Texas Straight Talk 2013/04/08
Homeschooling: The Future of Liberty
ホームスクーリング:自由の未来(拙訳:チモシェンコ大村)
専制国家に共通する特徴として、公教育に代わる教育方法を違法とすることが挙げられます。独裁者は、自由な思想が自らの支配に脅威になることを理解しており、国家の代わりに親が教育を行うというような“認められていない”思想を広めることなどほとんどありません。まさにこれが、1938年にドイツの国家社会主義(ナチス)政権がホームスクーリング(在宅教育)を禁止した理由です。
残念なことに、ナチス時代に行われた親の権利に対する制限は今もドイツの法律として残っており、親が自分の子供の教育に直接関わりたいと思っていても公教育に参加するより他は選択の余地がありません。宗教的な理由から3人の子供たちにホームスクーリングを行いたいと考えていたロメイケ夫妻が、2006年にドイツから米国に亡命を求めたのもこのためです。ローレンス・バーマン移民判事は彼らの亡命を認め、親が子供にホームスクーリングを行う自由は「基本的人権」だとしました。
しかし不幸にも、現政府の見解はこれとは異なり、バーマン判事の決定に異議申し立てを行いました。もし政府が勝てば、ロメイケ一家はドイツに送還され、彼らの信仰に反する教育が行われている学校に子供たちを入学させざるを得なくなるでしょう。もしそれを拒めば、多額の罰金が科せられたり、投獄されたりすることになります。子供の親権を取り上げられることもあるのです!
憲法上、政府には50州全てにおいてホームスクーリングを禁止する権限があると政府は主張しています。しかし実際のところ、合衆国憲法は連邦政府に教育に関していかなる権限も与えていません。むしろ、ロメイケ夫妻のように宗教的な理由からホームスクーリングを希望する人々は、信教の自由を謳った合衆国憲法修正第1条の下に保護されてしかるべきなのです。
連邦政府のホームスクーリングに対する敵意はあらゆるところで見られます。各州でホームスクーリングの合法化を求める運動が成功を収めたにもかかわらず、多くの家庭が今でも地方役人の嫌がらせを受けています。この嫌がらせは、児童保護局による「家庭訪問」から、無断欠席を理由とした刑事告発まで多岐にわたります。
自由を尊重する米国人は皆、ホームスクーリングを行おうとする親の理念を支持しなければなりません。自分の子供の教育という親の基本的な権利を連邦政府が侵害するのであれば、子育てに関して政府が介入しない分野などほとんどなくなってしまうでしょう。
ホームスクーリングが効果的な教育法であることは証明済みです。スペリング・コンテストなどでホームスクーリングを受けた子供たちが素晴らしい業績を挙げていることはご承知の通りです。また一般的に、在宅で学習する生徒は、公立学校で学ぶ同級生よりも学力が高いとされています。
連邦政府の役人に教えられるよりも子供それぞれのニーズをよく理解した人間に教育されるほうが子供の学力が伸びるというのは理にかなっています。また、強力なホームスクール運動によって、他の教育手段も改善されるかもしれません。競争によってモノやサービスの質が向上するのと同じで、競争が教育を良くするでしょう。高まりつつあるホームスクール運動に影響を受け、公立・私立学校に変化と改善がもたらされることもあるかもしれません。
親が自分の子供にとって最良の教育手段を選ぶ権利を政府が侵害することは不道徳な行為であり、自由社会とは相容れません。ホームスクーリングを行う権利を侵害する政府はいずれあらゆる親の権利を侵害することになるでしょう。一方で、ホームスクーリングを受けた子供たちであれば、自由思想を受け入れ、自由の回復のために尽力してくれるでしょう。彼らの中から未来のリバティ運動を率いる者が現れてもおかしくはありません。
私はこのホームスクール運動を強く支持し、ホームスクーリングを行う家庭を対象としたカリキュラムを発表しました。この画期的な新プロジェクトをぜひご覧ください。http://www.ronpaulcurriculum.com.
