宮島口の川原圭斎窯で宮島お砂焼き作り体験をしてきました。
江戸時代 厳島神社の下のお砂を旅に出る際にもっていき 旅先のお砂と合わせて焼き物を作っていました。
その後途絶えたこともありましたが その伝統をふまえ今でもお正月に厳島神社のお砂を受け取って
その砂を混ぜて焼き物をつくっていらっしゃいます。シンプルな萩焼に似たタッチが特徴の宮島お砂焼き。
日本各地に色々な焼き物がありますが その地その地で使う土、そして釉薬(ゆうやく)によって仕上がりが
変わってくるそうです。久しぶりに土を触った感じ気持ちよくて癒されました。
私は一輪挿しを2つとおちょこを作りました。完成は一か月後。楽しみです。
おちょこは来年の干支の猪を意識して猪目のハート型に。
二枚目の写真は来年の干支が猪ということで作られた猪目柄の器(左)と来年の勅題の器(右)
猪目(いのめ)とは 字のごとく「イノシシの目」を意味し 古来から魔除けのために使われています。
厳島神社の能舞台の猪目を器に描いていらっしゃいます。
来年の勅題が「光」と発表されたので 金と銀で月と太陽を描かれています。
漆が塗られている貴重な器を見せていただきました。
来年の干支の猪目の器はもう店頭に並んでいます。年始はお正月からお店はあいていますよ。