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スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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「おふくろの味」と言ってもらえた! kôprová omáčka・ディルのソース

2015-06-23 | ハーブ・食べ物・レシピ
週末はここポプラドで航空ショーがあり、私たちも見に行く予定でした。
しかしあいにくの雨、そして急に涼しくなったので気をつけないと、気をつけないとと思っていたのに、やっぱりネルカが幼稚園から風邪をもらってきてしまい、それがサクルカにうつり、マルツェルにうつり、終日家にこもりっぱなしでした。空港は我が家から車で10分ほどのところにあり、アクロバット飛行をする飛行機は私たちの村上空も通過します。雨の中、飛行機のブーンという音が聞こえるとマルツェルと子供たちは廊下の天窓に駆けて行き、窓枠の中を一瞬かすめる飛行機を見上げていました。

私はというと、料理に挑戦の週末でした。粉物はもっぱら苦手ですが、ネルカの退屈しのぎにパンまで焼きました。そしていつもなら週末1日は義父母のところへ行き、皆で昼食を囲むので私にとっては箸休め的にスロバキア料理が入るのですが、今週末はそれもありません。なんだか私もママの味が恋しくなり、いつもは作ってもらってばかりで、自分では作ったことのなかったレシピに挑戦しました。

まずは土曜日の朝からコトコトとビーフコンソメを煮込みました。
チキンスープと要領は同じ、鶏がらが牛肉・骨に代わるだけです。
いつも鶏がらばかりで牛肉で作るのは初めてでした。理由は単にどの部位を買えば良いかわからなかったからです。聞けば良いだけのことなのですが、ちょうど良い頻度で義母が作ってくれていたので自分でわざわざ作る必要もそれほどありませんでした。それがちょうど先日、義母が知人から牛肉を買って私にもわけてくれた中にスープ用の肉があったのです。

話はそれますが、時々どこかの知り合いから「牛をさばくので肉を買わないか」と声がかかることがあります。たいてい10キロ単位で購入し、肉の部位は選べず色々なところをごちゃ混ぜに10キロドサッと渡されます。(値段はだいたい25ユーロ/10キロほどでしょうか)今回は知り合いの知り合いが牛をさばいた(いつも私が買いに行く肉屋が仕入れている農場だったのもあり)その肉を分けてもらったのだそうです。その肉を義母と5キロずつ分けました。肉は義母が選別し、切り分け、部位を書き、丁寧に個別に袋に入れてくれいていました。その中に「スープ用」と書かれたものがあったというわけです。

さて、コトコトと3時間ほど煮込み、肉を取り出してみると結構な量です。そういえば義母は確かこのスープを作った後の肉でいつもディル(スロバキア語名:kôpor)のきいたホワイトソースと一緒にメイン料理を作ることがあったなと思いだし、それを作ってみることにしました。義母に電話をかけレシピを聞きますが、すでに私がディルを持っていないと知る義母はマルツェルに取りに来なさいと脇で話をつけます。義母は去年の夏、庭で採れたものを冷凍保存しています。

kôpor ディル

写真左下の葉の部分を刻んで使います。
(写真:http://botany.cz/cs/anethum-graveolens/)

ホワイトソースは中学の調理実習で家庭科の先生が「難しいのよ」とおっしゃって以来苦手意識がありましたが、義母が「簡単よ」と教えてくれると、あら不思議、本当に簡単なんですね。


もうこれは翌日のサクルカ分だけかろうじて残った残り物ですが、こんな料理ですというだけ…

ソースの材料はサラダオイル、小麦粉、水、生クリーム、牛乳、ディル、塩のみです。
こんな感じだったかなぁ?としてみたところ、マルツェルからおふくろの味!と最高の褒め言葉をもらうことができました。

スロバキア料理のレシピが非常に乏しい私ですが、これでひとつ増えました。

最後はサクルカ

ようやく短いおさげができるようになり、ちょっと女の子らしくなりました!?
良く食べる割には小粒ですが、元気に育っています。


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