Chie Blog

フリーアナウンサー ・フェリーチェChie 代表
司会・セミナー講師・小中高生の英語教室主宰・ラジオパーソナリティ

宮島講座

2017年10月27日 | 舩附洋子の宮島講座

 ~宮島に生きた先人たちの足跡を紐解く~
今日は 山口県防府市出身の俳人種田山頭火でした。
種田山頭火は大正4年5月に厳島を訪れ 「若葉銀杏がすくすく伸びて雲もなし」と詠んでいます。
放浪俳人の種田山頭火がたった一度しか厳島を訪れていないということに
疑問をもった厳島随筆家の舩附さんは これは種田山頭火の母親フサの死と関係があるのではと思い 研究されました。種田山頭火の父親は 村の助役を務め 愛人や芸者遊びに夢中だったとか。それを苦しんだ母親フサは山頭火が10歳の時に井戸に身を投げて自死。母親の遺体を目撃した10歳の山頭火の心には深い傷が残ります。
そしてなんと井戸で母親が投身した日に父親は女性と厳島に旅に来ていたのです。
どんな思いで山頭火は宮島に来たのでしょう。山頭火がやっと宮島を訪れたのは母親の死から23年もたったときでした。

「若葉銀杏がすくすく伸びて雲もなし」宮島にあるどの銀杏の木を詠んでいるのか
舩附さんは研究し自分の足で歩き ある銀杏の木にたどり着きました。
それは 厳島神社をでて 左手にある大願寺前の銀杏の木です。
今 ちょうど 宮島では銀杏の紅葉が始まっています。 是非 実際にその木に触れて
山頭火の思いを感じてみてください。
私は 山頭火の句碑がある山口の湯田温泉に久しぶりに行きたいな~

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