スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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秋といえば

2021-10-21 | ハーブ・食べ物・レシピ
先日、語学学校の生徒に週末のことを聞くと、ハイキングをしたと言っていました。
秋と言えば紅葉狩り、ハイキングの季節ですね。こちら、紅葉狩りという意識はありませんが、秋はお天気が比較的安定するので登山・ハイキングに出かける人が多いです。
我が家の秋は食欲の秋でしょうか。私は週末、キスラーカプスタ(ザワークラウト)を漬けたと言ったら、「私の家も」という生徒もいました。庭で採れたキャベツをかめに押し込み、1年分のザワークラウトを漬ける、義父母の秋の恒例行事です。昨年はコロナのため、あまり行き来しないようにしていたので義父母だけで漬けましたが、「Chihirkoの小柄な体形と体重が丁度良いんだ」とおだてられ、ほぼ毎年手伝っています。


①まずはキャベツの外側の葉を取って、芯を取り除きます。


②それからスライサーを使ってキャベツを千切りにします。


③かめの底にはディルの茎を入れ、キャベツ、塩、クミン、粒こしょう、月桂樹の葉、リンゴ、更にキャベツを入れ、


④義母がキャベツ作り専用にしている長靴を履いてかめの中へ入ります。
 ギュッギュっと踏んで、キャベツの汁が出てきたら鍋などに汲み取っておきます。


⑤キャベツがなくなるまで③と④の工程を繰り返し、最後は汲み取っておいたキャベツの汁をかめがいっぱいになるまで戻し、木の板を乗せ、石のおもしを乗せ、布巾をかぶせて発酵し始めるまで暖かい場所(室内)に置きます。今年は36キロのキャベツを漬けました。

数日経つと、プクプクプクッという小さな音が聞こえ始め、匂いもしてきます。発酵し始めたら冷暗所にかめを移し、出来上がりを待ちます。
だいたいクリスマス前ごろには出来上がり、クリスマスの名物料理、ザワークラウトのスープ、カプスト二ツァでいただきます。

そろそろ冬支度。車のタイヤはもう冬タイヤに変えました。しっかり者さんたちはクリスマスプレゼントを少しずつ用意し始めています。
クリスマス、楽しみです。今年はロックダウン、隔離になることなく、家族みんな揃ってクリスマスを迎えることができますように。

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