先日、有名な俳優さんがお亡くなりになりました。
老衰のため亡くなられたとのこと。
ああ、また日本の偉大な俳優さんが亡くなられた。
寂しい気持ちになりました。
そのニュースを見て坊守が、
「そっか、○○さん亡くなったのか。老衰?そっか、大老衰だね。」
あまりにもさらっと言うので、思わず聞き逃しそうになりましたが、
大老衰って?
「お母さん、それを言うならば大往生では?」
とそんな話をしながら、往生に大も中も小もあるのか
その場に住職も副住職もいなかったので、その話を止める人間はおらず…
話はどんどん飛躍しそうになり。。
大と言っておけば、収まりがつく。
そんな話で終わりました。
その後、お茶を飲んでいる住職に、坊守の〝大老衰〟の話をしたところ、お茶を吹き出しそうになっていましたっけ
住職に確認しましたところ、浄土真宗の教義に於いて『往生』という言葉はありますが、『大往生』という言葉はないそうです。
往生に、大も中も小もない。
とのことです。