私は、誰にも言っていないことがある。
「夢」だ。
その「夢」を、自分に課せられた任務だと思っていた。
この5年くらい私は同じ夢を何度も見ていた。
1ヶ月に1度くらいの割合でその夢はやってくる。
特に1人で寝入っているとき・・昼間うつらうつらしている時などにやってくることが多い。
人を探している。
場面は学校であることが多いが、ひろい草地であったり、建物の中だったり、山だったり・・。
誰を探しているのかはわかっているのだが、その人は一度も、夢には出てこない。
何度その夢を繰り返し見ても、一度も出てこないのだ。
「○○さん、知りませんか?」そういって、訪ね歩く。
「あそこにいたよ」「ここにいたよ」という話をきいてそこへ行くと、もう探している人物はそこにはいない。
一度も探し出したことは無いのだが、その人物は日を追うごとに大人から子供になっていく。あっていないのに、わかるのだ。
何十回もその夢を見たが、とうとう一度も探し出すことは出来なかった。会えなかった。
訪ね歩くたびに、そこには確かにその人物がそこにいた証拠がある。
その人物の、気配が残っているのである。
会えないことは自分で薄々わかっているのだが、せめてその気配を感じたくて、その人物を探すのを辞めない。
結局最後には、たどり着かない辛さと苦しさが湧き上がり、身の置き所が無いくらい息苦しくなって、号泣している自分の声で目が覚める。
目が覚めると、座っていられないくらいの苦しさでつぶされている。
昨年、その実在する人物と・・・「対決」した(w)
夢の中でその人物と会えなかったのは、実は自分がその人物から無意識に目を背けていたからでは無いのか?そんな気がした。
実際に会うことで、その夢とぶつかってみたかったのだ。
あったらどうなるかはわからない・・自爆覚悟だ。
実際に自爆したが(w)、きれいな花火が打ちあがった。
その後、その夢を・・・見なくなった。
その任務は、完了したのかもしれない。
夢の呪縛は終わった。
終わった、ということを無償に誰かに言いたくなって、ここに書きました。
※私が「対決」できる力をもてたのは、私を支えてくれる沢山の人たちのおかげだと、思っています。
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