seiji honda's blog

制作雑記帳云々

白い園は刈られてすやすやと

2018-06-30 12:51:18 | 展覧会のお知らせ





シロツメ草のお花畑は

刈り取られてしまって

緑一色になってしまった

寂しくすっきりと哀しい



緑のまにまに

キノコがちょっと

生えていたので

可愛らしくも憎らしい






*






茗荷を縦に切る爪の先は空



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花の咲いた舟をのせるサカナ

2018-06-29 13:43:36 | 展覧会のお知らせ





小舟をのせるサカナあり

舟には花が咲いていて

サカナが潜ってしまったら

瞬く間に水中花

サカナが空に浮かんだら

空中庭園どこへいく






*





画像は水彩ガッシュで描いた


『魚に乗る船に咲いた花』です





雨上りの道のにおいは

雨の降り始めのにおいより

良い匂いがする







*






とろろする手に光る水玻璃となり


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ナカマハズレニシナイデ

2018-06-28 12:28:40 | 展覧会のお知らせ





制作が煮詰まってきても制作はする



透明水彩 水彩ガッシュ アクリル アクリルガッシュ 油彩 


などを使い


紙 木 段ボール おもちゃ 石 貝殻 硝子 鉄


(紙といっても色々な紙があるけれど)


等の支持体に描く




立体は石粉粘土やきらきら光る石やジェッソやアクリル絵の具でつくる






*





画像は水彩ガッシュで描いた


『おなじマントに(ナカマハズレニシナイデ)』です




黒い星は夜には見えない

昼には見えるのだろうか






*






黒猫の耳欠け向こうに青葉哉


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星の足をなぞる

2018-06-27 12:52:48 | 展覧会のお知らせ





星に足はないけれど

足のない生物にも

足のような器官があることも

あるのだから

星にだって足があっても

別におかしくはない

そんな星の足をなぞるように

作品を作っていく

いつしか足は目になって

夜空に煌めくことになろうか

なるまいか、足は目で目は足で

そんなあり得ないことができるのが

触覚的に空想を幻視するということなのだと






*





画像は石粉粘土、ジェッソ、アクリル絵具

で制作したオブジェ『star myriapod』です


反対側にタコの口をした

違う顔があります


(先月辺り野外撮影したものをご紹介しております)






*






空蝉に吐息隠せど空に散り


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月とピラミッド(ちんちんもがもがせずにとべ)

2018-06-26 13:49:44 | 展覧会のお知らせ






けんけんぱをする歳でもないのに

どこかでけんけんしている己がいる

バランスを取らなければならない

いつも中心に引かれていながらも

右や左や斜めや前に身体は傾ぐので

左側後ろ側に気持ちをちょっと寄せてみる






*





画像は透明水彩画

『月とピラミッド』です



顔のある月と

一つ目のピラミッドの方へ

犬と猿の上からダイブ!

(キジは居ないの)






*





朴散華ちんちんもがもが踵鳴り



(朴 ほほ 朴の花 厚朴の花、 

「ちんちんもがもが」は大阪地方で片足飛び、けんけんの意)



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白い海がある園に

2018-06-25 11:49:14 | 展覧会のお知らせ





画像はいつも行く公園の一部風景ですが

一昨年あたりに地下に防災用の貯水槽を作っていて

そのときに上の芝生を敷きなおしたのですが

その部分だけにシロツメ草が咲乱れております









オマケ画像は

日本にはいない

実際にいる虫のペン画+です

『ヨツコブツノゼミ』

すごい形態ですね







*






浮人形ながるる水面にひかされつ


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花花花

2018-06-24 13:53:04 | 展覧会のお知らせ





花が咲き散って

また違う花が咲き

そういう季節には

目頭と鼻の中が

むずむずして

心地よいけだるさに包まれる


(心地よさを通り過ぎるとお薬に頼らざるを得ないのだが)


家の中で制作していると

あまりそういうことは気が付かないが

犬の散歩に行くことで

日々の変化を目にすることができるのは

それなりに幸甚なことかもしれない






*






画像は水彩ガッシュで描いた

『花花花』です





帰り道

赤信号の上に

満ちていく月がかかり

上方に紫色の光を照射する





*




夜の道走馬燈にはならないか


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海の硝子をのせる(やりたいことはやりたくないことと)

2018-06-23 12:31:43 | 展覧会のお知らせ





やりたくないこと

やりたいことの境目は

微妙にかぶさっているので

なるべくやりたいことだけをやる

ときにやりたいことと

やりたくないことは反転するので

こころの中でいつも反芻しながら

やりたいことのほうに変換しなければならない






*






画像は石粉粘土、アクリル絵具、

ジェッソ、シーグラスで作った

『glass dog』です






ここ最近の天気は

とても気紛れなので

それに合わせて行こうと思うけれど

なかなか合わすことはできない






*





姿見ぬ鷗の声や海遠く



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眠りの目覚め(尾の先を切る)

2018-06-22 11:09:05 | 展覧会のお知らせ





犬の尻尾の先を

整えるのは難しい

緑の椅子にのせて

ブラシを二度かけて

(二種類のブラシを使う)

ちょっとトリミング

最後に尾の先を

立体的に

切り揃える

これがなかなか難しい





*






画像は水彩ガッシュで描いた

『眠りの目覚め(皆居る)』です


(モスマンもいます)




ここ数日

夜散歩に出ると

必ず雨が降ってきて

すぐに止む





*





百日紅撫でる掌辷りひや

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ギンタコアタマ(犬に座る)

2018-06-21 11:03:33 | 展覧会のお知らせ





手遊び指遊びをしながら


絵の人の手にしてみたり


手は犬だったり鳥だったり


手人形なのか指人形か


それは私にもわかりません







*






画像は水彩ガッシュで描いた

『ギンタコアタマ(犬に座る)』です


(小さい犬には座れない、大きい犬にも座れない)




風が強いので

いろいろばさばさ

している






*





霧だ霧ちょこなんと犬座る

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