これまで、花ぐるいであった祖父がのこした膨大な花道具を紹介してきました。
しかし、情けない事に、私も含め周りには正式に花生けをマスターした者はいません。ですから、古い花道具を前にしても、それを活用するすべがありません。
そんな折、祖父関係の物を整理していたら、活花の古い写真が出てきたので、それを手掛かりにして、これらの花道具がどのように使われていたのか考えてみます。
いずれも、大正ー昭和初期のものだと思われます。
活花大会の会場でしょうか。
何かの式典で生花を飾っているのでしょう(人物は祖父)。
これらとは別に、写真屋さんに頼んで、作品を撮っておいたのですね。
バランスの勝利?・・・・・直立しているのが不思議です。
木彫の達磨さん、以前に紹介した物とは違いますね。
と、ここで、次の写真に釘付けになりました。
豪快に活けられた松と梅・・をかろうじて支えている花器・・・・見覚えがあります。
『古銅唐人三脚丸水盤』です。
さらに、写真の花台も見つかりました。
これで、もう花(樹枝)を挿すだけですね(^.^)
でも、今時、写真のような枝ぶりの松や梅を探すのは困難。何よりも、あんなに大きくて重い枝をどうやってとめる?(^^;