新・台所太平記 ~桂木 嶺の すこやかな日々~

N響定期会員・桂木嶺の、家族の介護・闘病・就職・独立をめぐる奮戦記を描きます。パーヴォ・ヤルヴィさんへの愛も語ります。

天才キーシンと、巨匠メータ、夢の共演に酔いしれました!

2018-11-27 22:19:44 | 日々のエッセイ


きょうはサントリーホールの、バイエルン放送交響楽団、指揮 ズービン・メータ、ピアノ エフゲニー・キーシンの演奏をきいてきました。
実に芳醇なワインを飲んでいるような、贅沢なひとときでした!

PJとの別れを嘆き悲しんでいたのですが、キーシンやメータといった世界のトップの演奏に触れることができて、
またクラシック音楽をずっと愛していこうと思うようになりました。
PJともいつかきっと再会できるような気がしてきました!






特にすばらしかったのは、キーシンの演奏する、リストのピアノ協奏曲。
そしてつづくアンコールで、三つの曲をかれはひいたのですが、
ラフマニノフの「鐘」が特に見事で圧巻でした。
ドラマティックな中に、激情もあふれつつ、
音の組み立てが実に緻密で素晴らしかったです!

メータの指揮も、(もうご高齢で足が悪いのですが)すばらしい演奏でした。
「春の祭典」も大迫力で聴きごたえがありました!

アンコールは「白鳥の湖」からワルツ。
私が父に連れられて初めて見たバレエが、5歳のときの「白鳥の湖」(キエフバレエ、東京文化会館)でしたので
おもわず思い出にひたって、涙をこらえきれませんでした。

世界のトップを極めるひとたちは、お人柄もすばらしいですね。
メータもキーシンも、ちゃんとサントリーホールのP席のお客様にも
ご挨拶されていました。なかなかできることではありません。




サイン会の後、車で出るキーシン。非常に人柄も温和で、サービス精神も旺盛な方でした!
神童といわれたキーシンも47歳。すっかり円熟味を増し、まさに巨匠の域に達した演奏ぶりでした。
すっかりファンになって帰ってきました。

帰宅すると夫がやさしく晩御飯をつくってくれていました。
夫なりに、いろいろ愛情を私に注いでくれていることがわかり、
思わず涙・・・。

さまざまなひとの善意に触れて、幸せな一日となりました!





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