スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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コーヒー?ティー?シーバックソーンティー!

2021-10-22 | ハーブ・食べ物・レシピ
娘が「M先生は毎朝魔法瓶にコーヒーを入れてくるんだよ」と言い、夫が「ママと一緒だね。ママも毎朝魔法瓶にコーヒーを入れて仕事に行っているよ。」と話していました。

私は早起きはできても起きてすぐに食べるのが苦手で家族の朝食は用意しますが、自分は家では食べずに朝食を持って出勤し、少し経ってから会社で食べています。そして朝食とともに朝のコーヒーも欠かせません。お気に入りの朝の一杯はカップ半分のホットミルクにココアとエスプレッソを入れた「なんちゃってモカチーノ」です。これを魔法瓶に入れ、バナナとサンドイッチやヨーグルトなどと持っていきます。

コーヒーと言えば挽いた豆をそのままカップに入れお湯を注ぐトルココーヒーが主流だった十数年前に比べ、最近は家庭でも職場でもすっかりコーヒーメーカー主流になってきています。そういう我が家も数年前からコーヒーメーカーに変わりましたから。語学学校にも夫のオフィスにもコーヒーメーカーがありますが、私のオフィスにはありません。でもやっぱり一日をお気に入りの一杯で始めたくて家で入れたコーヒーを魔法瓶に入れ持って行っているわけです。

さて、一杯のコーヒーを楽しんだ後は一日中コーヒーばかりを飲んでいるわけにもいかないので魔法瓶を洗ってハーブティーを入れます。スロバキアでも日本同様、コーヒーとお茶のどちらも広く親しまれています。今はわかりませんが、私がいた頃は日本でお茶と言えば、緑茶、そうでなければ紅茶でしたね。こちらではお茶(チャイ)と言えばハーブティーやフルーツティーが一般です。紅茶も飲みますがたいてい紅茶はチエルニーチャイ(ブラックティー・紅茶)と呼ばれ区別されています。そのお茶、チャイの種類の豊富なこと。日本でも馴染みのあるミントティーやレモンバーム、カモミールティー、ローズヒップティーはもちろん、そのほか先日紹介したキンミズヒキや菩提樹、ニワトコ、ラズベリーの葉などなど、小さなスーパーにでさえ棚一杯に並ぶ色々なお茶を目にするとどれにしようか迷ってしまいます。



先日、夫が職場の同僚から庭で採れたシーバックソーン(サジー)をもらってきました。「これ、どうしようか」という夫に迷わず「お茶じゃない?」と答えた私。シーンバックソーンは栄養価が高くとても評価されているフルーツです。ただそのまま食べると酸っぱく、あまり一度にたくさん食べれるものでもありません。こちらではお茶として親しまれていて、市販のシーバックソーンティーは我が家の棚にもいつも入っています。

お茶にしたら?と言ったものの、どうやって乾燥させるのか迷ったので義母に聞くと枝ごと冷凍し、凍ってから実だけ取ってそのまま冷凍保存すればよ良いとのことでした。疲労回復、アンチエイジング、貧血予防などの効果があるのだそうです。

さっそく家にあったミントとローズヒップもブレンドして淹れたシーバックソーンのお茶は乾燥させず、冷凍にして正解!シーバックソーンがとても爽やかに香るお茶になりました。


こちらは我が家の棚にいつもある、ローズヒップとシーバックソーンのお茶


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