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2021-05-17 19:56:45 | 歴史
渋沢栄一大河ドラマ館がオープン3カ月 展示の刷新を継続

5/17(月) 18:21配信・みんなの経済新聞ネットワーク

 2021年NHK大河ドラマに合わせてオープンした「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」(深谷市仲町、TEL 048-551-8955)がオープンして3カ月がたった。(熊谷経済新聞)

 深谷駅から徒歩約15分、深谷城址公園向かいの「深谷生涯学習センター・深谷公民館」の1部スペース(650平方メートル)を改装し、栄一の生家「中の家(なかんち)」を再現したセットや登場人物の衣装、使用台本などを展示。回が進むごとに少しずつ展示物を入れ替え、7話の名シーン谷川岳でのロケなどメーキング映像も公開する。

 オープンから20日後には来場者が1万人に到達。現在の来場者数(5月15日時点)は3万7000人に上る。同館では2月20日にオープンした東京都北区の大河ドラマ館(5月16日現在休館中)との2館共通券販売や市内9カ所の渋沢栄一に関連する拠点を巡る「渋沢栄一スタンプラリー」などの施策を展開。公式サイトでは劇中で渋沢栄一の姉「なか」を演じる女優の村川絵梨さんが栄一ゆかりのスポットを巡る「村川絵梨さんと深谷で『青』をめぐる旅」特設サイトを公開した。現在、旧渋沢邸中の家、道の駅おかべなどに立ち寄りながら歩いて巡る「駅からハイキング」、バスで巡る「渋沢栄一 論語の里 循環バス」、タクシーで巡る「渋沢栄一ゆかりの史跡ツアー」も行われている。

 深谷市渋沢栄一政策推進課の田部井真一郎さんは「オープン以来、1000人以上に回答してもらったアンケートから、皆さんに満足してもらえている様子がうかがえる。実際にドラマを見た人が、ドラマとの比較やドラマの世界館を感じられるといった声のほかにも、年齢によって『中の家』のセットが懐かしいと思い出に浸っていく人もあるようだ」と話す。「ドラマが進むにつれ展示内容も変え、今後大幅リニューアルも予定している。一度だけでなく、二度三度と、変わっていく展示内容に注目していただければ」とも。

 隣接する物産コーナーには深谷ねぎなどの農産品や土産物、市内マップなどのほか、劇中に登場する「藍染めTシャツ」や同市イメージキャラクター「ふっかちゃん」グッズなどの物販も行う。

 開館時間は9時~17時。入館料は一般=800円、小中高生=400円、未就学児無料。来年1月10日まで。新型コロナ感染対策としてマスクの着用のほか、入り口で手指の消毒と検温、連絡先の記入が必要。



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