きのうコンサート会場で買ってきた、キーシンさんのCD”The Essenntial” を聴いています。
大変力強く、粒だった音の洪水に圧倒される思いです。おだやかな小川のようなせせらぎを感じさせるタッチと、炎のような激しいタッチが共存する、不思議な魅力を放つキーシンさんの演奏に、あらためて心惹かれますね。
きのうの興奮を私がオットに話したら、オットが大変よろこんでくれました。
「チコちゃんはいつも、いい芸術にふれると元気になって帰ってくるからうれしいよ」というのでした。
そこでオットは、これからの二人の生活で、こういう提案をしてくれました。
「チコちゃんは、朝、家事を一生懸命やること。そしたら、午後は美術館にいったり、浅草めぐりなどして、自由な時間をすごしていいよ。それから、パーヴォ(あ、スミマセン・・PJというのは、じつはパーヴォ・ヤルヴィさんのことだったのでした)とNHK交響楽団の映像が録画されてる、液晶テレビだけど、映像を消すのはやめて、僕のオフクロの家に送ろう。オフクロの家、液晶テレビがないから、それを使ってもらおう。そうすれば、パーヴォの映像・・君も映ってるのがあるけど、消さずに済むでしょ?」
わたしは嬉しくて、ずっと泣きました。オットの愛がこんなに深いなんて思わなかったからです。
「パーヴォのCDはブラームスの交響曲第2番は持っていていいよ」とも言ってくれました。初めて私がパーヴォにサインをいただいた、記念すべきCDだったからです。
https://tower.jp/item/4342994/ブラームス:交響曲第2番-悲劇的序曲&大学祝典序曲
そして、こういうことを決めました。
今後は、やみくもにクラシックのコンサートにいくのではなく、きのうのキーシンとメータの共演のような、すごいイベント性のある来日公演やコンサートにだけなら行ってもいい、ということになりました。
でも、自分をセレブだなんてカン違いしないで、お金の使い方も気を付けて、早めに帰ってきて、しっかり眠ること、をルールとして守ることにしました。サイン会も極力いかないようにすることをルールにしました。サイン会に行くと、気が大きくなってしまうからです。
「これからは僕のやさしさでくるんであげるから、チコちゃんは、緊張することなく、ぬくぬくすごしていいんだよ。いつもやさしい気持ちですごしてね」
とオットはおだやかに言ってくれたのでした。
パーヴォ・・・あなたとの思い出も守ることができるし、オットともやさしい日々を過ごせそう。
私、ほんとうの意味で、幸せになれそうです・・・・!!!(涙)