
白い天使は微笑みながら隠し持っていた矢を
わたしの胸深くに強く一突き振り降ろします
彼の鼓動がわたしの胸深くに伝わって来ます
彼のうたが身体中に響きます
彼の優しいうたは甘美な陶酔
けれども天使には翼があります
わたしは地上に残る身
彼を追い求めることは出来ない
翼を見つめていると彼への想いが苦しみに変わります
彼が世界から去ったらわたしは生きられない
萎えてしまうでしょう
地上の身でありながら天上のものに憧れる魂を埋め込まれて
生きるものの哀れ・・・・・・
天使の魂は歌で出来ているから
m i s e r e r e n o b i s(われらをあわれみたまえ)
わたしは祈りのうたを歌う
うたの中にいつまでも天使がいますように
