〰Chieのアフタヌーンラウンジ〰
今日は、廿日市美術ギャラリーの苅田さんをお迎えしました。開館以来毎年、美術作品を通して平和について考える「平和美術展」を開催するはつかいち美術ギャラリー。
今年の展示は、基町高等学校の生徒と被爆体験証言者との共同制作による「原爆の絵」原画展。
高校生が証言者の被爆体験を詳しくききとり、光景を忠実に再現していきます。一年の制作期間中、何度も証言者が絵を確認し、直しながら完成を目指したそうです。大変な作業であるのはもちろん、高校生にとっても最初は心理的にもかなり負担であったと話していた生徒さんもいらっしゃると苅田さんにお話いただきました。
今年も既に1100人を超える方にきていただいているそうです。100点全ての作品に注目してくださいとのこと。8月14日までです。展示の最後には、証言者と作品を描いた高校生のインタビュー映像もあります。
毎年、見応えある平和展示ですが、今回は私も特に心を動かされました。「絵がもつ伝承力」被爆者の魂がまるで表現者の高校生にのりうつってるかのようにも感じました。全て真剣に見ると辛い作品もありますが、これこそ、世代を超えた共同作業だと感じました。
苅田さんの思う国際交流は、「相互理解」「市民レベルで繋がり、理解しあえる関係」。来年春前には「アジア美術展」も計画されてるそうですので、廿日市在住の外国人にと来てもらえる美術ギャラリーを目指したいとお話しいただきました。
座右の銘は、「置かれた場所で咲きなさい」真摯に何事にも取り組まれる苅田さんのお人柄が伝わってくる座右の銘でした。
ありがとうございました。
写真は、許可を得て撮影しています。
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