きらり!(^^)!

子どもたちの限りない可能性を求めて!

なるほど~天気のこと~

2019-04-02 19:42:26 | 自然
<お空のみかた 予報士記者の気象雑話>天気予報の活用 「一時」と「時々」の違い
2019年4月2日・東京新聞

「曇り一時雨」「晴れ時々曇り」-。天気予報でよく聞く言葉ですが、どんな天気かイメージできますか? 
今回は、天気予報の活用法をお伝えします。

分かりにくい代表格が「一時」。自動車の一時停止のイメージとは違い、気象庁の基準では「予報する期間の四分の一未満」とされています。

気象庁の場合、天気予報は一日三回(五時、十一時、十七時)発表します。朝の予報の「今日の天気」は、日が変わる二十四時までなので、「一時」は最大で五時間弱です。「明日の天気」は、翌日の二十四時間の予報。「一時雨」は、長くて一日の四分の一の六時間も雨が続けて降るという意味です。

同様に、「時々」は「二分の一未満、断続的に続く」と決められています。朝の予報だと「時々雨」は、降ったりやんだりして雨が降る合計時間は十時間ほど、「明日の予報」では十二時間ほどになります。

気象庁は一日を三時間ごとに区切ってそれぞれ呼び方を決めています。午前三時~六時は「明け方」、午後六時~九時は「夜のはじめ頃」などです。予報では「朝」や「夕方」など時間帯を限定する場合もあります。「晴れのち雨」の「のち」は、時間帯があいまいなので、できるだけ使わないようにしています。

深夜零時前後を指す「夜半」という言葉は、一般ではあまり使われなくなったため、天気予報でも使われなくなりました。時代に合わせて、「分かりやすく伝える」のも予報の重要なポイントです。

こうした時間を示す言葉と、「一時」や「時々」を組み合わせれば、外出時間帯に合わせて雨具を用意するかどうかの参考になります。お出かけの際に活用してください。 (布施谷航)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