創価の彼、無宗教の私

創価学会の恋人との恋愛、その家族との問題。
現在は結婚し、脱会。それまでの経緯をそのまま残してあります。

連日の電話説得に

2006年06月13日 | 学会員との結婚への道

 たくさんの助言ありがとうございます。
 あの後、次の日も彼の母親から彼へ、長文の説得メールがきて、その内容は「相手が入会できないならその人とは縁がない」といったものでした。
(詳細は別途)
 帰宅してすぐ彼はそれを私に見せてくれて、返信もしてないことを教えてくれました。
 
 それを見てたまらず、私は自分の記事を初めて彼に見せました。
 それから頂いたコメントも見せて、彼が記事を読んでいる間にもどんどんコメントが寄せられて、彼もとても驚いています。
 世間から見て、また元学会員の方や2世3世の方々から見て、自分達はこう見えるのだと彼が初めて知った瞬間でもありました。
 今まで彼は、私のブログに許可を出してくれてはいましたが覗いた事も、覗こうとした事もなかったのですが熱心に見入ってくれます。
 両親との一件で、彼も学会への疑問を持ち、確信に変える事ができたようです。
 このブログで頂いたコメントは私達の財産です、まずお礼を先に言わせてください。
 ありがとうございます。
 
(6/16:追記:前記事のレスは一応全てし終わったと思います、漏れがありましたらお知らせください)
 
 ちょうどブログ記事とコメントを読み終えた時に、また彼の父から電話がかかってきました。
 前日に続き1時間もの通話で、前回と同じくどちらかの充電切れにより終了しましたがそれがなければいつまで続くものかわかりません。
 
 これから取っておいたメモを見て思い出しながら内容を書きます、それから彼の胸中にも変化があった事をその後に書いてみます。
 
 
 まず彼のお母さんからのメールの要約です。
 
 私の何十年もの信心の中で、信心しない嫁と結婚して今になって宿業が出て相当苦しんでいる人が身近に何人かいます。
 使命を忘れ、又福運が切れると待っている宿業が出てくる、以前信心を離れた結婚をするとその先は地獄の苦しみの生活が待っていると言った事覚えてないの?
 一時的には幸せそうでも、長続きするはずは絶対に無い!!
 自分の長い信心で断言出来る。
 どんな事があっても信心で乗り越えて、何よりお父さんが言っていた絶対の幸福な人生であって欲しい。
 難しく考える事はない。
 ○○家の信仰を一緒に守って欲しいと勇気を出して彼女に言ってください。
 一番の根本を忘れてる!
 彼女がそれで結婚が嫌だと言うなら人生のパートナーではなかったという事、本当に結婚したいなら言う事を聞いてくれるはず。
 なぜなら○○家の一員になる人は必ず信心する人が縁するはずで、そのために私達は頑張っている。
 他の兄弟はあなたと違いますよ、結婚相手を必死に折伏し祈っています。
 兄弟は信心や先生への思いを忘れる人間ではありません。
 
 
 彼はこのメールには返信しないまま帰宅しました。
 彼のお父さんからかかってきた電話内容(あまりに声が大きくて部屋中響き渡っている)からも、返信していないとわかります。
 
 地獄の苦しみが待っていると脅し、会ってもいない私を信心していないというだけで絶対に長続きしないと断言し、考える事を停止させ、信心しないなら人生のパートナーではない、と。
 大好きな彼のお母さんを悪く言いたくないですが、なんて失礼な事を言うんだろう、と悲しみより先に怒りが爆発しそうでした。
 
