藤崎大使ご本人が呼び出された旨語っておられたように理解していたのだが、“国務省のクローリー次官補は会見で「立ち寄った」と言明、呼び出したのではないと述べた”というニュースがありましたとさ。
すみっち通信2009年12月22日 (火曜日):日本メディアは襟を正せ!
~掲載者に対して含むところはない。問題の指摘に感謝している。
米国務次官補:大使「呼び出し」報道を否定
文字化された発表資料でもシドロモドロ感は十分に出ていると思うのだが:
QUESTION: Do you have any readout of the Secretary’s meetings yesterday with the Japanese ambassador? I had heard she called him in to talk about Futenma.
MR. CROWLEY: The – I think the Japanese ambassador came by to see both Assistant Secretary Kurt Campbell, stopped by to see Secretary Clinton. During the course of the meeting, the ambassador gave us an indication that they needed more time to work through issues related to the basing agreement. We continue to believe that the current plan provides the best way forward, but we’ll continue our discussions with Japan on this issue.
QUESTION: You said that – “stopped by.” You wouldn’t describe him as being called in on a --
MR. CROWLEY: All right, let me --
QUESTION: -- day when the government was being closed and --
MR. CROWLEY: He was – I think – my – I mean, he – I don’t think he was called in. I think actually he came to see us.
出所: Daily Press Briefing - December 22 [Part 2]
~和訳して内容を紹介する場合、有効な言葉だけ抽出するのは普通であって問題のある方法とは言えない(通常はね)。
ところが本件の場合、言い淀み、言い直し等々をそのとおりに忠実に和訳するならば、鬼の首を獲ったような紹介にはならないんじゃないかな…。
並んで掲載されている動画を見ると興味深い!
46:20のうち、40:30くらいからが国務長官と日本大使会談(呼び出し/立ち寄り問答)のくだり。
Daily Press Briefing Dec. 22, 2009
U.S. Department of State Daily Press Briefing by Assistant Secretary for Public Affairs Philip Crowley.
資料をぱらぱらとせわしなくめくりながら、目線は下方を中心に彷徨っている(質問者と目が合わないように?)と見えたのだがね。
ク次官補の会見ビデオを見なれているわけではないので何とも言えないが、同じ会見のなかの他の部分に比べても、当該個所は「挙動不審」というほかない。
専門家はどう見るのだろうか?
~「政治・外交の専門家」ではなくて、「ボディランゲージ、無意識の動作の専門家」ね(笑)。
「嘘はつかない」という制限でどこまで凌げるか、さぞ苦しかったんではないかと思ってしまうのは、見る人が素直でないからか。
だいたい、「呼び出したという事実はない(キッパリ)」という言い方はしていないよね。
「呼び出したという風には自分は思っていない」という言い方(ヘドモドした挙句)だよね。
嘘にならないギリギリの線でのがれた(自分がどう思っているかを述べているだけだもん)という受け止め方は、ひねくれ過ぎかな?
まじめな人(たぶん)をあんなに苦しめてしまうのも、ハトが悪いんだけど。
【追記】
その後の情報によると、呼び出しどころか、大使の押しかけに近い「ご挨拶訪問」だったということのようなのだが。
「異例の呼び出し報道」その2 (すみっち通信12/25)
でも、どうして会見であんなにしどろもどろになったのだろう?
すみっち通信2009年12月22日 (火曜日):日本メディアは襟を正せ!
~掲載者に対して含むところはない。問題の指摘に感謝している。
米国務次官補:大使「呼び出し」報道を否定
文字化された発表資料でもシドロモドロ感は十分に出ていると思うのだが:
QUESTION: Do you have any readout of the Secretary’s meetings yesterday with the Japanese ambassador? I had heard she called him in to talk about Futenma.
MR. CROWLEY: The – I think the Japanese ambassador came by to see both Assistant Secretary Kurt Campbell, stopped by to see Secretary Clinton. During the course of the meeting, the ambassador gave us an indication that they needed more time to work through issues related to the basing agreement. We continue to believe that the current plan provides the best way forward, but we’ll continue our discussions with Japan on this issue.
QUESTION: You said that – “stopped by.” You wouldn’t describe him as being called in on a --
MR. CROWLEY: All right, let me --
QUESTION: -- day when the government was being closed and --
MR. CROWLEY: He was – I think – my – I mean, he – I don’t think he was called in. I think actually he came to see us.
出所: Daily Press Briefing - December 22 [Part 2]
~和訳して内容を紹介する場合、有効な言葉だけ抽出するのは普通であって問題のある方法とは言えない(通常はね)。
ところが本件の場合、言い淀み、言い直し等々をそのとおりに忠実に和訳するならば、鬼の首を獲ったような紹介にはならないんじゃないかな…。
並んで掲載されている動画を見ると興味深い!
46:20のうち、40:30くらいからが国務長官と日本大使会談(呼び出し/立ち寄り問答)のくだり。
Daily Press Briefing Dec. 22, 2009
U.S. Department of State Daily Press Briefing by Assistant Secretary for Public Affairs Philip Crowley.
資料をぱらぱらとせわしなくめくりながら、目線は下方を中心に彷徨っている(質問者と目が合わないように?)と見えたのだがね。
ク次官補の会見ビデオを見なれているわけではないので何とも言えないが、同じ会見のなかの他の部分に比べても、当該個所は「挙動不審」というほかない。
専門家はどう見るのだろうか?
~「政治・外交の専門家」ではなくて、「ボディランゲージ、無意識の動作の専門家」ね(笑)。
「嘘はつかない」という制限でどこまで凌げるか、さぞ苦しかったんではないかと思ってしまうのは、見る人が素直でないからか。
だいたい、「呼び出したという事実はない(キッパリ)」という言い方はしていないよね。
「呼び出したという風には自分は思っていない」という言い方(ヘドモドした挙句)だよね。
嘘にならないギリギリの線でのがれた(自分がどう思っているかを述べているだけだもん)という受け止め方は、ひねくれ過ぎかな?
まじめな人(たぶん)をあんなに苦しめてしまうのも、ハトが悪いんだけど。
【追記】
その後の情報によると、呼び出しどころか、大使の押しかけに近い「ご挨拶訪問」だったということのようなのだが。
「異例の呼び出し報道」その2 (すみっち通信12/25)
でも、どうして会見であんなにしどろもどろになったのだろう?