Homeschooling: The Future of Liberty
ホームスクーリング:自由の未来(拙訳:チモシェンコ大村)
専制国家に共通する特徴として、公教育に代わる教育方法を違法とすることが挙げられます。独裁者は、自由な思想が自らの支配に脅威になることを理解しており、国家の代わりに親が教育を行うというような“認められていない”思想を広めることなどほとんどありません。まさにこれが、1938年にドイツの国家社会主義(ナチス)政権がホームスクーリング(在宅教育)を禁止した理由です。
残念なことに、ナチス時代に行われた親の権利に対する制限は今もドイツの法律として残っており、親が自分の子供の教育に直接関わりたいと思っていても公教育に参加するより他は選択の余地がありません。宗教的な理由から3人の子供たちにホームスクーリングを行いたいと考えていたロメイケ夫妻が、2006年にドイツから米国に亡命を求めたのもこのためです。ローレンス・バーマン移民判事は彼らの亡命を認め、親が子供にホームスクーリングを行う自由は「基本的人権」だとしました。
しかし不幸にも、現政府の見解はこれとは異なり、バーマン判事の決定に異議申し立てを行いました。もし政府が勝てば、ロメイケ一家はドイツに送還され、彼らの信仰に反する教育が行われている学校に子供たちを入学させざるを得なくなるでしょう。もしそれを拒めば、多額の罰金が科せられたり、投獄されたりすることになります。子供の親権を取り上げられることもあるのです!
憲法上、政府には50州全てにおいてホームスクーリングを禁止する権限があると政府は主張しています。しかし実際のところ、合衆国憲法は連邦政府に教育に関していかなる権限も与えていません。むしろ、ロメイケ夫妻のように宗教的な理由からホームスクーリングを希望する人々は、信教の自由を謳った合衆国憲法修正第1条の下に保護されてしかるべきなのです。
連邦政府のホームスクーリングに対する敵意はあらゆるところで見られます。各州でホームスクーリングの合法化を求める運動が成功を収めたにもかかわらず、多くの家庭が今でも地方役人の嫌がらせを受けています。この嫌がらせは、児童保護局による「家庭訪問」から、無断欠席を理由とした刑事告発まで多岐にわたります。
自由を尊重する米国人は皆、ホームスクーリングを行おうとする親の理念を支持しなければなりません。自分の子供の教育という親の基本的な権利を連邦政府が侵害するのであれば、子育てに関して政府が介入しない分野などほとんどなくなってしまうでしょう。
ホームスクーリングが効果的な教育法であることは証明済みです。スペリング・コンテストなどでホームスクーリングを受けた子供たちが素晴らしい業績を挙げていることはご承知の通りです。また一般的に、在宅で学習する生徒は、公立学校で学ぶ同級生よりも学力が高いとされています。
連邦政府の役人に教えられるよりも子供それぞれのニーズをよく理解した人間に教育されるほうが子供の学力が伸びるというのは理にかなっています。また、強力なホームスクール運動によって、他の教育手段も改善されるかもしれません。競争によってモノやサービスの質が向上するのと同じで、競争が教育を良くするでしょう。高まりつつあるホームスクール運動に影響を受け、公立・私立学校に変化と改善がもたらされることもあるかもしれません。
親が自分の子供にとって最良の教育手段を選ぶ権利を政府が侵害することは不道徳な行為であり、自由社会とは相容れません。ホームスクーリングを行う権利を侵害する政府はいずれあらゆる親の権利を侵害することになるでしょう。一方で、ホームスクーリングを受けた子供たちであれば、自由思想を受け入れ、自由の回復のために尽力してくれるでしょう。彼らの中から未来のリバティ運動を率いる者が現れてもおかしくはありません。
私はこのホームスクール運動を強く支持し、ホームスクーリングを行う家庭を対象としたカリキュラムを発表しました。この画期的な新プロジェクトをぜひご覧ください。http://www.ronpaulcurriculum.com.
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