 
 彼のお父さんの、今回の会話内容は前回とは若干違いました。
 彼の態度も、返事も。
 
 その会話内容を書き出します。
 
 お母さんからのメールを読んだだろう、わかっただろう。
(わからない)
 お前、来週一人で帰って来い。
(仕事があるから無理)
 遊びだろ? 遊びなら断れ、全部断れ、人生かかった大事な話だ。
(遊びじゃない)
 お前の結婚を祝いたいから、祝える形にするために一度しっかり話さないといけない。
 彼女にも納得してもらわないといかん。
(二人の間ではもう納得している)
 あほ、そういう事やない、いいから一度一人で帰って来い。
(話しても反対するんだろ、と彼)
 反対やなんて言うてへんやろ。(←確実に何度も言ってる)
(言ってる)
 あほ、あほ、彼女の事何も知らんし、お前からどういう人かきちんと話してもらってから連れてくるのが筋や。
 どんな女か知らん、いきなり連れてきても会わん。
 いいから来週一人で帰ってこい。
(そのために連れて行くんだし、彼女の話を自分が話すと内容も変わってしまうかもしれないし2度も行く意味がない)
 あほ、あほ、どこの田舎の邪教でもな、嫁に入った女はな、どこの邪教でもその土地に染まるのが当たり前なんや。
(そんなものは昔のものだろ)
 お前はあほや、わしもそうしてきたんや、幸せはどうするんや。
 お前、地獄に落ちるぞ。
 信心してるんやろ、創価の学校ずっと通ってきたんやろ、それを全部否定されとるんやぞ。
 誰のおかげで生きてきたんや、一人で生きてきたんかお前。
(それは感謝してる)
 この事を誰か幹部の人に相談したか?
 彼女が入会を拒否しているんですって相談したんか?
 誰でもええ、幹部に聞いてみろ。
(しないし、どういう答えが返ってくるかわかってる)
 あほ、なんやそれ、人に相談するのは当たり前やろ。
(できたら入会させた方がいいですねーって言われるだけだろ)
 あほ、あほ、できたらやないわ、必ず、や!!
(人に相談するのが当たり前なら、相手が学会員である必要はないはずだ)
 あほ、お前はあほだ、御本尊は命やぞ、命より大事なものやぞ、それを持っていない外部の人間に何がわかる!
(同じ人間だろ!)
 お前が言うてるのは外部の理屈や、お前あかん、やっぱり来週一人で帰って来い。
 電話じゃ大きな声も出せんし親の顔見てしゃべれ!
(電話でも十分大声出してるし、話せてる)
 子供どうするんや、学会に入るかどうかの判断なんて十五とかにならんと言われへんぞ、ええんか!
(うん、それでいい)
 あほ、お前はあほだ、どんなええ女やねん、なんか負い目でもあるんか、そうやろ。
 お前その女に負い目があるんやろ、なんやゆうてみろ。
(そんなものあるわけない! 本人の気持ちはどうなるんだ!)
 いいやお前その女に負い目があるんや、週刊誌やらその女やらから教えこまれたんやろ。
(そんなものない! 自分が好きだっていう気持ちはどうなるんだ!)
 学会を否定するってことはお前自身をコケにしとるんやぞ。
 嫁になるんやったら信心するんが当たり前や。
 負い目がないんやったらついてこさせろ、言うこと聞かせろ。
(そんなことするつもりない、全てが思い通りにはならない)
 彼女連れてくる前にお前が一度一人で帰ってきて、ちゃんと話せ、そうやないとあかん。
(行ったって信心させろっていう話にしかならんやろ!)
 あほ、あほ、お前はあほだ!
(信心さえしてればどんなんでもええって言うんか!?)
 あほ、当たり前やろ!!
 そんなもん当たり前や、まずは信心や!
(……)
 嫁に信心させんでもええって言う幹部がおるか聞いてみい!
 おったら認めてやるわ!
 いいから一人で帰って来い、そうやないと連れてきても玄関には入れへんぞ!
(俺と彼女を家に入れないってことか)
 お前は入ったらええ、その間彼女は玄関の外におったらええやん。
(……)
 そんなもん知らん、絶対入れへんで!
(それは学会以前に人としてどうなんだ?!)
 ええからお前一人で帰ってこい、わしとお母さんとでゆっくり話してやる。
 信心さえしてれば幸せになれる。
(じゃあ信心してれば犯罪がなくなるって言うのか?)
 ああ? 世界中の人が学会員になれば犯罪はなくなるやろな。
(あの事件やあの事件、あの事件も学会一家なのに犯罪犯してるけど?)
 あほ、それは週刊誌の言う事やろ、お前週刊誌の言う事信じるんか。
 週刊誌もネットもあんなもん嘘ばっかりや!
(父さんは自分で調べたの?)
 あほ、そんなもん見る気にもならんわ。
(調べても見てもいないのにどうしてわかるんだ)
 そんなもん当たり前の話や! あんなもん嘘ばっかりや!
 それにな、自殺するようなやつは元々上辺の信心や、犯罪犯すやつもみな上辺だけの信心や。(←この発言許せない)
 お前ほんまあかん、一度帰って来い。
(行っても納得しないよ?)
 あほ、あほ、ちゃんと親の顔見て話せえ!
 ええから帰って来い!
 
