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真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

ウロコ様(ヨウ)のカバーでいいじゃない 『ガラパゴスでいいじゃない』

2010-12-02 | 読書-エッセイ/小説etc
ガラパゴスでいいじゃない―人生2割がちょうどいい〈Part2〉
岡 康道 小田嶋 隆【著】
講談社 (2010/08/26 出版)

対談の本というものに偏見を持っている。
作家等が原稿用紙を埋める(PCに原稿を打ち込む)のは気合を入れた行為である(筈である?)のに対して、対談といえば、旨いもん食ったり、酒まで飲んじゃったりもしつつリラックスしてくっちゃべった内容を文字に起こしたという、気楽な営みであるんではないか?と素人は思うわけ。

ゆえに、金を出して買うほどのもんでもないんでは?という偏見。
ヒトが飲み食いしながら勝手なことをしゃべったのを買うことに納得感が形成しにくい・・・。

といいつつ、岡-小田嶋組対談と、東海林さだおさんと誰かの対談は許すとしよう。買いはしないけど。

気の置けない友人とどうでもいいことで対談…ということで、「発作的座談会」を思い出した。
が、発作的…のメンバーは戦時中の生まれであったりして、南面堂より一回り年長なのだ。

岡-小田嶋ラインはモロに同世代なので、語られていることがびんびん響く。
共感の嵐!
キャハハと笑って読む。

Webの連載を本にしたもの第2弾ということで、元の記事も健在。
番外編の対談も素敵。

「2割」で戦えば、8割の「負けしろ」が使える
【番外編】内田樹先生×小田嶋隆さん対談【前】


2割の「マンボをやめない人」が、案外でっかいことをやる
【番外編】内田樹先生×小田嶋隆さん対談【後】


息子の「才能を見つける」か、「才能がない人生の愛し方」を教えるか?
【番外編】元横浜ベイスターズ・高木豊さん×岡康道さん対談【前】


負けるときの「筋の通し方」ってあるよね
【番外編】元横浜ベイスターズ・高木豊さん×岡康道さん対談【後】


さらにwebでこんな企画も。
単行本販促企画、反則対談!
ベイスターズ売却!?優勝を目標にしたりするからです!
高木豊×岡康道の「がんばれぼくらのベイスターズ」【前】


あなたは岡田監督と駒野選手を「許し」ますか?
高木豊×岡康道の「かわいそうと言われて喜ぶ選手なんて、いません」【対談後編】


岡氏のご子息だそうで。
岡陸丸氏

同、令兄だそうで。
岡敦氏

※前回に引き続き、岡康道さんの弟、岡敦さんが、みずから被害を受けた「小田嶋隆の“冷笑癖”」に鋭く迫ります

絶妙のタイミングで合の手・突っ込みを入れる清野女史も只者ではない感を醸している、かも。
清野由美さんは数々の人物ルポを手がけ、建築家隈研吾氏との対談本に見られるように人物の本音を引き出すインタビューの達人です

清野由美(きよのゆみ)

対談中で、プロサッカー選手を目指していると記載されていた高木豊さんの子息、J2で活躍中か。凄い凄い!
高木豊氏Jrが兄弟アベック弾!「親父に感謝」

このノリがいいんだよねw
【小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明】
「失言」で辞めたあの人なら、砲撃について何と言うだろう

カバーが鱗みたいで気持ち悪いという向きもあるかもしれない。
そもそも、ガラパゴスというのはカメ=galapago がたくさんいたから名付けられたものなので、ゾウガメのシルエットと鱗状のカバーは意味があるのだね。

西-英辞典
galapago

リクガメを飼っている方のブログ
カメの皮膚



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