能ですね。

E-M1 mk2も発表後かなり経ってから購入したので、E-M1 mk3も買うとしてもかなり先になりそうです。
実は野鳥撮影はZ7に移行しつつあるので、風景、花、旅スナップなどではmk3の改善性能は不要です。
将来業界NO.1の動体撮影連写能力を手にすればまた購入したいと思います。