コール・ウェルカム

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2016年12月10日 | 曲目解説
札幌が大雪でございます。出張に行った夫が戻ってこられません。たいへんな吹雪の模様です。
こちらSTV(札幌テレビ)のライブカメラ@札幌駅をプリントスクリーンにしたものですが、レンズに雪がかぶっていて、視界不良です。線路上の特急も白く霞んでいますね。

例年ならば根雪になるのが年末くらいですから、このまま溶けずに残るのならばずいぶん季節の進みが早いです。

ということで、文部省唱歌「雪」を調べてみました。

他の文部省唱歌同様、作詞作曲は不明です。明治11年に発表されました。

ゆきや こんこ
あられや こんこ
ふってもふっても まだふりやまず・・・

というこの歌詞は、

ゆきや こんこん 
あられや こんこん

とよく間違って歌われますが、一説によれば「雪よ 来む、来む」=「雪よ来い、来い」であるとも言われるそうで、その場合は「こんこん」でOKということになります。
ただ、そうであれば「雪よ来い」(話者の希望)→「降っても降りやまず~」(情景描写)と詞の中の立脚点が動き、ちょっと座りが悪い印象です。
また別の説によれば、こんこ=滾々(こんこん、水がこんこんと湧くなどとぎれのないさま)ではないかとのことで、どちらにしても「こんこん」ではありますが、個人的には空いっぱいの雪!という情景をあらわすこちらの説に一票投じたいと思います! (欠落した「ん」はどこに行ってしまったのでしょうか? 謎です。)

そして、メロディーの方ですが、ドボルザークのsing ye a joyful songの前奏によく似ています。タッカタッカタンタンのリズムが同じです。(メロディー本体はぜんぜん違います)

https://www.youtube.com/watch?v=tRESctE1KUk
↑ ↑ こちらの動画でお確かめください。


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