 
 ここで充電が切れたので電話を切りました。
 実は私この時耳栓してたんですけど、ずっと丸聞こえでした。
 そのくらいに十分大声で話しているし、一対一で話すのに電話も対面も変わらないと思います。
 終始、一人で帰ってこいと言っていたようにそれが今回の電話の目的だったようです。
(会話内容で何度も重複していますが敢えて書きました、実際にはもっと言っていたと思います)
 
「あほ」という単語が前回に増して、記述した以上にもっと使われていて、それが聞こえるたびに私がイラっとしていました。
 そのうち、あほって言うな! って我慢できなくて口パクで言ったら彼がなだめてくれて、「ああ俺はあほだ」と言い返す場面もありました。
 前回と違って彼が強気で、途中でいつも大人しい彼が大きな声を荒げる事すらあり、特に「彼女に負い目があるのか」と言われた時には私の顔色が変わったんですけど、それ以上に彼が強く否定してくれました。
 
 電話を切った後、彼は私のブログでリンクさせてくださっている方々のブログに興味を持ってくれました。
 白いチワワさんのブログは以前彼も読んだ事があったのですが(過去記事こちら参照)その更新された記事と、こすとこさんの逆アポなし訪問記事canary_windさんの絶対的幸福についての記事犬のメメさんの記事も読んで所々面白い箇所でウケていました、非常に真剣に読んでいました。
 
 これならきっとと思い、創価学会嘘つきさんのブログを彼に紹介しました。
 学会&非学会の話、つらさに関しては否定する事の出来ないものですが、創価学会の組織自体への、MCへの否定は拒絶反応が大きいかもしれないと考えていたんです。
 私が読んで欲しいと思ったものを読んでもらった後、もくじから彼が興味のある記事を一人で読んでいました。
 
 以下、自分用メモ代わりでもありますが私と彼以外にも参考になるかもしれないので、その記事のタイトルを書き出しますね。
 
05.入信編その4 幸せになっていない人
19.創価学会の幸福とは?
20.創価学会を断るには?
23.弓谷元全国男子部長の解任 その1
24.弓谷元全国男子部長の解任 その2
37.創価学会を断るには? その2 (興味ありません。で断れない身内の場合)
60.女子部の少なさ
 
 私が勧めたのは05と20と37です。
 それ以外は彼が進んで選んだ記事でした、その他に、
 
73.池田大作氏の名誉や表彰(創価の財務とは? その2)
 
 73を以前読んでもらって、池田大作氏を無条件に崇拝する事について疑問を投げかけた事があります。
 
 彼が記事を読んだ中で強く興味を持ったのは、この文章です。
 
>>  そして学会指導も場合によりけりで変わってきます。
>> 昔は病気の人がいると一家で信心しないから治らないんだ、病気になるんだ!駄目なんだ!何て言う指導があったそうです。
>> 学会には「一家和楽の信心」という指導もあり、家族全員信心していないと駄目だ!なんて厳しい物からあなた1人でも信心していれば、家族全員を幸せにしていける、という指導もあります。
>> 実にその辺はあいまいです。

 
 この「あなた一人でも信心していれば、家族全員を幸せにしていける、という指導」についてです。
 彼のお父さんは「幹部で一人でも、信心させんでもええって人がおったら納得してやるわ」というような事を言っていたので、恐らくいないだろうという前提で話されていますが、もしこの教えが実在するならばお父さんの言い分は間違っている事になります。
 また「そんなもん知らん!」と白を切られるかもしれませんが、突きつける価値はあると思います。
 2世3世さん、元学会員の方々、現学会員の方でも幹部の方でも構いません、事実としてそういう教えがあれば教えてください。
 どこで聞いたとか、聖教新聞記事でも何でも構いません、資料があれば非常に助かります。
 
 個人的には池田大作氏が家族を折伏していなくて浄土宗である事を初めて知って、それが納得いかないです。
 どうして私達がつらいめに遭っているのに本人は知らん顔なんですか?
 
 通話中、彼が怒りで声を荒げた時、手が震えているのに気付いてたまらない気分になりました。
 
 彼が昨日寝る前に、バリ活がこの記事を見てどう思うのかな、と言いました。
 何を言うかは想像できるじゃない? 出て行ったら囲まれるよ? と私が言ったら、もう今は囲まれても洗脳されたり納得したりする事はない、と言ってくれました。
 もしかしてマインドコントロールから開放されつつある? と聞いたら、そうかもしれないとも。
 
 実は彼が帰宅する前に男子部のアポなし訪問が来て、わかりやすいなぁ前途多難だなぁとそれも含めて気分が悪かったのですが、彼が自覚し始めてくれたのは本当に嬉しかったです。