真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『総理の誕生』 (阿比留 瑠比さん 2016年)

2017-02-01 | 読書-現代社会
総理の誕生
阿比留 瑠比【著】
価格 ¥1,512(本体¥1,400)
文藝春秋(2016/12発売)

目次
第1章 実は出世は遅かった
第2章 小泉純一郎という両面教師
第3章 小泉さんは、拉致を分かっていない
第4章 なぜ、一次政権は崩壊したのか
第5章 政治的な死者と言われて
第6章 盟友、中川昭一のこと
第7章 橋下徹コネクション
第8章 経済という切り札
第9章 オバマとの関係はこう詰めた
第10章 安倍の後継者は誰か?

『国際インテリジェンス機密ファイル』さん
◆阿比留瑠比『総理の誕生』を読み解く

「・2012年末の第二次安倍政権発足以降、
計5回にわたり、アメリカのシンクタンクである
戦略国際問題研究所(CSIS)の上級研究員の
エドワード・ルトワックと昼食をともにするなど会談している。」に続くくだりね。

・2人の会談に同席した外務官僚によると、
ルトワックはこう語った。
「私は安倍にいろいろな話をした。
中国の国家主席・習近平についても、
インド首相のモディについてもレクチャーしたが、安倍は全部分かっていた。
安倍に教えることは何もない。
彼はおそらく学問的に戦略論を系統的に学んだわけではないだろうが、
生まれついての戦略家だ」

・この外務官僚が、
「生まれついての戦略家というと、ほかには誰がいるのか」
と尋ねると、ルトワックは少し考えてこう言った。
「英国のウィンストン・チャーチルがいる」

へぇ~。
あのルトワックが、チャーチル並みの生まれついての戦略家だと絶賛しているというのか。

何度も官邸に行っているよね、ということは把握していた(公開されているもんね)。
「2人の会談に同席した外務官僚」も、明記されてるね。

こんな感じ:
2016.10.20 06:49
【安倍日誌】
19日(水)

【午後】0時6分から1時1分、エドワード・ルトワック米戦略国際問題研究所上級研究員と昼食。秋葉剛男外務審議官同席。

2016.11.1 07:21
【安倍日誌】
10月31日(月)

30分、公邸着。エドワード・ルトワック米戦略国際問題研究所上級研究員と会食。外務省の秋葉剛男外務審議官同席。8時27分から28分、ルトワック氏を見送り。

※見送りに出るというのは、最上級の敬意を示しているわけね。
岡崎大使亡き後、ルトワック氏を師匠と定めたのだろう。

チャーチル並みねぇ…。
国会での答弁ぶりなどからは、にわかには…ということなのだけれど、それとこれとは別の能力ということなのかしらん。

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